キリスト教/アルメニア使徒教会/キリキア・カトリコスの アラム1世聖下 が、 ガレギン2世聖下 と共にアルメニア首相パシニャン閣下を訪問(2019年2月)

 アルメニア共和国を訪問したキリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会のキリキア・カトリコスアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia)は、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会/全アルメニア人のカトリコス・最高総主教ガレギン2世聖下(His Holiness Karekin IIGaregin II】, Supreme Patriarch and Catholicos of All Armenians)と共に、アルメニア共和国首相ニコル・パシニャン閣下(His Excellency Mr Nikol Pashinyan)を訪問しました。

 

Government of Armenia(アルメニア政府公式チャンネル):
Նիկոլ Փաշինյանն ընդունել է Ամենայն Հայոց Գարեգին Բ և Մեծի Տանն Կիլիկիո Արամ Ա կաթողիկոսներին – YouTube

 

※↑の動画と同じくアルメニア政府プレス・オフィスの動画
Cilicia TV:
ՎԱՐՉԱՊԵՏ ՆԻԿՈԼ ՓԱՇԻՆԵԱՆ ԸՆԴՈՒՆԵՑ ԵՐԿՈՒ ՎԵՀԱՓԱՌ ՀԱՅՐԱՊԵՏՆԵՐԸ – YouTube

 

 (英語:アルメニア共和国首相公式サイト)PM Nikol Pashinyan welcomes Catholicos of All Armenians Garegin II and Catholicos of the Great House of Cilicia Aram I – Press releases – Updates – The Prime Minister of the Republic of Armenia

 

キリスト教/アルメニア使徒教会/キリキア・カトリコスのアラム1世聖下がアルメニアを訪問、ガレギン2世聖下と会見(2019年2月)

 キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会のキリキア・カトリコスアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia)はアルメニア共和国を訪問、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会/全アルメニア人のカトリコス・最高総主教ガレギン2世聖下(His Holiness Karekin IIGaregin II】, Supreme Patriarch and Catholicos of All Armenians)と会見しました。

 

Armenian Church(アルメニア使徒教会 聖エチミアジン母座 公式チャンネル):
Catholicos of the Great House of Cilicia Received at the Mother See – YouTube

 

 (英語:アルメニア使徒教会 聖エチミアジン母座 公式サイト)The Armenian Church – Mother See of Holy Etchmiadzin – The Catholicos of the Great House of Cilicia Arrived at the Mother See of Holy Etchmiadzin
 (アルメニア語:アルメニア使徒教会 聖エチミアジン母座 公式サイト)The Armenian Church – Մայր Աթոռ Սուրբ Էջմիածին – Մեծի Տանն Կիլիկիո Կաթողիկոսը ժամանեց Մայր Աթոռ Սուրբ Էջմիածին

 (英語:アルメニア使徒教会キリキア・カトリコス庁公式サイト)HIS HOLINESS ARAM I DEPARTS FOR ARMENIA | Armenian Church Catholicosate of Cilicia

Armenian Churchさんのツイート: "This morning, His Holiness Aram I departed for Armenia for a three-day visit where he will meet with the President of Republic of Armenia, the Prime Minister and the Catholicos Karekin II.… https://t.co/PtZZBU3WTP"

 

関連:
 キリスト教/アルメニア使徒教会/キリキア・カトリコスの アラム1世聖下 が、 ガレギン2世聖下 と共にアルメニア首相パシニャン閣下を訪問(2019年2月)
 キリスト教/アルメニア使徒教会/キリキア・カトリコスの アラム1世聖下 が、 ガレギン2世聖下 と共にアルメニア大統領アルメン・サルグシャン閣下を訪問(2019年2月)

 

キリスト教/東方正教会/エルサレム総主教セオフィロス3世聖下がカタールを訪問とのこと(2019年2月)

 公式サイトのアナウンスメントによりますと、キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)は、2月21日~2月24日にカタール国を訪問、聖堂の成聖などをおこなうということです。

 

 (英語:東方正教会エルサレム総主教庁公式サイト)ANNOUNCEMENT OF THE PATRIARCHATE OF JERUSALEM (21/02/2019)

 

 東方正教会では、カタール国はアンティオキア総主教庁の管轄権下にあるというのが多数の教会の見方ですが、エルサレム大主教庁はアンティオキア総主教庁ことわりなくカタール大主教区を設置。
 アンティオキア総主教庁はこの件を理由に、エルサレム総主教庁とのフル・コミュニオンを解除して数年が経過しています。

 

キリスト教/ルーマニア正教会の2019年最初の聖シノド会合が開始へ。最大の議題はウクライナに関する教会分裂問題、ルーマニア正教会の小教区がウクライナに127ある模様(2019年2月)

 2019年2月21日、キリスト教/ルーマニア正教会の2019年最初の聖シノド会合が開始されたようです。
 最大の議題はウクライナにおける教会分裂の問題の模様。
 キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : カエサレア・カッパドキアエ座代行 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)は、ウクライナにはルーマニア正教会の小教区が127(追記:ウクライナ正教会= UOC の管轄権下のようです)あり、意見の表明には慎重になるべきである旨の発言をしているようです。
 詳細は調べていませんが、小教区の一部がクリミアに存在する可能性があります。その場合、コンスタンティノープルがトモスを授与した「“独立正教会の”ウクライナ正教会」を承認するとクリミアの小教区はロシア連邦構成主体クリミア共和国当局からの圧力を受けることは避けられないでしょう。
 また、もちろんのこと、ウクライナ当局がモスクワ総主教庁系のウクライナ正教会の聖堂や教会財産を強制的に接収・弾圧を継続している現在、ロシア寄りの発言は極めて難しいものと思われます。
 以上のことは政治的な問題といっていいと思いますが、これに加え、教会法やらなんやらという問題が加わります(というか人によってはこちらのみが重要というか)。
 はっきりいって、お茶を濁してなにもしないことにするのが最適ではないでしょうか。
 なにかあっても、懸念の表明や、(何の意味もない)汎・東方正教会の会合開催の要求などでしょうか。

 

 (英語:ルーマニア正教会通信)First 2019 Holy Synod working session kicks off with Ukraine situation on the agenda – Basilica.ro

Basilica.ro (EN)さんのツイート: "First 2019 Holy Synod working session kicks off with Ukraine situation on the agenda: https://t.co/jfftvblLNp… "

 

追加のリンク:
 (英語:ルーマニア正教会通信)Holy Synod examines Ukrainian ecclesiastical issue at first 2019 working session – Basilica.ro

Basilica.ro (EN)さんのツイート: "Here's what the Holy Synod of the Romanian Orthodox Church said about the situation in #Ukraine: https://t.co/nCoJEwXn9S… https://t.co/mikxhPWkhZ"

TRINITAS TV:
Prima ședință de lucru a Sfântului Sinod din 2019 – YouTube

 

キリスト教/英国正教会【イギリス正教会】【ブリテン正教会】公式サイトの記事「ONE APOSTOLIC FAITH & TRADITION」(2019年2月)

 少し前に総主教の称号の使用を開始した英国正教会【イギリス正教会】【ブリテン正教会】(British Orthodox Church)ですが、今回公式サイトに首座のグラストンベリー府主教/第7代英国総主教【イギリス総主教】【ブリテン総主教】“マル”・セラフィム1世聖下(His Beatitude Mar Seraphim I, Metropolitan of Glastonbury and Seventh British Patriarch)が書いたらしい記事が出ています。

 

 (英語:英国正教会公式サイト)One Apostolic Faith & Tradition – The British Orthodox Church

 

 いろいろ歴史的な内容はありますが、要は東方正教会とオリエント正教会の融和というか合同に近いものを呼びかけるもののようです。
 両者については、どの公会議までを認めるかの差(東方正教会は七つに対し、オリエント正教会は三つまで)がありますが、今回の記事によれば、英国正教会はかなり昔から東方正教会と同じ七つを認めているということです(コプト正教会に属していた時期は除く)。
 もちろん合同を呼びかける立場としては両者のうちのどちらと同じにしても構わないとは思いますが、コプト正教会側もよくもまあ受け入れたものです。そして、コプト正教会側が近年出ていった英国正教会の呼びかけをまともに相手にするとも思えませんが……。

 

 気になる点は二つ。

 一つは、そもそも誰に向けてこの記事を書いたのか、それがよくわからないところです。
 合同の呼びかけをしているのに、オリエント正教会内のコミュニオンの状態(シリア正教会とインド正教会の間)はもとより、東方正教会の教会分裂についてもなにひとつ言及がありません。
 コプト正教会を離脱した彼らにとっても見れば、そんなことは些細なことかもしれませんが、(たとえば)コンスタンティノープルとのコミュニオンを解除するという大ごとになっているロシア正教会が英国正教会の訴えに耳を貸す理由がまったく見えません。
 東方正教会もオリエント正教会も彼ら自身の問題が片付いておらず、離脱して総主教を称しはじめた変な少数集団の呼びかけに応じるどころか、この文章を読む理由すらあまりないのでは、と思わざるをえません。

 二つ目は、末尾の署名(というかなんというか文章を書いた人物名の表記)が「Abba Seraphim」となっています。英国総主教である「Mar Seraphim I」を使用するということ(というかそもそも昔そう決まったということ)になっていたはずですが、いまだにその該当記事以外では以前からの称号と同じもので表記(総主教とまったく書いていない)されており、これはいったいどういうことなのか。
 少数集団や少数派、あるいは訴えの正統性が非常に危ぶまれる人物が、身の丈に合わない称号の使用をぶちあげるケースは良くありますが、気が付くと使わなくなっていることも多いです。使わないのであれば、あんなことは書かないほうがよかったと思います。

 

 ともあれ、この英国正教会は、非常に妙な経緯をたどってきている少数集団ですが、今後もなにかあれば記事にします(もう出すネタがないだろうという気もしますが)。