着座8周年(2021年3月3日):キリスト教/エチオピア総主教“アブネ”・マティアス1世聖下の着座8周年

 2021年3月3日、キリスト教/オリエント正教会/エチオピア正教会の首座/エチオピア総主教・カトリコス“アブネ”・マティアス1世聖下(His Holiness Abune Mathias I, Patriarch and Catholicos of Ethiopia)は、着座8周年を迎えました。

 

 (英語)The 8th Enthronement Anniversary of Patriarch Abune Mathias of Ethiopia | News | Orthodoxy Cognate PAGE

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キリスト教/チェコ・スロバキア正教会のシュムペルク主教イザヤシュ座下が、教会の意向に逆らって行動している模様(2021年3月)同教会も教会分裂に入る可能性が

 キリスト教/東方正教会/チェコ・スロバキア正教会のシュムペルク主教イザヤシュ座下(His Grace Bishop IsaiaIzaiáš】 of Šumperk)が、同教会の指示を度々無視しているそうです。
 同主教派、一部の司祭らの支持を得ているようで、チェコ・スロバキア正教会の教会分裂の可能性も出てきているとか(あくまで下記記事からですが)。

 

 (英語)Bishop of OCCLS, who served with Dumenko, tries to seize parish in Brno – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 

 2019年に同主教は、同教会が禁じている、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】との共同礼拝をおこなっており、これに続きブルノ・オロモウツ教区の一部を勝手に率いているという状況があります。
 親コンスタンティノープル派として、教会から分離するつもりなのか……とも思われますが……。

 ブルノ・オロモウツ教区を管轄するシメオン大主教座下(Archbishop Simeon of Brno and Olomouc)は、かつては親コンスタンティノープルとしてチェコ・スロバキア正教会内で親ロシア派と対立していましたが、現在ではこのイザヤシュ主教の行動に同調している様子はないようです。
 もっとも、シメオン座下のこれからの行動がどうなるのかいまいちよめないところではありますが……。

追記:
 シメオン座下が隠居状態であるという話もあるようです。
 いずれにせよ、情報が少ないので、よくわかりません。

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下がコンスタンティノープルのバルソロメオス総主教のウクライナにおける行為を「教会法にそっていない」とコメントした件で、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の聖職者がセルビア総主教を非難(2021年3月)着座後すぐに泥沼の気配

 新たに着座したキリスト教/東方正教会/セルビア正教会は、セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、インタビューでの答えの中で、コンスタンティノープルのバルソロメオス総主教のウクライナにおける行為(一方的に独立正教会を設置したことなど)を「我々はロシア正教会の見方をしているわけではなく教会法を守っているだけ。コンスタンティノープルのやり方は教会法・慣習に沿っていない」とコメントしました。
 これに関して、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の“聖職者”が、「セルビア総主教は教会法の専門家でも、ウクライナにおける専門家でもなんでもない」と非難しているようです。

 

 (英語)Schismatic bishop fires back: Serbian Patriarch is no expert on canons, he’s pretending to be an oracle / OrthoChristian.Com
 (英語)OCU claims Patriarch Porfirije is not an expert on canons – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 

 ウクライナにおける現在の東方正教会の問題は多々ありますが、まず OCU の首座である“エピファニー府主教”について、ポーランド正教会は「彼は主教ではない」と回答しており、キプロス正教会でコンスタンティノープルを批判している府主教らは「彼は神品(聖職者)ではない」と発言しています。
 ポルフィリイェ総主教にいたっては、かつて「彼は信徒ですらない」としていました。

 ポルフィリイェ総主教からしてみれば、なんで首座を自称する「信徒ですらない人物」のよくわからない手下からこんなことを言われねばならんのかという話で、コンスタンティノープルがこれに対して(ポルフィリイェ聖下のコメント及び、それに対する OCU の人物のコメントに対して)何か反応するのか注目です。

 

 それにしても、ああ、泥沼……。

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下が念のための隔離へ(2021年3月)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の症状がみられる司祭との接触のため

 新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の症状がみられた司祭との接触があったため、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会は、セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)が医師の助言に従い念のための自主隔離に入るようです。

 

 (英語:セルビア正教会 総主教庁 公式サイト)Press Release | Serbian Orthodox Church [Official web site]

キリスト教/ルーマニア総主教ダニエル聖下が、ルーマニア駐箚のセルビア大使と会見(2021年3月)

 2021年3月2日、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)は、ルーマニア駐箚セルビア共和国特命全権大使ステファン・トマシェヴィッチ閣下(Stefan Tomašević)と会見しました。

 会談では両国間、ルーマニア正教会・セルビア正教会の関係、永眠したセルビア正教会のイリネイ前総主教、新たに選出され着座したポルフィリイェ総主教のことなどが話題となったようです。

 

 (英語:ルーマニア正教会通信)Patriarch Daniel meets new Serbian Ambassador to Romania – Basilica.ro

 

TRINITAS TV:
Ambasadorul Republicii Serbia, în vizită de prezentare la Patriarhia Română – YouTube

 

Стефан ТомашевићさんはTwitterを使っています 「Данашњи сусрет са Његовом светошћу патријархом Румунске православне цркве г. Данијелом пружио је прилику да се обострано искаже искрена посвећеност ради даљег унапређења односа наших држава и две сестринске православне цркве, а на добробит наших народа и будућих поколења 🇷🇸🇷🇴 https://t.co/ZLUmxLeL8Z」 / Twitter