キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、アッシリア東方教会首座/カトリコス=総主教 アワ3世 聖下と会見(2023年10月)

 2023年10月31日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教キリイル総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、同地を訪問したキリスト教/東方教会(景教、通称:ネストリウス派、など)/アッシリア東方教会の首座/第122代カトリコス=総主教“マル”・アワ3世ロイェル聖下(His Holiness Mar Awa III Royel, The Catholicos-Patriarch of the Assyrian Church of the East)と会見しました。

 ロシア正教会側から、モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)ら、
 アッリシア東方教会側から、
 シリア府主教“マル”・アフラム・アトゥネイル座下(アプリム・ナタニエル : His Eminence Mar Afram Athneil, Metropolitan of Syria)
 イラン・ジョージア・アルメニア主教“マル”・ナルサイ・ベンヤメン座下(ナルサイ・ベンジャミン : His Grace Mar Narsai Benyamen, Bishop of Iran, Georgia and Armenia)
 サマノ・オディショ師(Reverend Chorbishop Samano Odisho
 らが同席。

 

russianchurch(ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式チャンネル):
Святейший Патриарх Кирилл встретился со Святейшим Католикосом-Патриархом Мар Авой III – YouTube

 

 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式ウェブサイト)His Holiness Patriarch Kirill met with the Primate of the Assyrian Church of the East / News / Patriarchate.ru

 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 渉外局 公式ウェブサイト)His Holiness Patriarch Kirill met with the Primate of the Assyrian Church of the East

‎ܬܦܩܠܗ… – His Holiness Catholicos-Patriarch Mar Awa III | Facebook

イーロン・マスクが、タッカー・カールソンによるインタビュー動画をリポスト、5000万 近くの閲覧数(2023年10月)

 タッカー・カールソンTucker Carlson)によるインタビュー動画、内容は、ウクライナの政権がキリスト教のウクライナ正教会(UOC)を弾圧している、というようなものです。

 イーロン・マスクによるリポストが(当たり前ですが)ものすごく閲覧されております。
 閲覧数は動画再生数や最後まで動画を見た人を示すわけではありませんが、この記事を書いている時点でも 5000万 に迫っています。
 もっとも、これによる影響があるのかどうかは、当方には判断できかねます。

 

XユーザーのElon Muskさん: 「Priests are being imprisoned?」 / X

 

関連:
 Fox Newsのコメンテーターによる、「ゼレンスキー大統領は『修道院を襲撃』『聖堂を占領』『司祭を逮捕する』男」と語る映像(2022年12月)
 Fox Newsのコメンテーターによる、ゼレンスキー大統領がキリスト教徒を乱暴に扱っているとの主張(2022年12月)

キリスト教/ロシア正教会の、アフリカにおける総主教代理代行にザライスク主教コンスタンティン座下が任命される(2023年10月)

 2023年10月11日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会のアフリカにおける総主教代理の代行にザライスク主教コンスタンティン座下(His Grace Bishop ConstantineKonstantin】 of Zaraisk)が任命されました。

 クリン府主教レオニード座下(His Eminence Metropolitan Leonid of Klin, Patriarchal Exarch of Africa)は、総主教代理としては退任となります。

 

 (英語:アフリカにおける総主教代理庁 公式ウェブサイト)Acting Patriarchal Exarch of Africa appointed – Exarchate of Africa

キリスト教/ラトビア正教会の代表団が、モスクワ総主教庁より聖油を受け取る(2023年10月)

 2023年10月5日~10月7日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治的な権限を行使するラトビア正教会(ただし国内の政治の要求により独立正教会であることを宣言)の代表団が、ロシア連邦のモスクワを訪問したようです。

 一行は、ロシア正教会の高位の聖職者のうち、
 クルチツィ・コロムナ府主教パーヴェル座下(His Eminence Metropolitan Pavel of Krutitsa and Kolomna)、
 ヴォスクレセンスク府主教ディオニシー座下(His Eminence Metropolitan DionysiusDionisiy】 of Voskresensk)、
 モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)、
 らと会談したようです。

 

 (ロシア語:ラトビア正教会 公式ウェブサイト)Встреча в Отделе внешних церковных связей. | Официальный сайт Латвийской Православной Церкви

 

 また、モスクワ総主教庁より聖油を受け取っていることが、最後のパラグラフにさりげなく書かれています。

 この辺りの理屈がまったくわからないと、訪問して何か受け取って帰った、というだけのことになりますが。

 

 (英語)Latvian Church receives Chrism from Moscow just months after consecrating bishop without Moscow’s blessing / OrthoChristian.Com

 

 上記の記事にあるように、この聖油を受け取るという行為は、自らが渡す相手の教会の一部であることを示す、というのがロシア正教会の見解です。
 一方、これもまた上記の記事にあるように、コンスタンティノープルは他の独立正教会にも渡しています(コンスタンティノープルにとって他の独立正教会というのがどういうものなのかもうわからなくなっていますが、それはともかく)。

 ラトビア正教会は、ロシア正教会から許可を得ずに主教の叙聖をおこないました。

関連:
 キリスト教/ロシア正教会から、分離して独立正教会であることを宣言したラトビア正教会が独自に主教を叙聖(2023年8月)ロシア正教会の聖シノドは反発

 この件に関する審議がおこなわれますが……。

 仮に主教叙聖が後付けで承認されるとなると、聖油を受け取っていることを含め、ロシア正教会側から見てラトビア正教会は変わらずロシア正教会の一部であり、問題はあったが後から(ある程度は)修復されているし、残りも後からどうにでもなるということになるのではないでしょうか。

 ラトビア正教会側がどう考えているかはわかりませんが、ラトビアの政治家の目を欺いて教会独立偽装をおこなっておりロシア正教会から独立するつもりはさらさらないか、あるいは情勢がどうなってもいいようにできるだけ綱渡りをしているのか。

着座式(2023年10月22日):キリスト教/日本正教会首座/全日本府主教セラフィム座下の着座式

 2023年10月22日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治正教会として活動する日本正教会【日本ハリストス正教会】の新たな首座に選出された(9月28日)日本正教会首座/東京大主教・全日本府主教セラフィム座下(His Eminence Seraphim, Archbishop of Tokyo, Metropolitan of All Japan : 辻永昇つじえ のぼるNoboru Tsujie)の着座式がおこなわれました。
 ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)らが臨席。

 

 2023年10月22日(日)セラフィム府主教着座式 | 日本正教会|ハリストス正教会 The Orthodox Church in Japan

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 公式ウェブサイト)Enthronement of Primate of the Japanese Autonomous Orthodox Church takes place / News / Patriarchate.ru
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 渉外局 公式ウェブサイト)Enthronement of Primate of the Japanese Autonomous Orthodox Church takes place.

 (英語)New primate of Japanese Church enthroned / OrthoChristian.Com
 (英語)Metropolitan Seraphim Enthroned as the Primate of the Japanese Autonomous Orthodox Church

 

関連:
 訃報(2023年8月10日):キリスト教/日本正教会首座/全日本府主教ダニイル座下が永眠(1938~2023)
 キリスト教/日本正教会の新たな首座に、仙台大主教セラフィム座下が選出(2023年9月)