キリスト教/“ウクライナ正教会”の現状と、NHKが“ウクライナ正教会大主教”と呼ぶ人物が実はほとんどの教会に認められていないことについて(2022年9月)

追記(NHK の該当ページがいずれ公開終了になるので、デッドリンクを避けるため記事を縮小します):

  NHK がいう「ウクライナ正教会」、すなわちコンスタンティノープルが2019年に一方的に独立正教会として承認した OCU (Orthodox Church of UKraine)は、現時点(2022年10月31日時点)で
 コンスタンティノープル
 アレクサンドリア総主教庁
 ギリシャ正教会
 キプロス正教会
という、コンスタンティノープルに逆らえない教会(逆らえなかった教会)からしか承認を受けておらず、承認していないのは、
 ロシア正教会の他、
 アンティオキア総主教庁、
 エルサレム総主教庁、
 ジョージア正教会【グルジア正教会】、
 ルーマニア正教会、
 セルビア正教会、
 ブルガリア正教会、
 ポーランド正教会、
 チェコ・スロバキア正教会、
 アルバニア正教会、
 マケドニア正教会-オフリド大主教庁、
 の11の独立正教会教会(=多数派)となっています。
 また、上記の11の独立正教会は OCU を独立正教会として認めていないのみならず、教会法上合法な教会としても認めていないため、これらの11教会にとって OCU の“聖職者”( NHK がウクライナ正教会大主教とした “エフストラティ大主教”や“司祭”らを含む)は聖職者の格好をしたただの平信徒にすぎません(あるいは東方正教会の信者でもありません)。共同で礼拝をおこなうことが出来ないのみならず、エルサレム総主教などは一方的に訪問してきた彼らに会うことを拒否しています。好ましからざる人物あつかいということです(そもそも一方的に訪問してくる時点で失礼ですが)。

 この状況はウクライナ国内にも反映されています。
 もともとロシア正教会系の教会法上合法なウクライナ正教会【UOC = Ukrainian Orthodox Church、今年、状況により仕方なくモスクワからの“独立”を宣言】という別組織があるためです(そもそももともとコンスタンティノープルは UOC を正統だと認めていたんですが……唐突に言うことを変えて、コンスタンティノープルの言うことは絶対だと言い出して、反感を買って、上記の如くの有様)。
 この UOC の主教らは現在でもコンスタンティノープルを含むすべての独立正教会から教会法上合法な聖職者と認められており、また、コンスタンティノープルを含む少数派以外からは、ウクライナの唯一の教会法上合法な教会と認められています(ただし、どちらについても、“独立”の宣言によりモスクワ総主教庁からの扱いがどうなっているかは当方は把握していません)。
 アンティオキア総主教は今年に UOC の首座オヌフリー府主教座下へ支持するメッセージを出しており、エルサレム総主教はかつてオヌフリー府主教を「神がこの難局を乗り越えるために選んだ人物」とまでたたえています。実はアンティオキアとエルサレムの間には管轄権をめぐって争いがありますが、ウクライナにおいてはコンスタンティノープルの強引なやり方を支持しないことで一致しています。

 このようにウクライナにはもともと教会法上合法であり、今も多数の独立正教会から支持されている教会= UOC という組織があるにも関わらず、 NHK はこの現実を無視して報道して、11の独立正教会が支持していない OCU が唯一存在する広範囲な支持を受けている教会であるかのように報道しています(し続けています)。おまえなぜウソをつくんだい?

  NHK のせいか、 OCU を認めていないのはモスクワだけなどという何の根拠もない思い込みを語っている人や、認めない連中はモスクワの信者だけなどと語る人もおりますが、上記のロシア以外の10教会が本当にモスクワの信者とでも思っているのでしょうか? 仮にそうならコンスタンティノープルを追い出すなり、モスクワがトップだと宣言するなりしても差し支えないでしょうに。なんでそうしないんですか? 現実は「コンスタンティノープルがルール違反なことをしたが、さすがにコンスタンティノープルを追放することは不可能なので、その決定(= OCU )に反対したりスルーしたりしている」という状況です。
(個人的にはコンスタンティノープルの行動は完全に異端なので破門するべきと思ってますし、そうしないのならば東方正教会はもはや古代から続く使徒継承教会と見なせません。カトリック教会は彼らを「プロテスタント」か「キリスト教に含まれない宗教団体」のどちらかに分類しなおすべきです)

 つまり、 NHK の報道は、特定の宗教の現状に関して異論が噴出し、それが原因でウクライナ社会の分断が深まった/深まり続けているのに、その現実を無視した極めて不誠実で一方的な前提にもとづいているものであるといえます(いちおう言っておきますと、教会法や聖職者の地位以外の内容部分、ロシアの行動を取り扱った部分について批判や否定をしているわけではありません)。
  NHK には、他の立場の人々はまったく見えてない、というのはいつものことかもしれませんが。
関連:
 インタビュー記事(イタリア語):キリスト教/リヴィウ大司教ミェチスワフ・クシツキ座下「ロシアの言語と教会を禁止するのは間違い」(2022年11月)
※ウクライナ国内のロシア語話者とロシア正教会系(再度言いますが今年やむなく“独立”を宣言)の UOC の置かれている立場を憂慮しているポーランド人のカトリック大司教によるインタビュー記事です。
※なお、当然のことながら、 UOC はもともとウクライナの唯一の教会法上合法な教会なので、ロシア語話者しか信徒がいないわけではありません。

  NHK は21世紀に入っても、ロシア語講座の母国語講師にウクライナ人を起用するなどロシアとウクライナを適当に、あるいは「兄弟国」として扱い、いざ状況が変わればまた別の方向へ雑なことをおこなっているように見えます。“キエフ”を“キーウ”に(説明なしに唐突に)変えるのはまだしも、ロシア語話者のウクライナ人がいないかのような報道が散見される。「ウクライナにナショナリズムが成立しつつある」というような、どこが?、というような。今、分断まっさかり
 ウクライナにはウクライナ語話者とロシア語話者がいるが(他にもいますが)、どっちにせよウクライナはロシアとは別の国だという、当たり前の前提から、バランスの取れた報道をなぜしないのか。まあこれもいつものことなんでしょう。他の分野でもこんなもんなんでしょう。

 雑な行動の結果、コンスタンティノープルは調停者役としての資格を失いつつあります。教会の本拠地別でいえばギリシャとキプロスとトルコ(コンスタンティノープル=イスタンブール)とエジプト(=アレクサンドリアがある)しか従っていない。

 また、コンスタンティノープルが、もともとモスクワ総主教庁系の UOC を正統と認めていたことも考えてみれば、 OCU をあっさりと見捨てて処分する可能性すらあります。一般常識として、自分たちが重要としてきたルールについて適当なことを言いだした宗教団体なんてなんにも信用できないんですよ。次にどんないい加減なことを言い出すかわかったものではない。

追記:
 なお、ギリシャ人系の人々が、たいして確認もせずに他の人々に対してきわめて雑に行動している例は他にもありました。
 キリスト教/キプロス大主教クリソストモス2世座下が、“北キプロス・ロシア正教会”を批判(2019年8月)在外ロシア正教会と、在外ロシア正教会から分離した(通称)“アガファンゲル・シノド”の区別がついていないのでは……

 

追記2:
 ローマ教皇聖座と中華人民共和国の司教任命に関する暫定合意がさらに2年間延長(2022年10月)
 上記からリンクしたバチカンニュース英語版の記事(Cardinal Tagle: A decision to safeguard apostolic succession for Chinese Catholics – Vatican News)で、フィリピンのタグレ枢機卿座下は、カトリック教会・教皇と、営利企業とその CEO の比較のたとえを出した後、この二つが同じようなものであるということを否定し、司教(ビショップ)ひとりひとりが使徒の継承者であることを強調、それを維持することの必要性を説いています。
 そうでなければ、秘跡(秘蹟)は有効にならず、よって使徒継承性を満たす司教を中国に存在させ、信徒に有効な秘跡を受け続けさせるために、バチカンは中華人民共和国と(いやいやながら)合意を結んでいるわけです。

 コンスタンティノープルにこのレベルの行動はまったくありません(バチカンがやったような意味のある行動を何ひとつしていない)。よって OCU の“聖職者”は聖職者ではないですし、彼らのおこなう秘跡は無効です(11の独立正教会にとって)。
 中国の司教は聖職者なのでその秘跡は有効ですが。
 ローマとコンスタンティノープルのこの違い!

 使徒継承は、ローマ・カトリック教会、東方正教会、オリエント正教会、アッシリア東方教会、つまり古代から続く各教会に共通する根本的なルールといってもいいほどです。
 コンスタンティノープルは OCU の承認によって、使徒継承を否定したようなものです。
 タグレ枢機卿座下のコメントを読んだ後では(あるいはその前でも)、カトリックと現在の東方正教会を同格に並べるなど使徒に対して失礼としか言えません。

 なお、ここまで読んで「さすがにそこまでの無理矢理な行動をしたとは思えないのだが」という方もおられるでしょう。
 公平に言えば、彼らがウクライナの教会法上合法でない勢力の状況について正しくない情報を伝えられていた可能性は高い=ある程度はだまされてやってしまった可能性もあります。また OCU の(現在の)“主教”らが自分たちの状況について正しく理解していなかった可能性すらあります。
 ただ結局のところ、現在に至っても11の独立正教会が承認していないという状況を見れば結論は出ているのではないですか?

 

 そういうわけで。
 「コンスタンティノープルが認めたんだから正統性がある」などというのは理屈のうちにも入っておらず、「社長が決めてんだから黙って従えよバーカ笑」というレベルの悪口・おどしでしかありません。
 キリスト教と関係ありません
 使徒と関係ありません
 神と関係ありません
 単なる政治力にぎってる人間によるパワハラの類。だから従う必要がないので、11の独立正教会は従っていない。そもそもルール違反に従う必要はない。
 おまけに前述したように、一晩で違うことを言い出す可能性もある。
 だまされてやってしまった可能性もある。

 

 以上、ここまで言い切っていいのかというほど書きましたが、おそらくこれが当事者でない人物が指摘する中では極論ということになるでしょう。
 極論に従う必要は当然ないので(従っても特に行動しなければ問題ありませんけど)、もし興味があるならば、ご自身で調べて結論を出されるのが良いと思います。
 間違いなく NHK は調べてませんので。

 

追記(2022年11月):
 コンスタンティノープルの司祭(掌院)がテッサロニキ神学校で提出した論文に対して、反論する形でアルバニア正教会の聖シノドが声明を発表。あらためてコンスタンティノープルの行動を批判、 OCU は教会法上合法でない、その“主教”は主教ではないと指摘するような形となっています。
 論文の中身でアルバニア正教会に触れられている事柄が不正確で誤解を招くとしての発表のようです。
 (ギリシャ語:アルバニア正教会 公式サイト)Σχετικά μέ τή μεταπτυχιακή ἐργασία τοῦ Ἀρχιμανδρίτoυ π. Γρηγορίου Φραγκάκη γιά «τό ἐν Οὐκρανίᾳ ἐκκλησιαστικό ζήτημα». – Ορθόδοξος Αυτοκέφαλος Εκκλησία της Αλβανίας
 (英語:アルバニア正教会 公式サイト)Regarding the Master’s Paper Of the Archimandrite Fr. Grigorios Frangakis On “The Ecclesiastical Issue in the Ukraine”. – Orthodox Autocephalous Church of Albania

※アルバニア正教会の公式サイト、あまり更新の無い英語版にも掲載されました。
 英語版も掲載したのは、読める人の多い英語版を掲載しておかないといけないとの判断でしょう。
 コンスタンティノープルの聖職者が唐突に新発明した神学的珍論(一部は完全に歴史の歪曲を含む)に対応するむなしさが感じられるとても良い文章だと思います。いや本当に。

キリスト教/ジョージア総主教【グルジア総主教】イリア2世聖下が、ジョージア首相に再任されたイラクリ・ガリバシヴィリ閣下と会見(2021年3月)首相は、総主教と教会への全面支持を約束

 2021年3月2日、キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia)は、ジョージア総主教庁にて、2月にジョージア首相【グルジア首相】に再任されたイラクリ・ガリバシヴィリ閣下(Irakli Garibashvili)と会見しました。

 首相は総主教への敬意を表明し、現在、総主教や教会へおこなわれている「前例のない」批判・非難に対し容認できないことと総主教や教会への支持を言明しました。

※具体的になんの件だかよくわかりませんが……。

 

Georgian Government(ジョージア政府【グルジア政府】公式サイト):
შეხვედრა სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქთან – YouTube

 

 (英語:ジョージア政府【グルジア政府】公式サイト)Government of Georgia – Appearance 2021 | Irakli Garibashvili: Once again, I expressed my great respect, modesty and admiration to our Patriarch. We witnessed an unprecedented attack against the Church and Patriarch himself, which is absolutely unacceptable!

 

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア正教会 総主教庁 公式サイト)საქართველოს საპატრიარქო | სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქი პრემიერ-მინისტრ ირაკლი ღარიბაშვილს შეხვდა

საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური გვერდი❳ | Facebook

 

 (英語:ルーマニア正教会通信)Georgian PM condemns "unprecedented attack" against Patriarch Ilia and the Orthodox Church – Basilica.ro

キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、アメリカ正教会【OCA】のポドヴォリエ(東方正教会の大使館的権能を持つ)でもある聖堂で礼拝をおこなう(2020年12月)

 2020年12月7日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、キリスト教/東方正教会/アメリカ正教会【OCA】のポドヴォリエでもある聖エカテリナ聖堂にて、聖大致命女エカテリナの祭日の礼拝をおこないました。
 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会よりモラヴィツァ主教アントニイェ座下(His Grace vicar Bishop AnthonyAntonije】 of Moravica)ほか、チェコ・スロバキア正教会、ジョージア正教会【グルジア正教会】などから神品(聖職者)が参列したようです。
 また、アメリカ正教会【OCA】の首座/ワシントン大主教、全アメリカ・カナダ府主教ティーホン座下(His Beatitude Metropolitan Tikhon of All America and Canada, Archbishop of Washington)よりメッセージが届いたようです。

 

 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式サイト)On commemoration day of St. Catherine, Metropolitan Hilarion of Volokolamsk officiated at the Church of St. Catherine the Great Martyr In-the-Fields  the representation of the Orthodox Church in America / News / Patriarchate.ru

 

 (ロシア語:聖エカテリナ聖堂 公式サイト)07.12.2020 г. СВЯТАЯ ВЕЛИКОМУЧЕНИЦА ЕКАТЕРИНА. ПРЕСТОЛЬНЫЙ ПРАЗДНИК | Храм Святой Великомученицы Екатерины на Всполье

 

Храм святой великомученицы Екатерины на Всполье – 07.12.2020 | Facebook

 

Поздравление Блаженнейшего Митрополита… – Храм святой великомученицы Екатерины на Всполье | Facebook

 

キリスト教/東方正教会の首座らが、永眠したキリスト教/セルビア総主教イリネイ聖下への弔意を表明(2020年11月)

※情報が出たのを見つけたら追加します。

 

 キリスト教/東方正教会の首座らが永眠したキリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)への弔意を表明しています。

 

 (セルビア語:セルビア正教会 ザグレブ=リュブリャナ府主教庁 公式サイト)Помјесне Цркве жале за Патријархом Иринејем – Митрополија загребачко-љубљанска
※個別記事を見つけられなかった方々(コンスタンティノープル、アレクサンドリア、アテネ)も含んでいます。

 

キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East):

البطريرك يوحنا العاشر معزياً ببطريرك… – Antioch Patriarchate | Facebook

 

キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : カエサレア・カッパドキアエ座代行 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church):

TRINITAS TV:
Mesaj de condoleanțe transmis Sfântului Sinod al Bisericii Ortodoxe Sârbe – YouTube

 (英語:ルーマニア正教会通信)Patriarch Daniel sends condolences to Serbian Holy Synod after repose of Patriarch Irinej – Basilica.ro

Basilica.ro (EN)さんはTwitterを使っています 「Patriarch Daniel sends condolences to Serbian Holy Synod after repose of Patriarch Irinej https://t.co/JWEqfWbZ8M https://t.co/Hdlrw8YkCv」 / Twitter

His Beatitude Patriarch Daniel expressed… – Basilica News Agency | Facebook

 

キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教キリイル総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】):

 (セルビア語:セルビア正教会モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Његова светост Патријарх московски и цијеле Русије Кирил изразио је саучешће у вези са уснућем Његове светости Патријарха српског Иринеја | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

※今のところ、ロシア正教会のサイトで弔意の表明を見かけませんが、見落としているかもしれません。

 

キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で高度な自治的権限を有するウクライナ正教会の首座/キエフ・ウクライナ全土府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan OnufriyOnufry】 of Kiev and All Ukraine):

 (ウクライナ語:ウクライナ正教会 公式サイト)Співчуття Предстоятеля УПЦ Священному Синоду Сербської Православної Церкви з приводу кончини Святішого Патріарха Іринея – Українська Православна Церква

Соболезнование Предстоятеля УПЦ… – Українська Православна Церква | Facebook

 

キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自主的に行動している在外ロシア正教会【ROCOR】の首位、米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Eastern America & New York):

 (英語:在外ロシア正教会【ROCOR】公式サイト)The Russian Orthodox Church Outside of Russia – Official Website | His Eminence Metropolitan Hilarion of Eastern America and New York sends condolences to the Holy Synod of the Serbian Orthodox Church on the repose of His Holiness Patriarch Irinej
 (英語:在外ロシア正教会米国東部教区公式サイト)Metropolitan Hilarion sends Condolences to Holy Synod of Serbian Orthodox Church on Repose of His Holiness, Patriarch Irinej | Eastern American Diocese of the Russian Orthodox Church Abroad

 

キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治的な権限を持つ西欧ロシア正教会大主教区の首座大主教/ドゥブナ府主教ジャン座下(イオアン大主教 : His Eminence Metropolitan JeanJohn】【Ioan】【Ioann】 of Dubna, Archbishop of the Russian Orthodox Churches in Western Europe):

 (フランス語:西欧ロシア正教会大主教区 公式サイト)Archevêché des églises orthodoxe de tradition russe en Europe occidentale – Lettre de condoléances de Mgr Jean de Doubna pour le décès du Patriarche Irénée de Serbie

 

キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia):

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア正教会 総主教庁 公式サイト)საქართველოს საპატრიარქო | სამძიმარი სერბეთის პატრიარქის, უწმინდესი ირინეოსის გარდაცვალების გამო

საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური გვერდი❳ | Facebook

 

キリスト教/東方正教会/ポーランド正教会の首座/ワルシャワ・全ポーランド府主教サワ座下(His Beatitude Metropolitan Sawa of Warsaw and All Poland):
 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Митрополит варшавски и све Пољске Сава: Саучешће поводом упокојења Патријарха Иринеја | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

キリスト教/東方正教会/チェコ・スロバキア正教会の首座/チェコ・スロバキア府主教ラスティスラフ座下(プレショフ大主教 : His Beatitude Metropolitan Rastislav, Archbishop of Prešov, Primate of the Orthodox Church of the Czech Lands and Slovakia):

 (スロバキア語:スロバキア正教会 公式サイト)KONDOLENCIA SVÄTÉMU ARCHIJEREJSKÉMU SNEMU SRBSKEJ PRAVOSLÁVNEJ CIRKVI – Oficiálna stránka – Pravoslávnej cirkvi na Slovensku

Pravoslávna cirkev na Slovensku | Facebook

 

キリスト教/東方正教会/アメリカ正教会【OCA】の首座/ワシントン大主教、全アメリカ・カナダ府主教ティーホン座下(His Beatitude Metropolitan Tikhon of All America and Canada, Archbishop of Washington):

 (英語:アメリカ正教会【OCA】公式サイト)Metropolitan Tikhon Sends Condolences on the Falling Asleep of Serbian Orthodox Patriarch Irinej – Orthodox Church in America

Orthodox Church OCAさんはTwitterを使っています 「Metropolitan Tikhon Sends Condolences on the Falling Asleep of Serbian Orthodox Patriarch Irinej https://t.co/00UiVSf7uD https://t.co/AgqR0QL6NX」 / Twitter

Orthodox Church in America | Facebook

 

キリスト教/東方正教会/ブルガリア正教会の首座/ブルガリア総主教・ソフィア府主教ネオフィット聖下(His Holiness Patriarch Neophyte【Neofit】 of Bulgaria, Metropolitan of Sofia):

 (ブルガリア語:ブルガリア正教会 総主教庁 公式サイト)Новини | Съболезнователен адрес на Негово Светейшество Българския патриарх Неофит по повод кончината на Сръбския патриарх Ириней

Българска православна църква – Българска патриаршия | Facebook

 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Саучешће бугарског патријарха Неофита поводом смрти патријарха Иринеја | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

キリスト教/東方正教会/アルバニア正教会の首座/ティラナ・ドゥラス大主教アナスタシオス座下(His Beatitude Archbishop Anastasios of Tirana and Durres, Primate of Albania):

 (英語:アルバニア正教会 公式サイト)Letter of condolences to the Orthodox Church of Serbia – Orthodox Autocephalous Church of Albania

 

世界教会協議会【WCC】事務総長【総幹事】代行ヨアン・サウカ座下(The Reverend Professor Dr Ioan Sauca):
※ルーマニア正教会の信徒(?)ではないかと思います。

 (英語:世界教会協議会【WCC】公式サイト)WCC mourns loss of His Holiness Patriarch Irinej, head of Orthodox Church of Serbia | World Council of Churches

World Council of Churches (WCC)さんはTwitterを使っています 「In a letter of condolence to the Holy Synod of the Serbian Orthodox Church, World Council of Churches interim general secretary Rev. Prof. Dr Ioan Sauca expressed sadness at the passing of His Holiness Patriarch Irinej, head of Orthodox Church of… https://t.co/70TfSnfGhV #WCC https://t.co/k0N7jIucCj」 / Twitter

WCC mourns loss of His Holiness… – World Council of Churches | Facebook

 


ローマ・カトリック教会/

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis):

 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Папа Фрања: Патријарх Иринеј је био човек вере и дијалога | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

 ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿座下が、永眠したセルビア総主教イリネイ聖下への弔意を表明(2020年11月)

 

キリスト教/ローマ・カトリック教会/ザグレブ大司教ヨシプ・ボザニッチ枢機卿座下(His Eminence Josip Cardinal Bozanić, Archbishop of Zagreb):

 (クロアチア語:ザグレブ大司教区 公式サイト)Sažalnica kardinala Josipa Bozanića, nadbiskupa zagrebačkog u povodu smrti patrijarha Irineja – Zagrebačka nadbiskupija

 (クロアチア語)Sažalnica kardinala Josipa Bozanića u povodu smrti patrijarha Irineja – IKA

 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Kардинал Бозанић изразио саучешће Синоду – Митрополија загребачко-љубљанска

 

キリスト教/ローマ・カトリック教会/クロアチア司教協議会議長のザダル大司教ジェリミール・プルジッチ座下(Archbishop Želimir Puljić, Archbishop of Zadar):

 (クロアチア語:ザダル大司教区 公式サイト)Sućut Srpskoj pravoslavnoj Crkvi predsjednika HBK, nadbiskupa Puljića, povodom smrti patrijarha Irineja – Zadarska nadbiskupija
 (クロアチア語)Sažalnica predsjednika Vijeća HBK za ekumenizam i dijalog u povodu smrti patrijarha Irineja – IKA
 (クロアチア語:クロアチア・セルビア東方典礼カトリック教会 公式サイト)SUĆUT PREDSJEDNIKA HBK I ZADARSKOG NADBISKUPA MONS. ŽELIMIRA PULJIĆA U POVODU PREMINUĆA PATRIJARHA SPC IRENEJA
 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Саучешћа католичких (над)бискупа из Хрватске и Словеније – Митрополија загребачко-љубљанска

 

キリスト教/ローマ・カトリック教会/バール大司教ルロク・ジョンレシャジ座下(コトル使徒座管理 : Archbishop Rrok Gjonlleshaj, Archbishop of Bar, Apostolic Administrator of Kotor):

 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Писмо саучешћа барског надбискупа поводом смрти Патријарха Иринеја | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 


プロテスタント/
スロベニア・アウグスブルク信仰告白福音教会監督レオン・ノヴァク座下(Leon Novak):
 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Саучешћа протестантских цркава – Митрополија загребачко-љубљанска

 

キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局副局長のレオニード大主教座下が、アレクサンドリア総主教庁の100人を超える神品(聖職者)がロシア正教会の管轄下に移ることを望んでいると発言(2020年11月)

 ロシアの正教会系メディア「Orthodox Christianity」が、インタビュー動画の内容として報じているところによりますと、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局副局長のウラジカフカス・アラン大主教レオニード座下(His Eminence Archbishop Leonid of Vladikavkaz and Alan, Deputy Chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))が、キリスト教/東方正教会/アレクサンドリア総主教庁の100人を超える神品(聖職者)が、ロシア正教会の管轄下に移ることを望んでいると発言したようです。

 ロシア正教会は、アレクサンドリア総主教とはコミュニオンを解除していますが、それはそれとしてアフリカ全土をアレクサンドリア総主教庁の管轄権下にあると過去に認めてしまっているため、これを実行に移すには理屈と実現能力が必要になるでしょう。

 

 (英語)Hundreds of clergy of Patriarchate of Alexandria want to join Russian Church due to Ukraine crisis, says DECR rep / OrthoChristian.Com
 (英語)ROC DECR: Hundreds of clergymen of Alexandrian Church want to be in the ROC – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 

 経緯全体の説明は割愛してアレクサンドリア総主教個人の問題に移りますが、モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会を支持すると言っていたのをいきなり翻したあげく、キプロスでは現地の府主教に対して祈祷でコンスタンティノープル系ウクライナ正教会の首座の名前をあげないと約束していたのにあげたり(つまり平然と特定個人の面前でその人に対して嘘をついたり)、もうどうでもいい人の一人です。

 また、この問題とは関係ありませんが、「アフリカのどこへいっても人々が自分のことをホワイト・ファーザー(White father)と歓迎してくれる」と発言するなど、このご時世に思考が大丈夫なのかと思われる部分すら出てきています(あるいはアフリカ人たちからはカトリックの伝道師集団の一員と思われているのかもしれません)。

※冷淡に言ってしまいますと、ロシアとの関係が長いはずなのにロシア語は挨拶が少しできる程度という点からみて、大昔の、植民地に赴任したけど植民地の人々とまともに触れ合わず、勝手な思い込みだけで終わっていた本国人のような人ではないかという気がします。

 

 なお、ロシア正教会のレオニード大主教ですが、アルゼンチン・南米主教として外国に飛ばされたり、ウラジカフカス・アラン主教・大主教として北オセチア・南オセチアのあたりで難しい活動に携わったり、オリエントの教会への使者の一員として折衝にあたったり、アレクサンドリア総主教庁への代表として赴任したりしていたようです。
 英語・ギリシャ語およびエジプト方言のアラビア語を話せるそうで、普通仕事するならこうだよなあと思わされます。