新約聖書/マタイによる福音書/10章/34節 より:
わたしが地上に平和をもたらすために来たと考えるな。平和ではなく剣をもたらすために来たのだ。
(エストニア語:エストニア使徒正教会公式サイト)Mõtisklusi Ukrainast – Eesti Apostlik-Õigeusu Kirik
nö “kanooniline” kirik
いわゆる「教会法上合法な」教会
今回の騒動前まで、コンスタンティノープルの全地総主教庁はモスクワ総主教庁系のウクライナ正教会を教会法上合法な教会として認めていたことは否定できないはずですが、ウクライナの管轄権を放棄したことがないなどの発言が続き、完全にモスクワ総主教庁系のウクライナ正教会の地位を否定しているようです(もちろん管轄権を放棄したことがないなら、モスクワ総主教庁が設置した教会は教会法を無視して勝手に設立されたものなので、合法ではないことになりますが)。
いずれにせよ、エストニア国内のコンスタンティノープル系とロシア系の東方正教会の対立も再燃するでしょう。
最近ではロシア正教会との融和を狙ってきたエストニア大統領カリユライド閣下には迷惑なことですが、バルト三国の一員であることはそれ以上に迷惑なことが押し寄せてくることであることなので、さほど動じていないかもしれません。