キリスト教/“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“アンドリー主教”「『 UOC-KP が(もう)存在しない』というのは、『ドンバスにロシア兵がいない』というのと同じ」(2019年8月)

 前文だけ読んで吹き出したのでリンクだけしておきます。 UOC-KP の“アンドリー主教”(ヴァシルキウカ主教アンドリー座下 : His Grace Bishop Andriy of Vasylkivka)の手による記事のようですが、内容は大したことない、というか何回も出ているような内容です

 なお、 UOC-KP は、 OCU から離脱したとたんに OCU に弾圧を受けはじめ、 OCU に弾圧されていた( OCU 時代に弾圧していた)モスクワ総主教庁系ウクライナ正教会と同じような弾圧批判を始めたことでツッコミを受けていました。

 

 (ウクライナ語: UOC-KP 公式サイト)Єпископ Васильківський Андрій: Томос, – що ми отримали, і якою ціною – Українська Православна Церква Київський Патріархат

 

キリスト教/“ウクライナ独立正教会【UAOC】”が正式に存在を終えた模様(2019年7月)

 (英語)Ukrainian Autocephalous Orthodox Church officially ceases to exist / OrthoChristian.Com
 (英語)Interfax-Religion: Ukrainian Autocephalous Orthodox Church ceases to exist

 

 コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の成立とそこへの合流の結果、“ウクライナ独立正教会【UAOC】”は存在を終了したということになったようです。

 なお、 UOC-KP のほうはまだいろいろともめそうではあります。

 

キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下が、アルメニア使徒教会のコンスタンティノープル総主教代行に選出されたサハク・マシャリャン主教座下と会見(2019年8月)

 2019年8月2日、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)は、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会のコンスタンティノープル総主教代行(首座代行 : Locum Tenens)に選出されたサハク・マシャリャン主教座下(Bishop Sahak Mashalian)と会見しました。

 

 (英語)The Locum Tenens of the Armenian Patriarchate in Constantinople – Romfea News

Romfea.newsさんはTwitterを使っています: 「Bishop #Sahak, accompanied by clergy of the #Armenian #Patriarchate, was received by the @EcuPatriarch #Bartholomew #romfeanews https://t.co/Pjo2jrzYfY」 / Twitter

Romfea.news – Bishop Sahak, accompanied by clergy of the… | Facebook

 

空位となっているキリスト教/アルメニア使徒教会のコンスタンティノープル総主教代行に、サハク・マシャリャン主教座下が選出されていた模様(2019年7月)

 2019年7月4日、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会のコンスタンティノープル総主教代行に、サハク・マシャリャン主教座下(Bishop Sahak Mashalian)が選出されていた模様です。
 同座は、アルメニア使徒教会の第84代コンスタンティノープル総主教メスロブ2世ムタヒャン大主教座下(His Beatitude Archbishop Mesrob II Mutafyan, Armenian Patriarch of Constantinople : メスロプ2世ムタフィアン総主教)の永眠に伴い空位となっています。

 選挙では、マシャリャン座下が13票、そしてエルドアン大統領らに近いといわれ首座代理/代行を務めていたアラム・アテシャン大主教座下(His Eminence Archbishop Aram Ateşyan)が11票で、マシャリャン座下が総主教代行と決定しました。一方、翌日(7月5日)の選挙で、マシャリャン座下が務めていた総主教庁宗教会議の議長にアテシャン座下が代わりに選出されるという、ただの交代のような現実もあるようです。

 また、正式な総主教選出が年内におこなわれるかもわからないようです。
 新たな総主教の選出には、アルメニア本国の聖エチミアジン母座およびトルコ共和国当局の承認が必要となります。

※それと、ここの総主教座の名称が「コンスタンティノープル総主教」「イスタンブール総主教」「トルコ総主教」と表記が割れるようになってきているので、いったい正式名称はどうなっているのかが気になるところです。

 

 (英語)Archbishop Sahak Mashalian Elected Locum Tenens of the Armenian Patriarchate of Istanbul • MassisPost
 (英語)Bishop Sahak Mashalian Elected Locum Tenens of Istanbul Patriarchate | Asbarez.com
 (英語)Bishop Sahak Mashalian Elected Locum Tenens of Constantinople Patriarchate
 (英語)Bishop Sahak Mashalian elected Istanbul’s Armenian patriarchal locum tenens | ARMENPRESS Armenian News Agency

 

動画: UOJ による、キリスト教/ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)のルーシ洗礼を祝う行進が大成功に終わったことと、対立する勢力が衰退しているとする映像(2019年8月)

 2019年7月27日におこなわれたキリスト教/ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)主催のルーシ洗礼を祝う行進ですが、主催者発表の 30 万人はともかくとしても、かなりの規模の成功をおさめたのは間違いないようで、反プーチン系(というか反・宗教抑圧)のメディアでもモスクワ総主教庁系のウクライナ正教会が存在感を示したことが触れられていたりします。
  UOJ(Union of Orthodox Journalists)の動画では、ウクライナ正教会の今回の行進の成功を、昨年までのウクライナの政治家/ナショナリストらによるヒステリックな弾圧を乗り越えたものだと位置づけるようなものとなっています。
 とはいえ、ゼレンスキー大統領は、ウクライナ正教会への弾圧や聖堂や修道院などの強制接収を黙認し続けるのは確実と思われるので、まだまだ先はわかりません(使える駒がずいぶんと頼りないものになってますので、どうするのかというのはありますけど)。

 

UOJ I Union of Orthodox Journalists:
Day of Rus Baptism: Great Cross Procession and dissenters without administrative resource – YouTube

 

 ウクライナ正教会の、
 ザポロージエ・メリトポリ府主教ルカ座下(His Eminence Metropolitan Luke of Zaporizhia and Melitopol)、
 ドニエプロペトロフスク・パヴログラード府主教【ドニプロペトロウシク・パウロフラード府主教】イリネイ座下(His Eminence Metropolitan Yryney of Dnipropetrovsk and Pavlograd)、
 キロヴォグラード・ノヴォミルゴロド府主教ヨアサフ座下(His Eminence Metropolitan Ioasaf of Kirovograd and Novomirgorod)、
 が動画中でコメントしています。

 

 コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】内の権力争いに敗れた“フィラレート総主教”がいよいよ追い詰められ、バクチをやった割にはあっさりと選挙に負けたポロシェンコ(前)大統領は訴追を免れるためにアメリカのロビイストに助けを求めているという、昨年の破門撤回の時の両者の喜びようを思い出すと、涙が止まりません(訳:失笑してます)。
 この状況でコンスタンティノープルの全地総主教を称する御方はなにひとつ責任をお取りにならないようで、両者が完全に失墜した後、バルソロメオス総主教への恨み節が出るのかも注目です。