キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、モルドバ大統領ドドン閣下と会見(2019年4月)

 2019年4月5日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【全ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、ロシア連邦を訪問したモルドバ共和国大統領イーゴル・ドドン閣下(His Excellency Mr Igor Dodon)と会見しました。

 

russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁公式チャンネル):
Святейший Патриарх Кирилл встретился с Президентом Республики Молдова И.Н. Додоном – YouTube

 

Președintele Igor Dodon(イーゴル・ドドン大統領公式チャンネル):
Intrevederea cu Patriarhul Moscovei și al Întregii Rusii Kirill – YouTube

 

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Святейший Патриарх Кирилл встретился с Президентом Республики Молдова И.Н. Додоном / Новости / Патриархия.ru

 (ロシア語:モルドバ大統領府公式サイト)Президент Республики Молдова провел встречу со Святейшим Патриархом Московским и всея Руси — Президентура Республики Молдова
 (ルーマニア語【モルドバ語】:モルドバ大統領府公式サイト)Președintele Republicii Moldova a avut o întrevedere cu Patriarhul Moscovei și al Întregii Rusii — Președinția Republicii Moldova

 

Dodon Igorさんのツイート: "В рамках рабочей поездки в Москву провел встречу со Святейшим Патриархом Московским и всея Руси Кириллом. Получил благословление Его Святейшества Патриарха Кирилла на совершение благих дел для молдавского народа и двусторонних отношений между РМ и РФ.… https://t.co/5JMUoyvTul"

 

Igor Dodon – В рамках рабочей поездки в Москву провел… | Facebook

 

キリスト教/ロシア正教会の聖シノドが、東南アジアにおける総主教代理区の朝鮮主教にクズル・トゥヴァ大主教フェオファン座下(朝鮮人系)を選出した模様(2019年4月)

 2019年4月4日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の聖シノドは、同教会の「東南アジアにおける総主教代理区」に属する朝鮮主教にクズル・トゥヴァ大主教フェオファン座下(His Eminence Archbishop TheophanFeofan】 of Kyzyl and Tuva)を選出したようです。
 フェオファン座下は朝鮮人系の人物の模様。また、下記 OrthoChristian.Com によれば、東方正教会全体で初の朝鮮人系主教だそうです(これに関しては他の情報源は確認していません)。

 

 (他の件を含む聖シノドの決議全体の記事:ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)ЖУРНАЛЫ заседания Священного Синода от 4 апреля 2019 года / Официальные документы / Патриархия.ru

 (英語)Ethnic Korean bishop appointed for Russian Church’s Korean Diocese / OrthoChristian.Com

 

 昨年モスクワがコンスタンティノープルとのフル・コミュニオンを解除する前まで、大韓民国はコンスタンティノープルの管轄権下にあると一般に見なされていました(韓国正教会 or 韓国府主教庁)。
 しかしそのフル・コミュニオン解除後、コンスタンティノープル総主教バルソロメオス聖下の大韓民国訪問時に、韓国正教会は北朝鮮にあるロシア正教会の聖堂を自身の管轄下にあるかのように記載した記念カレンダーを発行し、平壌に駐在するロシア大使が激怒するという一件がありました。また、これは韓国正教会と呼ばれる集団及びコンスタンティノープルが自身の管轄区域が北朝鮮にも及んでいると宣言したようなものであり、であれば「韓国正教会」という名称自体が妥当なものかどうか(韓国だけじゃないなら「朝鮮正教会」のほうが良いんじゃないの?)という疑問も浮かびます。個人的には「正教朝鮮府主教庁」とするあたりが良いように思えますが、そんなに触れる集団でもないので、この話はこれまでにして。いざとなったらコリア正教会とでも。
 一方、ロシア正教会は、コンスタンティノープルに遠慮する必要がなくなったので、「東南アジアにおける総主教代理区」を設置し、さらにその中に四つの教区を設置ししました。その一つである朝鮮教区の長に今回、クズル・トゥヴァ大主教フェオファン座下が叙任されました。大主教なので、朝鮮大主教となりますが、もしかしたら府主教への昇叙があるかもしれません。管轄区域は朝鮮半島ほぼ全域(というか韓国と北朝鮮)になりますが、ソウルに座すのではないかと思います。また、クズル・トゥヴァ教区も当面のところ引き続き管理するようです。

 フェオファン座下を主教に叙聖したのは、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【全ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)をはじめとするロシア正教会の主教のほか、コンスタンティノープルの韓国正教会首座/韓国府主教アンヴロシオス座下(His Eminence Metropolitan Ambrose of Korea)だったようです。
 今回、フェオファン座下とアンヴロシオス座下は管轄区域において対立することになりました。

 

キリスト教/ブルガリア正教会のスタラ・ザゴラ府主教キプリアン座下が、「エルサレムの聖火」受け取り時に、教会法上合法でない“マケドニア正教会-オフリド大主教庁【MOC-OA】”の主教を同行させる予定の模様(2019年4月)

 ギリシャの正教会系メディア Romfea によりますと、キリスト教/東方正教会/ブルガリア正教会のスタラ・ザゴラ府主教キプリアン座下(His Eminence Metropolitan Cyprian of Stara Zagora)とブルガリア共和国首相ボイコ・メトディエフ・ボリソフ閣下(His Excellency Mr Boyko Metodiev Borisov)の会談において、今年の「エルサレムの聖火」の受け取り時に教会法上合法でない“マケドニア正教会-オフリド大主教庁【MOC-OA】”の主教を同行させる方針が決まったようです。
 ブルガリア正教会は、教会法上合法でない MOC-OA との協調姿勢を崩しておらず、 MOC-OA の主教は、ギリシャ共和国と北マケドニア共和国間の国名問題解決に伴い、いずれコンスタンティノープルは MOC-OA を独立正教会として認めるだろうというコメントをしています。

 「エルサレムの聖火」は、東方正教会のエルサレム総主教が「復活教会【聖墳墓教会】」で使用したものを持ち帰って各教会が礼拝に使用するものですが、教会法上合法でない MOC-OA に直接エルサレム総主教側から聖火が渡せるものなのか。直接渡した場合、セルビア正教会がエルサレム総主教庁とのフル・コミュニオンを解除する可能性もあります。

 

 (英語)A “schismatic” bishop of the “Macedonian” Church will attend the ceremony of the Holy Fire – Romfea News

 

Romfea.newsさんのツイート: "Along with the Bulgarian delegation, a Bishop of the so-called “Macedonian” Church will also go to #Jerusalem for the Holy Fire #romfeanews #BulgarianChurch #HolyFire https://t.co/Q0pA7nWZVF"

 

Romfea.news – Along with the Bulgarian delegation, a… | Facebook

 

キリスト教/ブルガリア正教会が、2019年5月に予定されているローマ教皇フランシスコ聖下のブルガリア訪問について、共同礼拝などをおこなうつもりはないことを表明(2019年4月)

 2019年4月3日、キリスト教/東方正教会/ブルガリア正教会は、2019年5月に予定されているキリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)のブルガリア共和国訪問について、共同礼拝などをおこなう予定はないことなど、やや冷淡というか当然というか、そういう表明をしたようです。
 ブルガリア共和国駐箚(マケドニア兼轄)ローマ教皇大使アンセルモ・グイド・ペコラリ大司教座下(Archbishop Anselmo Guido Pecorari : ポプロニア名義大司教 : Titular Archbishop of Populonia)に通知された模様。

 なお、今回の招待はブルガリア共和国によっておこなわれたものであり、教会は関わっていないようです。

 教皇が聖アレクサンドル・ネフスキー大聖堂に入る(入るだけ)ことは可能だし、教皇と聖シノドの会合はおこなわれるようですが、共同礼拝などを拒否、通訳の司祭についても大聖堂の訪問と聖シノドの会合を除いては祝福しない模様。
 当然のことといえば当然なんですが、ローマ教皇がブルガリアの招待でやってくるのに、政府に対して強く出れるほど強いわけでもないブルガリア正教会が、ここまでいってしまって大丈夫かと心配になります。
 とはいえ提案をのんだ瞬間にブルガリア正教会が分裂するかもしれず、東方正教会がムチャクチャになっているこの時期になぜブルガリアはローマ教皇を呼んでしまったのか、と不思議に思う次第です。

 

 (ブルガリア語:ブルガリア正教会公式サイト)Решение на Св. Синод от 02.04.2019 г. относно посещението на папа Франциск у нас

 (英語)Bulgarian Orthodox Church refuses to take part in any services during Pope Francis’s visit – Romfea News
 (英語)Bulgarian Holy Synod takes hard stance against attending any services during Pope Francis’ visit in May / OrthoChristian.Com
 (英語)Decision of the Bulgarian Orthodox Church Holy Synod regarding Pope Francis’s visit ⋆ Orthodoxie.com

 

キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、離任するロシア連邦駐箚ギリシャ大使と会見(2019年4月)

 2019年4月2日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、ロシア連邦駐箚ギリシャ共和国特命全権大使アンドレアス・フリガナス閣下(アンヅレアス・フリガナスAndreas Fryganas【Friganas】ΑΝΔΡΕΑΣ ΦΡΥΓΑΝΑΣ)と会見しました。
 同大使の離任の挨拶の模様。

 大使の任期の間に、ロシア・ギリシャ間では、国家・教会共に面倒ごとが多く発生してあまり解決していません。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Metropolitan Hilarion meets with Greece’s Ambassador to Russia | The Russian Orthodox Church
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Митрополит Иларион встретился с послом Греции в России | Русская Православная Церковь
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Митрополит Волоколамский Иларион встретился с послом Греции в России / Новости / Патриархия.ru

 (英語)Greek Ambassador to Russia met Metropolitan Hilarion of Volokolamsk – Romfea News

 

Romfea.newsさんのツイート: "Metropolitan #Hilarion wished to Andreas Friganas much success in his forthcoming work #romfeanews https://t.co/1qni1zZgE3"

 

Romfea.news – Metropolitan Hilarion wished to Andreas… | Facebook