2022年3月4日、第4代のキリスト教/オリエント正教会/エチオピア正教会の首座/エチオピア総主教・カトリコス“アブネ”・メルコリオス聖下(His Holiness Abune Merkorios, Patriarch and Catholicos of Ethiopia)が永眠したようです。
1938年6月14日生まれの83歳。
3月14日に葬儀がおこなわれました。
※永眠の日付を3月3日としているところもあります。
アブネ・メルコリオス聖下は、1991年にエチオピアを離れ、エチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)の政権によって退位を強要されたとして、1991年~2018年までアメリカ合衆国で亡命シノドを擁していました。
2018年に和解が成立し、エチオピアに帰国、本国で活動していた第6代“アブネ”・マティアス1世聖下(His Holiness Abune Mathias I, Patriarch and Catholicos of Ethiopia)と二人の総主教が存在する体制となっていました。
関連:
キリスト教/亡命中のエチオピア正教会第4代総主教メルコリオス聖下と、本国の第6代総主教マティアス聖下の和解が成立。単一の教会が二人の総主教を戴く模様(2018年7月~8月)
永眠に伴い、アブネ・マティアス1世聖下が単独の総主教・カトリコスとなります。
africanews:
Ethiopia bids farewell to Patriarch Abune Merkorios – YouTube
(英語)Ethiopia: EOTC Patriarch Abune Merkorios Passes Away – allAfrica.com
(英語)Patriarch Abune Merkorios Laid to Rest – Walta Media and Communication Corporate
(英語)Ethiopia bids farewell to Patriarch Abune Merkorios | Africanews