東方正教会の聖職者らから、永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下を追悼するメッセージ(2020年10月)

 キリスト教/東方正教会の聖職者のうち、2020年10月30日に永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮、モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)への弔意を表明したという記事を見かけたらリンクしておきます。

※基本的に、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)にあてたもの。

 

セルビア正教会:
 ザグレブ=リュブリャナ府主教ポルフィリイェ座下(His Eminence Metropolitan Porfirije of Zagreb-Ljubljana):
 (セルビア語:セルビア正教会ザグレブ=リュブリャナ府主教庁 公式サイト)Митрополит Порфирије: Поводом уснућа Митрополита Амфилохија – Митрополија загребачко-љубљанска

Митрополит Порфирије: Поводом уснућа… – Mitropolija zagrebačko-ljubljanska | Facebook

 

 正教オフリド大主教庁の首座/オフリド大主教ヨヴァン6世座下(His Beatitude Archbishop Jovan VI of Ohrid):
 (マケドニア語:正教オフリド大主教庁公式サイト)Православна Охридска Архиепископија » Архиепископ » Преписка

 

アンティオキア総主教庁:
 ドイツ・中欧府主教イサク座下(His Eminence, the Most Reverend Metropolitan Isaac of Germany and Central Europe):
 (セルビア語)“Душе праведника су у руци Божијој, и… – Antiochenisch-Orthodoxe Metropolie von Deutschland und Mitteleuropa | Facebook

 

ロシア正教会モスクワ総主教庁:
 ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】):
 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式サイト)Condolences of the Primate of the Russian Orthodox Church over the demise of Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral / Patriarch / Patriarchate.ru
 (ロシア語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式サイト)Патриаршее соболезнование в связи с кончиной митрополита Черногорско-Приморского Амфилохия / Патриарх / Патриархия.ru

 ウクライナ正教会の首座/キエフ・ウクライナ全土府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan OnufriyOnufry】 of Kiev and All Ukraine):
 (ウクライナ語:ウクライナ正教会 公式サイト)Блаженніший Митрополит Онуфрій висловив співчуття Патріарху Сербському Іринею у зв'язку з кончиною митрополита Амфілохія – Українська Православна Церква

 ウクライナ正教会/バリシフカ主教ヴィクトル座下(His Grace Bishop Victor【Viktor】 of Baryshevka):
 (英語)UOC bishop of Metropolitan Amphilochius: We gain a man of prayer in heaven – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Eastern America & New York):
 (英語:在外ロシア正教会【ROCOR】公式サイト)The Russian Orthodox Church Outside of Russia – Official Website | The First Hierarch of the Russian Church Abroad sends condolences to His Holiness Patriarch Irenej of Serbia on the repose of Metropolitan Amphilohije of Montenegro and the Littoral

 

ブルガリア正教会:
 ブルガリア総主教・ソフィア府主教ネオフィット聖下(His Holiness Patriarch Neophyte【Neofit】 of Bulgaria, Metropolitan of Sofia):
 (ブルガリア語:ブルガリア正教会 総主教庁 公式サイト)Новини | Съболезнователен адрес до Сръбския патриарх Ириней по повод кончината на Черногорския митрополит Амфилохий
 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Патријарх бугарски: Митрополит Амфилохије пример достојног пастира и скромног монаха | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

アルバニア正教会:
 アルバニア正教会の首座/ティラナ・ドゥラス大主教アナスタシオス座下(His Beatitude Archbishop Anastasios of Tirana and Durres, Primate of Albania):
※元情報不明:
 (英語)Archbishop of Albania: The Orthodox Church bids farewell to an enlightened theologian and hierarch, Metropolitan Amfilohije – Orthodox Times

 

アメリカ正教会:
 アメリカ正教会【OCA】の首座/ワシントン大主教、全アメリカ・カナダ府主教ティーホン座下(His Beatitude Metropolitan Tikhon of All America and Canada, Archbishop of Washington):
 (英語:アメリカ正教会【OCA】公式ウェブサイト)Metropolitan Tikhon Sends Condolences on the Falling Asleep of Metropolitan Amfilohije – Orthodox Church in America

 

 上記に入っていない方々について、モンテネグロ府主教庁の公式サイトを参考に付け加えておきます。

 (セルビア語:セルビア正教会 モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Изјаве саучешћа поводом упокојења Митрополита Амфилохија | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

3. Његово Блаженство Патријарх румунски Данило;

ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : カエサレア・カッパドキアエ座代行 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)

8. Његово Високопреосвештенство Митрополит волоколамски, председник Одељења за спољне црквене везе Московске Патријаршије Иларион;

ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))
※ロシア正教会系のサイトのどこかに掲載があったかもしれません。

※なお、総主教自身による弔意発出が公式サイトなどに見当たらないルーマニア総主教ダニエル聖下までもが弔意を送ってきているとすると、ここまでで名前の出ていない東方正教会の教会はセルビア正教会との関係を維持する熱心さがほぼないと見ていいでしょう(ギリシャの正教会系メディアはアンフィロヒイェ府主教の訃報からその後まで報じていますが、ギリシャ系の教会がこれでは……なんのために報じているのか)。
関連:
 コンスタンティノープルは追悼をおこなったようです。
 キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下が、永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下の追悼式(2020年11月)

 

その他のキリスト教:

ローマ・カトリック教会:
 ベオグラード大司教スタニスラヴ・ホチェヴァル座下(Archbishop Stanislav Hočevar, S.D.B.):
 (セルビア語【ラテン文字】」:ベオグラード大司教区 公式サイト)Mitropolija crnogorsko-primorska: Saopštenje za javnost – Beogradska nadbiskupija
※府主教庁の管理代行者であるブディムリャ・ニクシッチ主教ヨアニキイェ座下(His Grace Bishop Joanikije of Budimlja and Nikšić)宛てとなっています。

 

2. Преузвишени пожешки бискуп, председник већа ХБК за екуменизам и дијалог Антун Шкворчевић;

 クロアチアのポジェガ司教アントゥン・シュクヴォルチェヴィッチ座下(Bishop Antun Škvorčević, Bishop of Požega)
※エキュメニズム関連の役職のため発出したのではないでしょうか。
※カトリック教会の複数の司教らが弔意を送ってきているのに、ギリシャ人系聖職者はアルバニア大主教以外皆無とは……。

追記:
 枢機卿が弔意を表明しています。
 ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿座下が、永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下への弔意を表明(2020年11月)

 

3. Епископална епархија Њујорка Епископалне Цркве у САД;

 これは米国聖公会のニューヨーク主教区からということになりますが。
 人物の名前が無いのですが、ニューヨーク主教アンドルー・ML・ディーチェ座下(The Right Reverend Andrew ML Dietsche, XVI Bishop of New York)からということになるでしょうか。
 米国聖公会からというのは正直意外極まりないですが、エキュメニズムの観点からなんでしょうか。
 もしかしたら離脱した別勢力かもしれません。

 

4. Надбискуп Југоисточне европске дијецезе Англиканске ортодоксне Цркве др Игор В. Ђуричек;

 アングリカンを離脱したアングリカン・オーソドックス・チャーチのセルビア・マケドニア・南東欧主教イゴール・ジュルチク座下(The Right Reverend Dr Igor Djurcik, Bishop Of Serbia, Macedonia and South East Europe)。

 

その他の宗教:

1. рабин Србије Исак Асиел;

2. председник Мешихата србијанског Исламске заједнице Србије, муфтија србијански др Абдулах еф. Нуман.

 

関連:
 葬儀:キリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下の葬儀がおこなわれる(2020年11月)

 現在セルビア王室を称するユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下夫妻が、永眠したキリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下を追悼(2020年10月)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】

 

東方正教会シスマ2020:北マケドニア大統領ペンダロフスキ閣下が、キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下に対し、同国の教会法上合法でない“マケドニア正教会-オフリド大主教庁”を独立正教会として認めるよう要請したと報道(2020年9月)

 北マケドニア共和国大統領ステヴォ・ペンダロフスキ閣下(Stevo Pendarovski)が、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)に対し、同国の教会法上合法でない集団“マケドニア正教会-オフリド大主教庁(Macedonian Orthodox Church – Ohrid Archdiocese : MOC-OA)”を独立正教会として認めるよう要請したという報道が出ています。

 

 (英語)Media: North Macedonia requests autocephaly for their "church" from Phanar – UOJ – the Union of Orthodox Journalists
 (英語)North Macedonia asks Constantinople for autocephaly for its schismatic church / OrthoChristian.Com
 (英語)North Macedonia asks for recognition of its Church from the Ecumenical Patriarch – Orthodox Times

 

 北マケドニア共和国(の領域)は、セルビア正教会の管轄権下であるとコンスタンティノープルは何度も何度も繰り返していますが、(彼らにとっては)彼らの気分次第でそんなものはいつどうにでも変えていいものだということが明らかになっているため、承認する可能性はあるでしょう(今回なくても常にありえます)。

 もし承認すれば、セルビア正教会側との衝突、というか教会分裂は避けられないものと思われますが……。
 しかし、もはや引くことができないのはどのプレイヤーも同じなので承認するかもしれません。

 ロシアとの友好関係を維持しつつ、欧州連合との接近やコソボとの関係改善をはかっているセルビア政府ですが、セルビア正教会ははっきりいってこの動き(コソボに関して)に反対しています。
 セルビア政府とセルビア正教会の足並みが乱れる可能性もあります。

 セルビア政府が教会と歩調を合わせる場合、ギリシャ政府とセルビア政府の間も緊張し、最近ギリシャへの配慮(?)を見せているロシア連邦の姿勢も再転換というか本音というかに戻るかもしれません。
 トルコ政府との対立のために味方を多く確保したいギリシャ政府ですが、北マケドニアやそれを支援するブルガリアなどとっくの昔からギリシャの経済的植民地であり、たいして役に立ちません(ブルガリアは親ロシア派を抱えていますし)。

 

東方正教会シスマ2020:キリスト教/ロシア正教会系のベラルーシ正教会の首座が交代(2020年8月)教会方面から見た場合、プーチン政権のルカシェンコ大統領支援は必然

 ベラルーシ共和国の混乱が最終的にどうなるのかわかりませんが、ここではキリスト教/東方正教会の現況からすると、プーチン政権がルカシェンコ大統領(大統領としておきます)を支援するのは必然ということになるということを記しておこうと思います。

 

 2018年~2019年に、キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教庁が、元来はロシア正教会の管轄権下にあるとされてきたウクライナにおいて、教会法上合法でない勢力(合法でない神品=聖職者の集団)を独立正教会として一方的に認めるということがありました(当サイトでは東方正教会大分裂やシスマ2018という単語を使っています)。ロシア正教会はこの結果、コンスタンティノープルとのフル・コミュニオンを解除。ウクライナ国内では、モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会が当局やナショナリストから弾圧を受けるということが続き、ゼレンスキー大統領に代わっても、いまだ攻撃は続いています(率直にいって以前よりだいぶゆるくなっているようには思えますが……)。
 公平のために言えば、これはロシアとの政治的緊張があることが原因ではありますが、だからといって「古代からの正しい教え」がどうたらといっていた人たちが教会法とか聖職者とかテキトーでいいですなどと言いだせば状況がムチャクチャになるのは当たり前のことです。

 この(教会大分裂の)件は、いまだになんの解決も見ていないどころか傷口を広げていますが(トルコがコンスタンティノープルの聖堂をぽんぽん接収してモスクに変えている件もコンスタンティノープルとモスクワの絶縁状態のため「協力して対抗してくることはあるまい」とエルドアン大統領になめられているといううがった見方もあります)、今回のベラルーシの混乱において、この方面からの指摘があまりなされていないというのが不思議である、というのが正直な感想です。

 

 そもそもウクライナへの独立正教会設置は、当時のポロシェンコ大統領が求めたものであり、この政治主導のアイデアはモンテネグロや北マケドニアに波及し、さらに東方正教会の混乱を深めています。
 一方、ロシア連邦とベラルーシ共和国の統合国家【Union State】のさらなる推進には極めて消極的だったルカシェンコ大統領は、宗教面においてはロシア正教会系のベラルーシ正教会【ベラルーシ全土における総主教代理区】を尊重していました。今も尊重しています。

 この状況で、反ルカシェンコ勢力が立ち上がるわけですが、彼ら・彼女らが反ロシア・反プーチンを叫んでいなかったからといって、彼ら・彼女らがルカシェンコ大統領よりもプーチン政権に好意的である可能性はなく、ベラルーシ正教会にいたってはどうでもいいとしか思っていないことは明らかでしょう。
 ベラルーシ正教会の勢力が弱まれば、ウクライナにおいてコンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】と争っているウクライナ正教会(モスクワ総主教庁)系【UOC or UOC-MP】にもダメージとなります。弾圧強化が起こる可能性もあります。
 平たく言えば、反ルカシェンコ勢力の成功は、ロシア正教会とプーチン政権にとってはベラルーシのみならずウクライナへの影響力を大きく削がれるものであり、(当初彼ら・彼女らや一部専門家が見ていた)ロシアの介入はないだろうなどというのは能天気にもほどがある観測だったということです。

 現に、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会の首座“エピファニー府主教”は、ベラルーシ正教会の聖職者のうちで反ルカシェンコ政権の抗議行動に身を投じた聖職者らなどにコンスタンティノープルに独立正教会として認めてもらうよう勧める発言をしました。ベラルーシには主に国外で活動する(教会法上合法でない)ベラルーシ独立正教会という反体制系教会もあり、この教会は OCU を構成した教会法上合法でない教会とも関係を持っていました。
 仮にこの動きが成功していれば、彼らコンスタンティノープル系のグループは、ウクライナ国内でさらに有利に戦えることになったでしょう(まだ失敗したと確定したわけではないですが)。

 

 以上の状況からプーチン政権はルカシェンコ大統領をバックアップする体制を整えざるをえない(えないというか……)ので整えていくわけですが、ロシア正教会モスクワ総主教庁にも動きがありました。
 ベラルーシ人である、ボリソフ・マリーナゴルカ主教ヴェニャミン座下(His Grace Bishop BenjaminVeniamin】 Borisov and Marinogorsk)を新たにベラルーシ全土における総主教代理/ベラルーシ正教会の首座に選出しました(2020年8月。これまで首座であったミンスク・ザスラーヴリ府主教パーヴェル座下(His Eminence Metropolitan PaulPavel】of Minsk and Zaslavl, the Patriarchal Exarch of All Belarus)の辞意を受けてのものとされる)。また翌月には座下は府主教に昇叙されています。
 これは要するにベラルーシ人を首座に選出してガス抜きをしたということで、これにどれほどの効果があるのか正直わかりません。

 しかし、ロシアの政界・聖界ともに引くつもりはまったくないだろうということは明らかで(今回のシスマ全般にいえますが、どの勢力も引くとマイナスが大きすぎるので引けない)、たとえ第三次世界大戦になろうともロシアが引くことはないのではないかと思います。

 

キリスト教/“モンテネグロ正教会”の“ミハイロ府主教”が、コンスタンティノープルからの独立正教会としての承認に自信をみせたとの報道(2020年1月)

 キリスト教/東方正教会の教会法上合法な教会に属さない(または主流のグループに属さない)“モンテネグロ正教会(MOC)”首座の“ミハイロ府主教”(ツェティニェ大主教・モンテネグロ府主教ミハイロ座下 : His Beatitude Mihailo, Archbishop of Cetinje and Montenegrin Metropolitan)は、コンスタンティノープルの全地総主教庁から独立正教会として認めるトモスを取得することに自信をみせたとの報道。
 コンスタンティノープル側は、モンテネグロはセルビア正教会の管轄権下にあるとしてたびたび否定していますが、彼ら自身のいうことはまったくあてにならないので渡すかもしれませんとしか……。

※ミハイロ府主教は、ついでに「マケドニア正教会-オフリド大主教庁【MOC-OA】もトモスをもらえるだろう」というように受け取れるように発言しているように書かれていますが、マケドニア正教会のほうは本当に交渉しています

 

 (英語)Mass media: Head of “Montenegrin church” says his structure would get Tomos – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 

関連:
 モンテネグロ議会が野党議員を18人ほど拘束してキリスト教/セルビア正教会の教会財産を大量に接収するための新法を成立(2019年12月)

 

キリスト教/正教オフリド大主教庁首座ヨヴァン6世座下の降誕祭のメッセージ(2020年1月)

 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の管轄権下でマケドニア【北マケドニア共和国】において自治的な権限を持つ正教オフリド大主教庁の首座/オフリド大主教ヨヴァン6世座下(His Beatitude Archbishop Jovan VI of Ohrid)の降誕祭のメッセージです。

 

 (マケドニア語:正教オフリド大主教庁公式サイト)Православна Охридска Архиепископија » Архиепископ » Посланија » Благодат, милост и мир, од Христа Спасителот наш Кој се роди во тело