キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教アントニー座下がシプカ峠を訪問(2022年12月)

 2022年7月12日、ブルガリア共和国を訪問中のキリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)は、シプカ峠とそのふもとの修道院を訪問しました。
 1877年~1878年の露土戦争での戦場で、同戦争は近代ブルガリアの成立につながりました。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 公式サイト)DECR Chairman visits the memorial in Shipka Pass / News / Patriarchate.ru

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局 公式サイト)DECR Chairman visits the memorial in Shipka Pass
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局 公式サイト)Председатель ОВЦС посетил мемориальный комплекс на Шипке: новость ОВЦС

Председатель ОВЦС посетил мемориальный комплекс на Шипке… – Mospat.ru Официальный интернет-портал Отдела Внешних Церковных Связей МП | Facebook

キリスト教/“モンテネグロ正教会”の“ミハイロ府主教”が、イタリア王妃エレナ(モンテネグロ出身)の彫像設置のためモンテネグロを訪問したイタリア王室(直系)継嗣ヴェネツィア公エマヌエーレ・フィリベルト殿下と会見・同行(2019年9月)

※この記事は世界の王室ニュースと一部重複します。

 

 キリスト教/東方正教会の教会法上合法な教会に属さない(または主流のグループに属さない)“モンテネグロ正教会(MOC)”首座の“ミハイロ府主教”(ツェティニェ大主教・モンテネグロ府主教ミハイロ座下 : His Beatitude Mihailo, Archbishop of Cetinje and Montenegrin Metropolitan)は、曾祖母の故イタリア王妃エレナ陛下(Her Majesty Queen Elena of Italy : モンテネグロ出身)の彫像設置のためにモンテネグロを訪問したイタリア王室継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)と会見、同行しました。

 

 エマヌエーレ・フィリベルト殿下とモンテネグロ文化大臣のアレクサンダル・ボグダノヴィッチ閣下(Aleksandar Bogdanović)の会見:

会談と、その後の大臣と殿下それぞれのコメント。殿下のコメントは4:49辺りから、
冒頭などで出てくる白ヒゲの聖職者がミハイロ府主教/
Ministarstvo kulture Crne Gore(モンテネグロ文化省公式チャンネル):
2019 09 07 Cetinje – Ministar kulture Aleksandar Bogdanović – Princ Emanuel Filiberto di Savoja – YouTube

 

向かって左から、エマヌエーレ・フィリベルト殿下、ミハイロ府主教、文化大臣:
Aleksandar Bogdanović – Princ Emanuel Filiberto di Savoja,… | Flickr
Aleksandar Bogdanović - Princ Emanuel Filiberto di Savoja, Cetinje

 

 (モンテネグロ語【セルビア語】ラテン文字:モンテネグロ文化省公式サイト)Detalji | Ministarstvo kulture podržava inicijativu o podizanju spomenika kraljici Jeleni u Podgorici
 (写真)Aleksandar Bogdanović – Princ Emanuel Filiberto di Savoja, Cetinje (07.09.2019.) | Flickr

 

 

 エマヌエーレ・フィリベルト殿下とポドゴリツァ市長イヴァン・ヴコヴィッチ閣下(Ivan Vuković)の会見(ミハイロ府主教が同行):

 (モンテネグロ語【セルビア語】ラテン文字:写真あり)Podrška Glavnog grada za podizanje spomenika kraljici Jeleni – Glavni Grad Podgorica

📢|Podrška Glavnog grada za podizanje… – Glavni grad Podgorica | Facebook

Con il sindaco di Podgorica per… – Emanuele Filiberto | Facebook

 

 

エマヌエーレ・フィリベルト殿下と“モンテネグロ正教会(MOC)”のコトルの教区の聖職者ら:
ПОĆЕТА ПРИНЦА ЕМАНУЕЛА ФИЛБЕРТА… – Епископија Которско-приморска – ЦПЦ | Facebook

 

エマヌエーレ・フィリベルト殿下、モンテネグロ駐箚イタリア共和国特命全権大使、ミハイロ府主教:
Con SE l’Ambasciatore d’Italia in… – Emanuele Filiberto | Facebook

 

追記:
 記事が二つ出ていたのでリンク。

 (英語)Prince Emanuele Filiberto di Savoia: Montenegro has great potential – CdM
 (モンテネグロ語:セルビア語ラテン文字)Crna Gora je preporođena država | Analitika – Informativni Portal

 記事によれば、今回の訪問はミハイロ府主教の招待によるもののようです。なぜか“モンテネグロ正教会”と関係が深いようです。
 モンテネグロ政府の協力などは、対セルビアの戦略の一環でしょうか。
 また、セルビア正教会と“モンテネグロ正教会”との問題について殿下は、知識がないとしてコメントを控えたようです。

 

キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下がセルビア総主教イリネイ聖下らとモンテネグロを訪問(2018年10月)

 キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)は、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)らと共に、セルビア正教会の管轄権下にあるモンテネグロを訪問しました。

 アンティオキア総主教庁のアッカール府主教バシリオス座下(His Eminence, the Most Reverend Metropolitan Basilios of Akkar)、
 アンティオキア総主教庁下の北米アンティオキア正教キリスト者大主教庁首座/ニューヨーク・全北米大主教ジョセフ座下(His Eminence the Most Reverend Metropolitan Joseph of New York and All North America)、
 セルビア正教会のザグレブ=リュブリャナ府主教ポルフィリエ座下(His Eminence Metropolitan Porfirije of Zagreb-Ljubljana)、
 らが同行。

 ポドゴリツァ空港では、
 モンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)、
 ブディムリャ・ニクシッチ主教ヨアニキイェ座下(His Grace Bishop Joanikije of Budimlja and Nikšić)、
 らが出迎えました。
 ツェティニェ修道院、オストログ修道院訪問や、ポドゴリツァのハリストス復活大聖堂で礼拝がおこなわれたようです。

 アンティオキア総主教のモンテネグロ来訪は、モンテネグロ王ニコラ1世とモンテネグロ府主教ミトロファン(Metropolitan Mitrofan of Montenegro : ミトロファン・バンMitrofan Ban)の時代以来だそうです(総主教のほうは誰だかわかりませんでした)。

 

Greek Orthodox Patriarchate of Antioch and all the East(東方正教会アンティオキア・東方全土総主教庁公式チャンネル):
البطريرك يوحنا يزور ديري تسيتينيا وأوستروغ في مونتينيغرو – YouTube

 

Greek Orthodox Patriarchate of Antioch and all the East(東方正教会アンティオキア・東方全土総主教庁公式チャンネル):
البطريرك يوحنا العاشر يزور كاتدرائيّة القيامة في العاصمة بدغوريتسا – مونتينيغرو – YouTube

 

Телевизија Храм:
Патријарх Јован Х и Патријарх Иринеј боравили у Црној Гори – YouTube

 

Острог Тв Студио:
Антиохијски патријарх Јован X и српски Иринеј у посјети Цетињу (15.10.2018.љ.Г.) – YouTube

 

Острог Тв Студио:
Посјета патријараха Јована X и Иринеја манастиру Острогу (15.10.2018.љ.Г.) – YouTube

 

Острог Тв Студио:
Патријарси антиохијски и српски у посјети Подгорици (15.10.2018.љ.Г.) – YouTube

 

 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Patriarchs John and Irinej arrive in Podgorica, Montenegro | Serbian Orthodox Church [Official web site]
 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Serbian Patriarch: I am delighted to be in Montenegro together with the Patriarch of Antioch | Serbian Orthodox Church [Official web site]
 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Patriarchs John and Irinej arrive in Podgorica, Montenegro | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарх антихијски Јован допутовао у Црну Гору | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарси Јован и Иринеј у 16 часова долазе у подгорички Саборни храм Христовог васкрсења | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Предстојатељи Антиохијске и Српске православне цркве у Цетињском манастиру | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарх српски Иринеј: Радује ме што сам Патријархом антиохијским у Црној Гори | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарси антиохијски Јован X и српски Иринеј посјетили манастир Острог | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарси антиохијски Јован и српски Иринеј посјетили Саборни храм Христовог Васкрсења | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Посјета Патријарха Јована из објектива Антиохијске патријаршије | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

 そのほか、
 シュマディヤ主教ヨヴァン座下(His Grace Bishop Jovan of Šumadija)、
 ヴァリェヴォ主教ミルティン座下(His Grace Bishop Milutin of Valjevo)、
 ドゥクリャ主教メトディイェ座下(His Grace Vicar Bishop Metodije of Dioclea)、
 ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・プリモルスカ主教ディミトリイェ座下(His Grace Bishop Dimitrije of Zahumlje-Herzegovina and the Littoral)、
 らが同行・参列。

 

キリスト教/セルビア正教会の重鎮モンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下へのインタビュー記事(2018年9月)

 キリスト教/セルビア正教会/モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイトに、セルビア共和国の「Политика(Politika)」によるモンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)へのインタビュー記事が掲載されています。

※同ニュースの公式サイトに記事が見当たらないので、元記事は今のところ紙媒体なのかと思います。教会の公式サイトに転載したら意味ない気もしますが……。

 

 (セルビア語:セルビア正教会モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Политика: Интервју Митрополита црногорско-приморског г. Амфилохија | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

 内容ですが、モンテネグロ政府との地所の返還かなにかに関する問題について、カトリックや、イスラム教、ユダヤ教も絡んで解決していない、という問題が最初に出ていますが、以降はモンテネグロ大統領ミロ・ジュカノヴィッチ閣下(His Excellency Mr Milo ĐukanovićМило Ђукановић)への批判、大統領への批判、そして大統領への批判、と最後に少しだけシスマの話という内容でした。
 シスマの内容メインかなと思ったんですが……まだまだ他人事のようです。

 大統領への批判の内容ですが、大統領がセルビア正教会のモンテネグロ・プリモルスカ府主教庁を「大セルビア主義」「ロシアの手先」などとしていることについて、大統領を「チトー系のマルクス主義者」「教会についてなにもわかっていない」と応酬しているようです。
 また、「私にとってはモンテネグロはペトロヴィッチ=ニェゴシュ王朝のニコラ1世王まで続く東方正教会の国だが、ジュカノヴィッチ大統領にとってはチトーによる反宗教・反東方正教会の国だ」というようなことも述べていると思います(モンテネグロ王国もチトーのユーゴスラビアも滅んでいるじゃないかということはさておき)。
 (ちなみに「大統領は私の友で、私の兄弟で、セルビア人の兄弟だ」とも述べています)

 セルビア共和国から“独立”したコソボについては極めて批判的かつ否定的(詳細がよくわかりませんが【読解力不足】、モンテネグロ人に関連する聖堂がいくつか破壊されたのだと思います)。

 

 さて、“シスマ”に関するコメントですが、

関連:
 【シスマ2018~】 ウクライナへの独立正教会設置を巡るコンスタンティノープルの全地総主教庁とロシア正教会モスクワ総主教庁の対立とそれに端を発した出来事の記事一覧

 末尾に少しだけあるだけです。
 記者がウクライナでの問題のモンテネグロへの影響を尋ねたのに対し、そもそも“キエフ総主教庁”が、モンテネグロにおける教会法上合法でない教会「モンテネグロ正教会(Montenegrin Orthodox Church : MOC : CPC)」とフル・コミュニオンの状態に、ずっと前になっていることを指摘しています。
 また、コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下は、ウクライナに独立正教会を設置しようとしているものの、仮にキエフ総主教庁が独立を認められても、それとフル・コミュニオンにある上記の「モンテネグロ正教会」の首座ミハイロ府主教との関係回復はありえないという見通しを述べています。
※ミハイロ府主教は、コンスタンティノープルの全地総主教庁から、 excommunication と anathema を受けており(要は完全に破門されており)、これの撤回はありえない、ということです。

 もっとも、これらの内容は、興味のある人ならだいたい知ってることであり、新しい情報はなに一つありません。
※あえていえば、“キエフ総主教庁”と「モンテネグロ正教会」のフル・コミュニオンが現時点でも継続しているであろうことが確認できたくらい。

 また、全地総主教とミハイロ府主教との関係回復はないとしていますが、個人的な意見としては、今の全地総主教庁ならなにをやっても不思議ではない気がします。

※もともとミハイロ府主教を主教に叙聖したのはブルガリア正教会から分離した「ブルガリア正教会代替シノド(Bulgarian Orthodox Church – Alternative Synod)」の主教だったと思いますが、このシノドがブルガリア正教会との関係正常化を図っていたはずで(どうなったのかいまいちわからないのですが)、仮に叙聖した主教がブルガリア正教会に戻っているとするとミハイロ府主教の主教叙聖が有効化される可能性があるかもしれません。