キリスト教/アルバニア正教会首座アナスタシオス大主教座下が、前ギリシャ首相のアレクシス・ツィプラス氏と会見(2019年7月)

 2019年7月26日、キリスト教/東方正教会/アルバニア正教会の首座/ティラナ・ドゥラス大主教アナスタシオス座下(His Beatitude Archbishop Anastasios of Tirana and Durres, Primate of Albania)は、ギリシャ共和国の前首相アレクシス・ツィプラス氏(チプラス前首相 : Mr Alexis Tsipras)と会見したようです。

 

 (英語)Meeting of Archbishop of Albania with Alexis Tsipras – Romfea News

 

キリスト教/アルバニア正教会首座アナスタシオス大主教座下が、ギリシャ首相キリアコス・ミツォタキス閣下と会見(2019年7月)

 キリスト教/東方正教会/アルバニア正教会の首座/ティラナ・ドゥラス大主教アナスタシオス座下(His Beatitude Archbishop Anastasios of Tirana and Durres, Primate of Albania)は、ギリシャ共和国首相キリアコス・ミツォタキス閣下(His Excellency Mr Kyriakos Mitsotakis)と会見しました。

 

 (ギリシャ語:ギリシャ首相府公式サイト)Συνάντηση του Πρωθυπουργού κ. Κυριάκου Μητσοτάκη με τον Μακαριώτατο Αρχιεπίσκοπο Τιράνων, Δυρραχίου και πάσης Αλβανίας κ. Αναστάσιο | Ο Πρωθυπουργός της Ελληνικής Δημοκρατίας

Prime Minister GRさんはTwitterを使っています: 「Mε τον Μακαριώτατο Αρχιεπίσκοπο Τιράνων, Δυρραχίου και πάσης Αλβανίας κ. Αναστάσιο. Έχει όλη τη στήριξή μου στην προσπάθειά του να αντιμετωπιστούν τα προβλήματα της Oρθόδοξης Eκκλησίας της Αλβανίας και να διασφαλιστεί η εύρυθμη λειτουργία και η υλοποίηση του έργου της. https://t.co/LrzzUrt96B」 / Twitter

 

 (英語)Prime Minister Mitsotakis meets with Archbishop Anastasios of Albania – Romfea News

Romfea.newsさんはTwitterを使っています: 「Prime Minister @kmitsotakis assured #Archbishop #Anastasios of #Albania of his support for his work #romfeanews https://t.co/zO3nPWafeP」 / Twitter

Romfea.news – Prime Minister Kyriakos Mitsotakis assured… | Facebook

 

ギリシャの正教会系メディア「ΒΗΜΑ ΟΡΘΟΔΟΞΙΑΣ」が、キリスト教/ギリシャ正教会がコンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】を承認する見込みと報道(2019年5月~6月)

 ギリシャの正教会系メディア「ΒΗΜΑ ΟΡΘΟΔΟΞΙΑΣ」によりますと、キリスト教/東方正教会/ギリシャ正教会の聖シノドに属する委員会(コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】を承認するかどうかを検討)が、高位聖職者らに承認するよう提案すると決めたと報じています。
 もちろん、これは承認することが決まったことを示しているわけではありませんが、最近のキリスト教/東方正教会首席/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)とキリスト教/東方正教会/ギリシャ正教会首座/アテネ・全ギリシャ大主教イエロニモス2世座下(His Beatitude Hieronymos II, Archbishop of Athens and All Greece and Primate of the Autocephalous Orthodox Church of Greece)の会談で承認することが同意されたという報道や、委員会では承認に否定的なキリスト教/東方正教会/アルバニア正教会の首座/ティラナ・ドゥラス大主教アナスタシオス座下(His Beatitude Archbishop Anastasios of Tirana and Durres, Primate of Albania)の文書がスルーされたり、その他ギリシャ正教会がコンスタンティノープルの奴隷にすぎない説が聖職者らから出されたり(ギリシャの憲法上コンスタンティノープルに逆らえないそうです)、他教会は中立を守るべきだとしていたキリスト教/東方正教会/キプロス正教会の首座/ノヴァ・ユスティニアナと全キプロスの大主教クリソストモス2世座下(His Beatitude Archbishop Chrysostomos II of Nova Justiniana and all Cyprus)はもはやなにも行動せず(ロシア正教会のイラリオン府主教との会談予定はどうなったのか……)、全般的にみると、ギリシャ人系各教会はコンスタンティノープルに従って動くことになるという当初からの各方面の見立て通りに落ち着きそうです。
 もっとも、ロシアと絶縁するとすさまじく政治的な問題が発生するアレクサンドリア総主教庁(エジプト大統領からどんな冷遇が起こるか)とエルサレム総主教庁(イスラエル政府が対ロシア政策の一環として利用しまくることはいうまでもない)がどうするかはまだわかりませんが……。アラブ化しているアンティオキア総主教庁は、親ロシアであり動かないでしょう。

 しかし、この21世紀、いよいよ「『ギリシャ正教』と『ロシア正教』は違うもの」ということになってきたように思えます。

 

 (ギリシャ語)Ουκρανικό – "Φωτιές" άναψε η απόφαση στην Ελλαδική Εκκλησία – ΒΗΜΑ ΟΡΘΟΔΟΞΙΑΣ

 

 なお、ギリシャ正教会が OCU を承認した場合、その後の展開として、ロシア正教会側からコミュニオンの解除を検討する聖シノドの開催があるでしょうが、ギリシャ正教会内部から離脱者が出てくる可能性もあります。

 

キリスト教/アルバニア正教会首座アナスタシオス大主教座下が、コンスタンティノープルとモスクワの関係が完全に断絶した場合、コンスタンティノープルに付く意向を表明(2019年3月)

 キリスト教/東方正教会/アルバニア正教会の首座/ティラナ・ドゥラス大主教アナスタシオス座下(His Beatitude Archbishop Anastasios of Tirana and Durres, Primate of Albania)は、2019年3月21日付(サイトには3月29日掲載)のキリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)へのメッセージで、コンスタンティノープルとキリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の関係が完全に断絶した場合には(異論はあるものの結局は)コンスタンティノープルに付くと明言しました。

 

 (英語:アルバニア正教会公式サイト)On the Ukrainian Ecclesiastical Question. 2nd Reply. Speaking the Truth in Love

However, in order to avoid any possible misinterpretation, we clarify that in the case of a tragic outcome to Schism (May God not allow it!), the Orthodox Autocephalous Church of Albania will remain with the Ecumenical Patriarchate firmly speaking the truth in love.

 (英語)Archbishop of Albania: In case of a Schism, we remain by the side of the Ecumenical Patriarchate – Romfea News

 

 もともとアナスタシオス座下はギリシャ人なので(アルバニア市民権も保有)、コンスタンティノープルに逆らえる可能性はゼロだとは思っていましたが、(なにも解決がされていないままでも)コンスタンティノープルに付くという意思がはっきりと表明されたことにより、事態はまた一つ進むでしょう。
 次の展開としては、ギリシャ系の他の教会によるコンスタンティノープルに付くという意思表明がなされるかどうか、そしてモスクワ総主教庁がアルバニア正教会とフル・コミュニオンを解除するかどうか、ということがあるかと思います。

 コンスタンティノープルのトルコ及びギリシャ共和国内にある管轄権下の地域は揺らがないと思いますが、聖職者制度の改定に関する異論により、アメリカ合衆国の教会からは離脱者が出る可能性は指摘されています。また、アメリカ正教会【OCA】内のコンスタンティノープルに同調する人々はOCAを離脱してコンスタンティノープルの管轄権下に入るという観測もされています。
 国の障壁が薄い地域はこれから本格的な“再編成”に入っていき、国の障壁が厚い地域はその壁をお互いに閉ざし、東方正教会は分裂していくでしょう。

 

追記:
 現在、モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会は、アルバニア大主教の上記のコメントに対し、コンスタンティノープルの行動への疑問を指摘している部分を取り上げ、最終的にはコンスタンティノープルの側に付くとしていることは重要視していないようです。

 (ウクライナ語:ウクライナ正教会公式サイト)Предстоятель Албанської Церкви: Повернення розкольників у Православну Церкву не може відбутися без покаяння – Українська Православна Церква

 

90歳(2018年10月18日):キリスト教/エルネスト・シモニ枢機卿座下が90歳を迎える。アルバニア大統領イリル・メタ閣下を訪問。同枢機卿は今年の4月にエクソシスト養成講座で携帯電話を利用した遠隔悪魔祓いについて語ったことで注目される

 2018年10月18日、キリスト教/ローマ・カトリック教会/アルバニア共和国のシュコドラ=プルト司祭エルネスト・シモニ枢機卿座下(His Eminence Ernest Cardinal Simoni, Priest of Shkodrë-Pult)が90歳を迎えました。
 アルバニア共和国大統領イリル・メタ閣下(His Excellency Mr Ilir Meta)閣下を訪問したようです。

 シモニ枢機卿は、共産主義政権下の弾圧に耐えたことで有名で、大統領のコメントにもそれが含まれています。
 2016年に枢機卿に叙任されましたが、司教には叙階されていません。

 今年【2018年】の4月にエクソシスト養成講座で携帯電話を利用した遠隔悪魔祓いについて語ったことが教会外からも注目されました(注目というか……)。

 

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