キリスト教/コプト正教会首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下の週次説教【英語字幕付き】(2019年2月27日)

 キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)の、週次の説教の動画、CYCによる英語字幕付き版です。

 

Christian Youth Channel:
Pope Tawadros sermon 27-2-2019:Be Faithful Until Death – YouTube

 

キリスト教/コンスタンティノープルから認められたほうの「ウクライナ正教会」が、ウクライナ東方典礼カトリック教会の首座/キエフ=ハリチ首位大司教スヴャトスラフ・シェウチューク大司教座下から要請された、聖ソフィア大聖堂の礼拝使用を断ることを決定した模様(2019年3月)

 2019年3月4日、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルに独立正教会として認められたほうの「ウクライナ正教会(AOCU : OCU)」の聖シノドは、キリスト教/東方典礼カトリック教会/ウクライナ東方典礼カトリック教会の首座/キエフ=ハリチ首位大司教スヴャトスラフ・シェウチューク大司教座下(His Beatitude Archbishop Sviatoslav Shevchuk, Major Archbishop of Kiev-Galicia : キエフ大司教 : Archbishop of Kiev)より要請されていた、聖ソフィア大聖堂の礼拝使用を断ることを決定したようです。

 

 (英語)The Autocephalous Church said “no” to the Uniate Archbishop to officiate in Saint Sophia Cathedral – Romfea News

Romfea.newsさんのツイート: "Recent statements of the Synod of the Autocephalous Church of Ukraine which convened today #romfeanews https://t.co/uaLZU7yLqE"

 

 上記、 Romfea 英語版の記事では、ウクライナの国内問題に深刻な影響を与えるという聖シノド側の見解が掲載されています。
 これより前に、シェウチューク大司教座下からの要請に対し、事実上この「ウクライナ正教会」を率いている“フィラレート名誉総主教”は、「東方正教会全体の問題となる」「ローマで東方正教会の首座が礼拝をおこなうようなもの」「プーチンが攻撃してくるかも」なぜか急にヘタレになったようなコメントをしたという情報もありました。東方正教会圏内以外には弱気なのか、とりあえず独立正教会設置にこぎつけて気合が抜けてしまったのか。この間まで世界で最も言論の自由を謳歌する一人だったのにガッカリです(「かわりにワシにバチカンの聖ペトロ大聖堂で礼拝させろ」くらい言ってみたらどうでしょうか)。

 一方、シェウチューク大司教座下は、この聖シノド会合よりも前の話ですが、フィラレート名誉総主教との直接対話で説得できる自信を示していました。会談がおこなわれたのか、これからおこなわれるのかおこなわれないのか、その辺りは不明です。

 シェウチューク大司教座下は、コンスタンティノープルからこの「ウクライナ正教会」に独立正教会として認めるトモスが渡されたことを受けて、ウクライナ東方典礼カトリック教会と合同してウクライナ総主教庁【ウクライナ総大司教庁】を結成し、ローマ及びコンスタンティノープルとのデュアル・コミュニオンに入ることを提案するという、なんとも誰も賛成しそうにない案を披露したりしていますが、この案自体も遡ればコンスタンティノープル側がかつて別の形で示したものが原型となっています。

 

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、ギリシャ正教会の「アポストリキ・ディアコニア」代表団のファナリオン主教アガサンゲロス座下らと会見(2019年2月)

 2019年2月25日、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、キリスト教/東方正教会/ギリシャ正教会に聖シノドに属する「アポストリキ・ディアコニア(Apostolikì Diakonìa : Αποστολική Διακονία)」の訪問を受け、ファナリオン主教アガサンゲロス座下(His Grace Bishop Agathanghelos of Phanarion)らと会見しました。

 フランシスコ教皇聖下は、「フル・コミュニオンへの道にそびえる困難を克服」することを呼びかけることなどを含む挨拶をしたようです。

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco: i discepoli di Cristo non siano prigionieri delle differenze – YouTube

 

 (英語)Pope Francis meets Orthodox Church of Greece delegation | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Pope Francis meets Orthodox Church of Greece delegation – YouTube

 

 (英語:ローマ教皇聖座公式サイト)Audience with a delegation of the “Apostolikì Diakonìa” of the Church of Greece, 25.02.2019
 (英語:バチカンニュース)Pope to Greek Orthodox: ‘we have more in common than what keeps us apart' – Vatican News

 

キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下らとクルト・コッホ枢機卿座下らが会談。年次の文化的な交流に関するもの(2019年2月)

 2019年2月13日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))らは、キリスト教/ローマ・カトリック教会/ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿座下(His Eminence Kurt Cardinal Koch, President of the Pontifical Council for Promoting Christian Unity)らと、年次の文化的な交流に関する会談をおこないました。

 ロシア正教会から、文化評議会議長/プスコフ・ポルホフ府主教ティーホン座下(His Eminence Metropolitan Tikhon of Pskov and Porkhov)、
 ローマ・カトリック教会側からは、ロシア連邦駐箚ローマ教皇大使チェレスティーノ・ミッリョーレ大司教座下(His Most Reverend Excellency Monsignor Archbishop Celestino Migliore, Apostolic Nuncio to Russian Federation : カノーザ名義大司教 : Titular Archbishop of Canosa)らが同席。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Working Group for Cultural Cooperation between the Russian Orthodox Church and the Roman Catholic Church holds its regular meeting in Moscow | The Russian Orthodox Church
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Working Group for Cultural Cooperation between the Russian Orthodox Church and the Roman Catholic Church holds its regular meeting in Moscow / News / Patriarchate.ru

 

 なお、プスコフ・ポルホフ府主教ティーホン座下は、もともとカトリックへの強い批判者であり、カトリックをキリスト教とすらみなしていない主旨の発言を繰り返していましたが、東方正教会で教会分裂が起こった今、立場に変化があるのか注目されます。

 

キリスト教/カメルレンゴにケヴィン・ジョセフ・ファレル枢機卿座下が叙任される(2019年2月)

 キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、ローマ教皇庁信徒・家庭・いのちの部署長官ケヴィン・ジョセフ・ファレル枢機卿座下(His Eminence Kevin Joseph Cardinal Farrell, Prefect of the Dicastery for the Laity, Family and Life)を新たなカメルレンゴに叙任したようです。

 カメルレンゴはローマ教皇の帰天時などの使徒座空位期間に教皇代理としていくつかの権限を持ちます。

 

 (英語:ローマ教皇聖座公式サイト)Resignations and Appointments, 14.02.2019

Appointment of Camerlengo of the Holy Roman Church

The Pope has appointed as Camerlengo of the Holy Roman Church His Eminence Cardinal Kevin Joseph Farrell, prefect of the Dicastery for the Laity, Family and Life.

 

 (英語)Card. Farrell on being named Camerlengo: I accept, if the pope speaks at my funeral | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Card. Farrell on being named Camerlengo: I accept, if the pope speaks at my funeral – YouTube