キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア連邦駐箚の日本国大使と会見(2020年2月)

 2020年2月16日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、ロシア連邦駐箚日本国特命全権大使上月豊久閣下(こうづき とよひさ : His Excellency Mr Toyohisa Kozuki)と会見しました。

 両者は、2020年8月に予定されている、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)の日本訪問の準備に関して協議したようです。

 また、同大使は、総主教から送られた即位に伴う祝意に対する、天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)の謝意を伝えたようです。

 

 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Japan’s ambassador / News / Patriarchate.ru

 (英語:イラリオン府主教 サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Japan’s ambassador

 

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、11月にタイ王国と日本国を司牧訪問の予定(2019年9月)

 キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(ローマ法王フランシスコ台下 : His Holiness Pope Francis)は、11月20日~11月23日にタイ王国、11月23日~11月26日に日本国を訪問する予定。

 本邦では天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)と会見予定があります。

 タイ王国では、シャム使徒座代理区(Vicariate Apostolic of Siam)が設置された 1669 年より 350 周年ということが出ていますが、同代理区の設置は 1662 年や 1665 年との情報もあります。ただ、初代の使徒座代理が叙任されたのは 1669 年のようです。

 日本国のほうでは、このような記念の年というわけではないようです。核廃絶のためということなのかもしれませんが。
 当方もこのようなサイトを運営しているので、特にキリスト教に興味のない人たちに話題を振ってみたりもするのですが、日本の世間一般の人たちが最近のカトリックの情報として知っているのは(なにか知っていたとして)聖職者による児童への虐待問題ですよ……。

 

 (英語)Pope Francis will travel to Japan and Thailand from Nov. 19-26 | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Pope Francis will travel to Japan and Thailand from Nov. 19-26 – YouTube

 

 ローマ法王フランシスコ台下の訪日 | 外務省

1 11月23日から26日まで,ローマ法王フランシスコ台下(His Holiness, Pope Francis)が訪日し,東京,長崎及び広島を訪問する予定です。
2 滞在中,天皇陛下は,法王フランシスコ台下と御会見になります。また,安倍晋三内閣総理大臣は,法王フランシスコ台下と会談を行う予定です。

 (英語:ローマ教皇聖座公式サイト)Declaration of the Director of the Holy See Press Office, Matteo Bruni, 13.09.2019

Pope Francis’s apostolic trip to the Kingdom of Thailand and to Japan will take place from 19 to 26 November 2019.

 教皇フランシスコ、今年11月にタイと日本を訪問 – バチカン・ニュース
 (英語:バチカン・ニュース)Pope Francis to visit Thailand and Japan in November – Vatican News
 (英語:バチカン・ニュース)Pope Francis and Japan: a wish come true – Vatican News

 

キリスト教/“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“フィラレート総主教”がフジコ・ヘミングの演奏会に臨席。ウクライナ駐箚の日本国大使の招待によるもの(2019年9月)

 2019年9月5日、“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の公式サイトによりますと、“フィラレート総主教”(キーウ・全ルーシ=ウクライナ総主教フィラレート聖下 : His Holiness Patriarch Filaret of Kyiv and All Rus’-Ukraine)は、フジコ・ヘミングゲオルギー=ヘミング・イングリッド・フジコGeorgii-Hemming Ingrid Fuzjko)の演奏会に臨席したようです。
 同庁の公式サイトによりますと、ウクライナ駐箚の日本国特命全権大使倉井高志閣下(くらい たかし : His Excellency Mr Takashi Kurai)の招待によります。

 このサイトをご覧の方はご存知でしょうが、フィラレート総主教はロシア正教会を破門(anathema)されてから現在に至るまでロシア正教会モスクワ総主教庁と激しく対立しています。
 またその破門をロシア正教会を無視して撤回したコンスタンティノープル主導で結成された OCU をも離脱。この出来事においてはポロシェンコ(前)大統領や現在 OCU の首座を務めるかつての自分の右腕“エピファニー府主教”らが自分に嘘(エピファニー府主教は対外的に代表を務めるだけであり、国内ではフィラレート総主教がトップであるとする密約)をついて騙したと主張しています。そして、 OCU 側が UOC-KP を清算して全財産を取得しようとしている動きに対し、訴訟を起こすなどの動きを見せています。また、コンスタンティノープルが OCU に与えたトモスの内容についても「モスクワと共謀しウクライナに真の独立を与えなかった」というような内容の批判を加えています。

 大使は5月に上記の( OCU 首座の)エピファニー府主教と会見しており、また駐ウクライナ大使館でおこなわれた天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)の即位記念の催しにそのエピファニー府主教が(コンスタンティノープルの聖職者とともに)臨席しています。

 今回、フィラレート総主教を演奏会に招待したことは、教派に対するバランス外交……ということになるのかなあと首をひねっております。 UOC-KP の宣伝に使われ、反感を招くだけでは……。しかし、ウクライナのような面倒な場所で、現地の大使が信頼できないとなると政府に出来ることはなにもないので、この招待が日本の国益につながることを期待しましょう。

 

 (ウクライナ語: UOC-KP 公式サイト)Патріарх Філарет відвідав концерт відомої японської піаністки Інгрід Фудзіко Хемінг – Українська Православна Церква Київський Патріархат

 

На запрошення Посла Японії в Україні… – Київський Патріархат УПЦ | Facebook

 

Святійший Патріарх Філаретさん(@patriarch_philaret) • Instagram写真と動画

 

記事(英語):キリスト教/日本正教会の聖堂などを紹介する記事(2019年7月)

 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会下の自治正教会である日本正教会【日本ハリストス正教会】の聖堂などを紹介する記事があったのでリンクしておきます。

 

 (英語)What do Orthodox churches in Japan look like? (PHOTOS) – Russia Beyond

 

 日本正教会の公式サイト:
 日本正教会|ハリストス正教会 The Orthodox Church in Japan

 

キリスト教/ベラルーシ正教会のパーヴェル府主教座下が、駐ベラルーシ日本国臨時代理大使 徳永博基 閣下と会見(2019年3月)

 2019年3月5日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会からある程度自治的な権限を与えられているベラルーシ正教会【全ベラルーシにおける総主教代理区】の首座/ミンスク・ザスラーヴリ府主教パーヴェル座下は(His Eminence Metropolitan PaulPavel】of Minsk and Zaslavl, the Patriarchal Exarch of All Belarus)は、駐ベラルーシ日本国臨時代理大使徳永博基閣下(とくなが ひろきHiroki Tokunaga)と会見しました。

 文化交流の話と、贈り物の交換がおこなわれたようです。

 なお、ベラルーシ共和国について日本国は、これまで(モスクワに駐在する)ロシア連邦駐箚の特命全権大使が兼轄していました。
 ミンスクには徳永閣下が駐在していたのですが、特命全権大使ではなく単に「大使」と表記されているなど、宙ぶらりんな状況でしたが、在ベラルーシ日本国大使館が今年【2019年】1月1日に新設され、(徳永閣下がそうなるのかは知りませんが)単独の特命全権大使が任命されるものと思われます。

 

 (ロシア語:ベラルーシ正教会公式サイト)Состоялась встреча Патриаршего Экзарха с Послом Японии в Беларуси | Митрополит | Белорусская Православная Церковь | Новости | Официальный портал Белорусской Православной Церкви

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