キリスト教/ラテン・エルサレム総大司教ピエールバッティスタ・ピッツァバッラ座下が、感染症が広がる中でのベツレヘムでのクリスマスについて語る(2020年12月)

 キリスト教/ローマ・カトリック教会/ラテン典礼エルサレム総大司教ピエールバッティスタ・ピッツァバッラ座下(His Beatitude Patriarch Pierbattista Pizzaballa, O.F.M., Latin Patriarch of Jerusalem)が、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】が蔓延する中でのベツレヘムでのクリスマスについて語っています。

 Zoomを利用した会合での発言のようです。

 巡礼者がおらず、聖堂などの出入り制限・禁止などがあるため、規模が極めて小さなものになるだろうとし、コミュニティ間の援助や、クリスマス・ミサのオンライン配信について触れています。

 

 (英語)Latin Patriarch of Jerusalem discusses Christmas under Covid in Bethlehem | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Latin Patriarch of Jerusalem discusses Christmas under Covid in Bethlehem – YouTube

 

追記:
 総大司教らは新型ウイルス感染症【COVID-19】で陽性・自主隔離となっているようです。

 (英語)Patriarchate of Jerusalem hit, Pizzaballa positive to covid – General news – ANSAMed.it
 (英語)Holy Land preps for scaled-down Christmas amid COVID-19
 (英語)Holy Land: Six test positive for Covid in Latin Patriarchate | ICN

 

キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下が、永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下の追悼式(2020年11月)

 2020年11月3日、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)は、2020年10月30日に永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮、モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)の追悼式をおこないました。

 

Радио Светигора:
Помен Васељенског патријарха Митрополиту Амфилохију у Цариграду – YouTube

 

 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Патријарх Вартоломеј служио помен Митрополиту Амфилохију у Цариграду | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

 これまで、セルビア正教会のモンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイトには、コンスタンティノープルからの弔意の表明を受けた記載はなく(ギリシャ正教会、キプロス正教会、アレクサンドリア総主教庁、エルサレム総主教庁、も記載なし)、また葬儀においては、ロシア正教会モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会から共同司式でボリスポリ・ブロヴァリー府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Antoniy of Boryspil and Brovary)が臨席したことにより、コンスタンティノープルおよび上記の教会のうちエルサレム総主教庁以外は主教が共同司式をおこなうことができない状態になっていました(コンスタンティノープルはモスクワ総主教庁側からコミュニオンを解除されており、他の教会は首座がコンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】を承認したためほぼ同様)。
 この状況下で、コンスタンティノープルが追悼式をおこなったことと、モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイトがそれを報じた(動画を引用して)ことは、両者とも縁を切るつもりはないということを示しています。
 しかし、北マケドニア共和国(セルビア正教会の管轄権下)の教会法上合法でない“マケドニア正教会-オフリド大主教庁”の承認をめぐって、いずれ決裂する可能性は高いと思われます。
 今回の追悼式が、両者のこの手の付き合いの最後になるかもしれません。

 

関連:
 ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿座下が、永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下への弔意を表明(2020年11月)

 

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、エルサレム総大司教庁使徒座管理ピエールバッティスタ・ピッツァバッラ大司教座下を新たなラテン・エルサレム総大司教に叙任(2020年10月)

 2020年10月24日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、ローマ・カトリック教会/ラテン典礼エルサレム総大司教庁使徒座管理ピエールバッティスタ・ピッツァバッラ大司教座下(ヴェルベ名義大司教 : Archbishop Pierbattista Pizzaballa, O.F.M., Apostolic Administrator of Jerusalem, Titular Archbishop of Verbe)を、新たにエルサレム総大司教(Latin Patriarch of Jerusalem)に叙任しました。

 2016年のフアード・ブートロス・トワル総大司教座下の退任から四年ほど使徒座管理として任をにあたってきたピエールバッティスタ・ピッツァバッラ座下の順当な昇格といえそうです。

 

 (英語:バチカン・ニュース)Pope appoints Archbishop Pizzaballa Patriarch of Jerusalem – Vatican News

 (英語:エルサレム総大司教庁 公式サイト)Archbishop Pierbattista Pizzaballa appointed Latin Patriarch of Jerusalem

 (英語)Pope Francis names new Latin Patriarch of Jerusalem

 

Latin Patriarchate of JerusalemさんはTwitterを使っています 「Archbishop Pierbattista Pizzaballa appointed Latin Patriarch of Jerusalem. https://t.co/GDgN8cVGXx https://t.co/rqxU1dHlpV」 / Twitter

 

Archbishop Pierbattista Pizzaballa… – Latin Patriarchate of Jerusalem | Facebook

 

Latin Patriarchate – Jerusalem(@latinpatriarchate) • Instagram写真と動画

 

 (英語:エルサレム総大司教庁 公式サイト)Patriarch Pierbattista Pizzaballa sends greetings to Jerusalem Diocese

 

Latin Patriarchate of JerusalemさんはTwitterを使っています 「Patriarch Pierbattista Pizzaballa sends greetings to Jerusalem Diocese https://t.co/tO8l6MUxnM https://t.co/10sQanp8jT」 / Twitter

 

Dear beloved, Four years ago, at the… – Latin Patriarchate of Jerusalem | Facebook

 

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60歳(2020年10月17日):キリスト教/“在外ロシア正教会アガファンゲル・シノド【ROCOR (A)】”の“ロマン主教”が60歳に

 2020年10月17日、キリスト教/東方正教会の教会法上合法でない集団、または単に主流ではない集団のひとつ“在外ロシア正教会アガファンゲル・シノド”【ROCOR (A)】の“ロマン主教”(ハイファ主教ロマン座下 : His Grace Bishop Roman of Haifa)が60歳を迎えたようです。

※通常、この程度(主流でない集団の首座ではない人物の誕生日)のことでは記事を出しませんが、この人物は、解任された前エルサレム総主教イリネオス1世から叙聖を受けていると同シノドは主張しており、エルサレム総主教庁による同・元総主教の修道士への降格撤回時には祝賀を表明していました。そういうこともあり、動静に注目しています。

 

Агафангел митрополит(アガファンゲル府主教 公式チャンネル):
РПЦЗ Епископу Роману исполнилось 60 лет – YouTube

 

キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下とアルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン座下の会談(2020年10月?)

 ギリシャの正教会系メディア Orthodox Times( Romfea.gr の英語版)が、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)とキリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン主教座下(His Beatitude Bishop Sahak II Mashalian, Armenian Patriarch of Constantinople)の会談がおこなわれたことを報じています。

 会談の内容ははっきりしませんが、アルメニアとアゼルバイジャンのナゴルノカラバフでの戦闘と、イスタンブールでの騒動を受けていると記事は示唆しています。
関連:
 アルメニアとアゼルバイジャンの軍事衝突を受けて、トルコ/イスタンブールのキリスト教/アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教庁周辺およびアルメニア系住民居住地区で、アゼルバイジャン国旗を掲げた車両がクラクションを鳴らしながら通行する出来事が(2020年9月)

 

 (英語)The Ecumenical Patriarch meets with the Armenian Patriarch in Turkey – Orthodox Times

Orthodox TimesさんはTwitterを使っています 「.@EcuPatriarch Bartholomew had a meeting in #Phanar with the Patriarch of the #Armenians in #Turkey, Sahag Maşalyan #orthodox_times https://t.co/ODRpwCrTS5」 / Twitter

Orthodox Times – Ecumenical Patriarch Bartholomew had a… | Facebook

 

 なお、アルメニア使徒教会のコンスタンティノープル総主教とエルサレム総主教は個人の称号として主教または大主教を維持します(維持という表現が正確かはわかりませんが)。
 サハク2世マシャリャン座下は選出・着座時には主教であり、その後に大主教となったという報道を見ていませんが、なっているかもしれません。

関連:
 着座式(2020年1月11日):キリスト教/アルメニア使徒教会の第85代コンスタンティノープル総主教サハク・マシャリャン座下の着座式がおこなわれる。東方正教会/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下らも参列