着座13周年(2020年9月30日):キリスト教/ルーマニア総主教ダニエル聖下が着座13周年を迎える

 2020年9月30日、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : カエサレア・カッパドキアエ座代行 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)は、着座13周年を迎えました。

 トゥルチャ主教ヴィサリオン座下(His Grace Bishop Visarion of Tulcea)が教会を代表して礼拝やスピーチをおこなったようです。

 

TRINITAS TV:
13 ani de la întronizarea Preafericitului Părinte Patriarh Daniel – YouTube

 

 (英語:ルーマニア正教会通信)Patriarch Daniel on 13th enthronement anniversary: Let us always thank God because we live permanently from His mercy – Basilica.ro

 

Basilica.ro (EN)さんはTwitterを使っています 「Patriarch Daniel on 13th enthronement anniversary: Let us always thank God because we live permanently from His mercy / Only sincere together-work with faith and generosity helps us to feel God’s blessing and the joy of working with the Holy Spirit's grace https://t.co/MIWijtBpDp https://t.co/hO4539yyVo」 / Twitter

 

Patriarh Daniel marked his 13th… – Basilica News Agency | Facebook

 

キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下が、薨去したクウェート首長サバーハ殿下への弔意を表明(2020年9月)

※この記事は世界の王室ニュースと重複します。

 

 2020年9月30日付で、キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)による、薨去したクウェート国首長“シャイフ【シェイク】”・サバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ殿下(サバハ首長 : His Highness Sheikh Sabah Al-Ahmad Al-Jaber Al-Sabah, the Amir【Emir】 of the State of Kuwait)への弔意が表明されています。

 

 (英語:東方正教会アンティオキア総主教庁 公式サイト)His Beatitude Patriarch John X Offers Condolences Over the Death of Kuwait’s Emir – Greek Orthodox Patriarchate of Antioch and All the East

 (英語)Patriarch of Antioch offered condolences over death of Kuwait’s Emir – Orthodox Times

البطريرك يوحنا العاشر معزياً بأمير… – Antioch Patriarchate | Facebook

 

関連:
 訃報(2020年9月29日)クウェート首長サバーハ殿下が薨去(1929~2020)

 

キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下とアルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン座下の会談(2020年10月?)

 ギリシャの正教会系メディア Orthodox Times( Romfea.gr の英語版)が、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)とキリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン主教座下(His Beatitude Bishop Sahak II Mashalian, Armenian Patriarch of Constantinople)の会談がおこなわれたことを報じています。

 会談の内容ははっきりしませんが、アルメニアとアゼルバイジャンのナゴルノカラバフでの戦闘と、イスタンブールでの騒動を受けていると記事は示唆しています。
関連:
 アルメニアとアゼルバイジャンの軍事衝突を受けて、トルコ/イスタンブールのキリスト教/アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教庁周辺およびアルメニア系住民居住地区で、アゼルバイジャン国旗を掲げた車両がクラクションを鳴らしながら通行する出来事が(2020年9月)

 

 (英語)The Ecumenical Patriarch meets with the Armenian Patriarch in Turkey – Orthodox Times

Orthodox TimesさんはTwitterを使っています 「.@EcuPatriarch Bartholomew had a meeting in #Phanar with the Patriarch of the #Armenians in #Turkey, Sahag Maşalyan #orthodox_times https://t.co/ODRpwCrTS5」 / Twitter

Orthodox Times – Ecumenical Patriarch Bartholomew had a… | Facebook

 

 なお、アルメニア使徒教会のコンスタンティノープル総主教とエルサレム総主教は個人の称号として主教または大主教を維持します(維持という表現が正確かはわかりませんが)。
 サハク2世マシャリャン座下は選出・着座時には主教であり、その後に大主教となったという報道を見ていませんが、なっているかもしれません。

関連:
 着座式(2020年1月11日):キリスト教/アルメニア使徒教会の第85代コンスタンティノープル総主教サハク・マシャリャン座下の着座式がおこなわれる。東方正教会/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下らも参列

 

キリスト教/アルメニア使徒教会エルサレム総主教ヌルハン・マヌージャン座下が、イスラエル大統領リヴリン閣下に対してアゼルバイジャンへの兵器供与を止めるよう要請(2020年9月)イスラエルのメディアがアゼルバイジャンが使用している軍用機などにイスラエルからの供与があるとの報道を受けて

 キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会/第97代エルサレム総主教のヌルハン・マヌージャン大主教座下(His Beatitude Archbishop Nourhan Manougian, the Armenian Patriarch of Jerusalem)は、イスラエル国大統領ルーベン・リヴリン閣下(His Excellency Mr Reuven Rivlinルヴィ・リヴリンRuvi Rivlin)に対し、イスラエルからアゼルバイジャンへの兵器供与を止めるよう要請したようです。

 イスラエルのメディアが、現在のナゴルノ・カラバフ紛争において、アゼルバイジャンが使用する軍用機などがイスラエルから供与されていると報じたことを受けてのこと。

 なお、イスラエルの大統領は、いわゆる儀礼的な存在です。

 

 (英語)Armenian Patriarch of Jerusalem calls on President Rivlin to stop delivery of Israeli weapons to Azerbaijan – Public Radio of Armenia

 

キリスト教/“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“フィラレート総主教”が、イタリアで上訴審の始まるヴィタリー・マルキウ被告を無罪にしてくれるようにローマ教皇フランシスコ聖下に要請(2020年9月)

 “ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”首座/“フィラレート総主教”(キーウ・ルーシ=ウクライナ全土総主教フィラレート聖下 : His Holiness Patriarch Filaret of Kyiv and All Rus’-Ukraine)は、2020年9月29日にイタリア共和国で上訴審の始まるヴィタリー・マルキウ被告(Vitalii Markiv)に関して、「その権威とすべての可能な手段を使って無罪にしてくれるように」キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)に要請する文書を公開しています。

 

 (ウクライナ語:キエフ総主教庁【UOC-KP】公式ウェブサイト)Патріарх Філарет звернувся до Папи Римського Франциска на підтримку Віталія Марківа – Українська Православна Церква Київський Патріархат

 

 ヴィタリー・マルキウ被告は、ウクライナ国家警護隊の元・隊員で、ドンバス戦争においてイタリアの報道写真家らを殺害したとして、2019年にイタリアで有罪・24年の実刑判決が出ています(なお、イタリア市民権を保有している模様)。
 これに関しては、すべてロシアの陰謀で彼は無罪との説もウクライナなどから出ており、ゼレンスキー大統領らがイタリアに働きかけていました。

 

 真偽はともかくとして、ローマ教皇の力でイタリア共和国の裁判をなんとかしようという、フィラレート総主教の要請は……なんというかウクライナらしいといったらウクライナ人に怒られるのかもしれませんが、率直に言ってムチャを申される!、という気がします。

 なお、今のところですが、ロシア正教会モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会【UOC】はもとより、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】やウクライナ東方典礼カトリック教会【UGCC】からは、ローマ教皇への要請などは出ておりません。