キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、ムスリム世界連盟事務総長と会見(2019年7月)

 2019年7月23日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【全ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、ムスリム世界連盟事務総長ムハンマド・イブン・アブドゥルカリム・アリーサ博士閣下(His Excellency Dr Mohammad Ibn Abdulkarim Alissaムハンマド・ビン・アブドゥル・カリム・イーサMuhammad bin Abdul Karim Issa)と会見しました。

 ロシア正教会より、モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))が同席。

 

russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁公式チャンネル):
Святейший Патриарх Кирилл встретился с генеральным секретарем Всемирной исламской лиги – YouTube

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Patriarch Kirill meets with Islamic World League Secretary General Muhammad bin Abdul Karim Issa / News / Patriarchate.ru
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Patriarch Kirill meets with Islamic World League Secretary General Muhammad bin Abdul Karim Issa | The Russian Orthodox Church

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Святейший Патриарх Кирилл встретился с генеральным секретарем Всемирной исламской лиги / Новости / Патриархия.ru

 (アラビア語:ムスリム世界連盟公式サイト)‏أكّد معالي أمين عام ⁧رابطة العالم الإسلامي⁩ تقدير الشعوب الإسلامية لجهود الكنيسة الأرثوذكسية الروسية في محاربة الكراهية وتعزيز السلام
 (アラビア語:ムスリム世界連盟公式サイト)البطريرك كيريل مخاطباً د.⁧محمد العيسى⁩ : "إننا معجبون بنشاطكم الملحوظ⁩ ونعترف بدوركم المؤثر على المستوى الدولي
 (アラビア語:ムスリム世界連盟公式サイト)"قمة تاريخية" في مقر الكنيسة الأرثوذكسية بين معالي أمين عام ⁧رابطة العالم الإسلامي⁩ الشيخ د.⁧محمد العيسى⁩ مع بطريرك موسكو وسائر روسيا كيريل الأول

 

Muslim World Leagueさんのツイート: "In #Russia, HE Dr. #MohammadAlissa met with the leader of the Russian Orthodox Church, participating in a valuable exchange on the importance of interfaith dialogue & cooperation in the world today. #MWLinRussia… https://t.co/QjgxXvo6Ea"

 

رابطة العالم الاسلاميさん(@mwlorg) • Instagram写真と動画

 

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キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下「アメリカのトランプ政権による中国製品への課税でアメリカや英語圏でのキリスト教布教は難しくなる」(2019年7月)聖書の多くは中国で印刷されるため

 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))が、アメリカ合衆国のトランプ政権による中国製品への課税で、アメリカや英語圏でのキリスト教布教は難しくなるとコメントしたそうです。

 

 (英語)Interfax-Religion: The Russian Church warns that Trump’s taxes on Chinese goods may lead to crisis of Christian mission in the USA

 

 (英語の)聖書のほとんどが中国で印刷されているそうですが……。
 なるほどねえ!
 いや本当かどうかはわかりませんが……。初めて聞いた話ですので。

 

 それはともかく、トランプ大統領に「おまえもキリスト者なら聖書だけは貿易戦争から除外しろ」と要求してみたらいいんじゃないでしょうか。
 そしてトランプ大統領の保有する聖書もメイド・イン・チャイナの可能性があります。

 

キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、モンテネグロ駐箚のロシア大使(新任)と会見(2019年7月)

 2019年7月15日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、新任のモンテネグロ駐箚ロシア連邦特命全権大使ウラジスラフ・ウラジスラヴォヴィチ・マスレニコフ閣下(Vladislav Vladislavovich Maslennikov)と会見しました。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Metropolitan Hilarion meets with Russian Ambassador to Montenegro | The Russian Orthodox Church

 (英語)Metropolitan Hilarion meets with Russian Ambassador to Montenegro – Romfea News

Romfea.newsさんのツイート: "Metropolitan #Hilarion of #Volokolamsk met with #Vladislav #Maslennikov #romfeanews @mospat_ru #Montenegro https://t.co/aJkuHDXxw1"

 

 モンテネグロでは、ジュカノビッチ大統領の方針により、セルビア正教会が弾圧されています。
 コンスタンティノープルは(表向きはどうこう言っていますが)、大統領に同調し教会法上合法でない“モンテネグロ正教会【MOC】”を独立正教会(別に独立していない、コンスタンティノープルに属する最上級自治集団)と認め、セルビア正教会へ教皇的強硬的な態度を取るとみられています。
 ロシア連邦が、この時期に新任のモンテネグロ駐箚の大使としたこの人物が、同地でこのような活動をおこなうかはある程度は注目です。

 

動画:キリスト教/ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)首座/キエフ府主教オヌフリー座下を支持する各独立正教会の主教らと、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会の“内紛”などの話(2019年7月)

 2019年6月25日におこなわれた、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会(モスクワ総主教庁)の管轄下で高度な自治的権限を有するウクライナ正教会の首座/キエフ・全ウクライナ府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan Onufriy of Kiev and All Ukraine)らの礼拝と、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】と“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“内紛”などの映像です。 

 

UOJ I Union of Orthodox Journalists:
Triumph of UOC and disgrace of schismatics: whose prayers are heard by God – YouTube

 

 ぶっちゃけていいますと、モスクワ寄りの映像です。

 冒頭などに登場する、モスクワ総主教庁系ウクライナ正教会およびオヌフリー府主教座下を支持するコメントをしている各独立正教会の主教ら(登場順)は、
 セルビア正教会 …… モラヴィツァ主教アントニイェ座下(His Grace vicar Bishop AnthonyAntonije】 of Moravica : ビデオ内表記【Bishop Anthony of Moravia】)、
 ブルガリア正教会 …… ロヴェチ府主教ガヴリール座下(His Eminence Metropolitan GabrielGavriil】 of Lovech : ビデオ内表記【Metropolitan Gabriel of Lovech】)、
 キプロス正教会 …… タマソス・オレイニ府主教イサイアス座下(His Eminence Metropolitan Isaias of Tamassos and Oreini : ビデオ内表記【Metropolitan Isaiah of Tamassos】)、
 ポーランド正教会 …… ハイノフカ主教パーヴェル座下(His Grace Bishop Paweł of Hajnówka : ビデオ内表記【Bishop Paul of Hainowka】)、
 エルサレム総主教庁 …… ボスラ府主教ティモセオス座下(The Most Reverend【His Emienence】 Metropolitan Timotheos of Bostra)、
 アレクサンドリア総主教庁 …… カルタゴ府主教メレティオス座下(His Eminence Metropolitan Meletios of Carthage)。

 

 “内紛”の話題ですが、すでに今まで取り上げたことが含まれます。
 “フィラレート総主教”の主張、彼自身への破門(Anathema)はもともと成立していないというものも出ています(これは今後一番問題になってくるポイントでしょう)。コンスタンティノープルによる破門の撤回がそもそも不要であったということです。
 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、コンスタンティノープルが、ウクライナの教会法上合法でない主教らを“合法化”してくるという予想をしていました。しかし現時点において、そしておそらく今後も、おこなわれていません。これは、コンスタンティノープルが独立正教会として認めたウクライナ正教会【OCU】には、(フィラレート総主教を除いて)教会法上合法な聖職者が存在しないことを示しています(ただしフィラレート総主教への破門がそもそも成立していないとすれば教会法上合法です)。
 コンスタンティノープルを支持する聖職者・論者の中には、「そもそも独立正教会というのは、コンスタンティノープルから独立しているというわけではない」などという今となってはどーでもいーことをだらだらと述べている方もいますが、教会法上合法な聖職者や使徒継承性について語ってほしいところです。「教会法も使徒継承性もどうでもいい。すべてコンスタンティノープルのその時の気分で決まる。それが東方正教会の教え、古代より伝わる正しい教え、キリスト教だ」とそういうことなんでしょうか? いや、そうなんでしょう。それは過去において東方正教会が主張してきたこととはちと違うと思うので、今年の OCU へのトモス授与に伴い、東方正教会は崩壊し、今は組織を継承していると称する変な集団がいるだけだ、とそう結論付けるしかないのです。
 もちろん、コンスタンティノープルがどうなろうが、他にも教会集団は存在しますし、彼らは OCU を承認していないので、東方正教会が崩壊したなどというのは大袈裟だということは言えるかもしれませんが、その各教会はコンスタンティノープルと縁を切ろうとする気がないどころか(ロシア正教会ですら今より進む気はないでしょう)、「コンスタンティノープルを失ったら我々はプロテスタントと同レベルになってしまう!」と絶叫している有様。

 ウクライナ国内の、教会無法地帯、キリスト教の墓場ぶりは失笑モノであることは確かですが、これは東方正教会の姿そのもの、伝統的なキリスト教の姿そのものであり、キリスト教どころか、キリスト教の聖堂をパクった妙な建物で聖職者なのかなんなのかわからない白人男性(宗教的理由もないのにインド人のおばちゃんとかではいけないというなら、人種差別・性差別の疑いのある行為)に結婚式を執り行ってもらって感動している日本人もまたこの茶番劇から逃げられない状況にあります。キリスト教的伝統を適当に消化して作られている漫画・アニメ・ゲームの類もまた同じですが……。

 結論は特にありませんが、現在の世界は、伝統的なキリスト教の崩壊に伴う巨大な茶番がずっと続いているのではないか、という気がしてきました。
 我々が生きている間にこの茶番は終わらないでしょう。もしや世界はウクライナ化していくのか……。

 

関連:
 キリスト教/ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)による、エルサレム総主教庁ボスラ府主教ティモセオス座下へのインタビュー映像(2019年6月)

 

キリスト教/アレクサンドリア・全アフリカ総主教セオドロス2世聖下が、ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下と会見(2019年6月)

 2019年6月28日、キリスト教/東方正教会/アレクサンドリア・全アフリカ総主教セオドロス2世聖下(His Beatitude Theodoros II, Pope and Patriarch of Alexandria and All Africa)は、ギリシャ共和国にて、同国を訪問中のキリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))と会見しました。

 東方正教会内部の問題について話し合われた模様。

 ギリシャ正教会よりテッサロニキ府主教アンシモス座下(His Eminence Metropolitan Anthimos of Thessaloniki)、
 アレクサンドリア総主教庁より、
 イリノポリス府主教ディミトリオス座下(His Eminence Metropolitan Dimitrios of Irinopolis)、
 ギニア府主教ゲオルギオス座下(His Eminence Metropolitan GeorgeGeorgios】 of Guinea)、
 らが同席。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Patriarch Theodoros of Alexandria and All Africa | The Russian Orthodox Church

 (英語)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Patriarch Theodore of Alexandria and All Africa – Romfea News

Romfea.newsさんのツイート: "Metropolitan #Hilarion and Patriarch T#heodore exchanged opinions on various issues pertaining to the bilateral relations between the Orthodox #Church of #Alexandria and the #Russian #Orthodox #Church #romfeanews @mospat_ru https://t.co/xBbBN0eCWB"