トルコの情報機関が、キリスト教/コンスタンティノープル全地総主教バルソロメオス聖下がCIAやギュレン運動につながりをもっていると怪しんでいる(?)模様(2018年1月)

 トルコ共和国の情報機関が、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)が、アメリカ合衆国のCIAや、ギュレン運動につながりをもっていると怪しんでいる(?)ようです。

 怪しんでいるというか、この際、2016年のクーデター未遂にかこつけて全員始末してしまおうというエルドアン政権の意向なのか、よくわかりませんが……。

 

 (英語)Turkish intelligence agencies suspect Pat. Bartholomew of links with CIA / OrthoChristian.Com

 

キリスト教/アメリカ大主教デメトリオス座下のキリスト降誕祭メッセージ映像(2017年12月)

 キリスト教/東方正教会/全地総主教庁系のアメリカ東方正教会首座、大西洋・太平洋総主教代理、アメリカ大主教デメトリオス座下(His Eminence Archbishop Demetrios, Geron of America, Primate of the Greek Orthodox Church in America, Exarch of the Atlantic and Pacific Oceans, Chairman of the Holy Eparchial Synod of Bishops)のキリスト降誕祭メッセージ映像が公開されています。

 

英語/
GreekOrthodoxChurch(アメリカ東方正教会公式チャンネル):
2017 Nativity Message of His Eminence Archbishop Demetrios – YouTube

 

ギリシャ語/
GreekOrthodoxChurch(アメリカ東方正教会公式チャンネル):
2017 Nativity Message of His Eminence Archbishop Demetrios (in Greek) – YouTube

 

関連:
 キリスト教/アメリカ合衆国教会法上合法正教主教会議議長アメリカ大主教デメトリオス座下のキリスト降誕祭のメッセージ(2017年12月)

 

キリスト教/アメリカ合衆国教会法上合法正教主教会議議長アメリカ大主教デメトリオス座下のキリスト降誕祭のメッセージ(2017年12月)

 (英語:アメリカ合衆国教会法上合法正教主教会議公式サイト)Nativity Message from the Assembly Chairman | Assembly of Canonical Orthodox Bishops of the United States of America

 

 キリスト教/東方正教会/アメリカ合衆国教会法上合法正教主教会議議長で、全地総主教庁系のアメリカ東方正教会首座、大西洋・太平洋総主教代理、アメリカ大主教デメトリオス座下(His Eminence Archbishop Demetrios, Geron of America, Primate of the Greek Orthodox Church in America, Exarch of the Atlantic and Pacific Oceans, Chairman of the Holy Eparchial Synod of Bishops)のキリスト降誕祭のメッセージが掲載されています。

 

関連:
 キリスト教/アメリカ大主教デメトリオス座下のキリスト降誕祭メッセージ映像(2017年12月)

 

キリスト教/コンスタンティノープル全地総主教バルソロメオス聖下のクリスマスメッセージ(2017年12月)

 キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)によるクリスマス・メッセージが公開されています。

 

 (英語:全地総主教庁公式サイト)Patriarchal Proclamation of Christmas 2017. – Christmas Proclamations – The Ecumenical Patriarchate
 (英語:ルーマニア正教会通信)Ecumenical Patriarch’s Christmas Message warns that globalization is destroying the conditions of social cohesion and harmony – Basilica.ro

 

キリスト教/ギリシャ正教会が、ブルガリア正教会がマケドニア正教会を“承認”しようとしていることについて懸念を表明(2017年12月)

 (ギリシャ語)ΔΙΣ: Η επέμβαση της Εκκλησίας της Βουλγαρίας αντίκειται στους Ιερούς Κανόνες
 (英語)Greek Synod says Bulgarians acting against holy canons in case of Macedonian Church / OrthoChristian.Com

 

 ブルガリア正教会が、セルビア正教会から勝手に独立を宣言しているマケドニア正教会を、自身の傘下の自治的権限を持つ教会として認めようとしている問題について、ギリシャ正教会が懸念を表明。セルビア正教会の管轄権を侵害するのみならず「マケドニア正教会」という名称の教会が東方正教会で教会法上合法となる事態は、マケドニア共和国という名称について反対してきたギリシャ共和国のメンツをつぶすことにもなります。
 マケドニアとブルガリアの政教同調による今回の件について、ギリシャのツィプラス政権は教会の国家からの分離(政教分離)を推し進めようとしてきたゆえに、この件についてマケドニアやブルガリアに積極的に抗議をすることもしにくく、弱い指導者という印象が強まるかもしれません(逆に、教会のことなので無視するのが当然の人物とすでに思われているかもしれません)。
 ともあれ、ユーゴスラビア崩壊問題、いまだ終わらず広まるのみ。

 ロシア正教会およびロシア連邦も、セルビアとの連帯からマケドニアとブルガリアに対してなんらかの処置をおこなう可能性もありますが、そんな余裕はないかなあ

 コンスタンティノープルの全地総主教庁の指導力に期待する向きもあるようですが、ムリでしょう。
 トルコのエルドアン大統領がローザンヌ条約の改定について言及し始めた以上、ヘタすると全地総主教庁の聖職者を含むギリシャ系住民はイスタンブール(コンスタンティノープル)から追い出されるかもしれません。