2018年9月25日、ローマ教皇庁国務省外務局局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教座下(ホデルム名義大司教 : Archbishop Paul Richard Gallagher : Titular Archbishop of Hodelm)は、ウクライナ外務大臣パウロ・クリムキン閣下(His Excellency Mr Pavlo Klimkin)と会見しました。
this is an internal question of the Orthodox Church, on which the Holy See never did and has no intention whatsoever of expressing any evaluation, in any venue.
東方正教会内部の問題であるとしています。
引用より前の「wishes to once again state」という部分から、「またいわないといけないのか……」とうんざりしているのが伝わってくるようです。
2018年9月27日、キリスト教/東方正教会/アレクサンドリア・全アフリカ総主教セオドロス2世聖下(His Beatitude Theodoros II, Pope and Patriarch of Alexandria and All Africa)は、ウクライナを訪問しました。
オデッサ国際空港では、ロシア正教会モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会の、
オデッサ・イズマイル府主教アガファンゲル座下(アハファンヘル府主教 : His Eminence Agafangel, Metropolitan of Odessa and Izmail)、
ドネツク・マリウポリ府主教イラリオン座下(His Eminence Hilarion【Ilarion】, Metropolitan of Donetsk and Mariupol)、
ゴルロフカ・スラヴャンスク府主教ミトロファン座下(His Eminence Mitrofan, Metropolitan of Gorlovsky and Sloviansk)、
ユージュネ主教ディオドル座下(His Grace Diodor, Bishop of Yuzhne)、
アルツィス主教ヴィクトル座下(His Grace Victor, Bishop of Artsyz)、
らが出迎えたようです。
(記事の掲載が終了しています)(ロシア語:ウクライナ正教会オデッサ教区公式サイト)Православная Одесса | В Одессу с дружеским визитом прибыл Предстоятель Александрийской Православной Церкви Блаженнейший патриарх Александрийский и всея Африки Феодор II
掲載時URL:http://eparhiya.od.ua/sobyitiya/sobyitiya/4861-v-odessu-s-drujeskim-vizitom-pribyil-predstoyatel-aleksandriyskoy-pravoslavnoy-tserkvi-blajenneyshiy-patriarh-aleksandriyskiy-i-vseya-afriki-feodor-ii
(記事の掲載が終了しています)(ロシア語:ウクライナ正教会オデッサ教区公式サイト)Православная Одесса | Патриарх Александрийский Феодор II возглавил молебен о единстве Православия в Спасо-Преображенском кафедральном соборе г. Одессы (Видео)
掲載時URL:http://eparhiya.od.ua/sobyitiya/sobyitiya/4862-patriarh-aleksandriyskiy-feodor-ii-vozglavil-moleben-o-edinstve-pravoslaviya-v-spaso-preobrajenskom-kafedralnom-sobore-g_-odessyi-video
(記事の掲載が終了しています)(ロシア語:ウクライナ正教会オデッサ教区公式サイト)Православная Одесса | Патриарх Александрийский Феодор II посетил Свято-Успенский Одесский кафедральный собор (Видео)
掲載時URL:http://eparhiya.od.ua/sobyitiya/sobyitiya/4863-patriarh-aleksandriyskiy-feodor-ii-posetil-svyato-uspenskiy-odesskiy-kafedralnyiy-sobor-video
(記事の掲載が終了しています)(ロシア語:ウクライナ正教会オデッサ教区公式サイト)Православная Одесса | Патриарх Александрийский Феодор II возглавил молебен о единстве Православия в Спасо-Преображенском кафедральном соборе г. Одессы (Видео)
掲載時URL:http://eparhiya.od.ua/sobyitiya/sobyitiya/4862-patriarh-aleksandriyskiy-feodor-ii-vozglavil-moleben-o-edinstve-pravoslaviya-v-spaso-preobrajenskom-kafedralnom-sobore-g_-odessyi-video
2018年9月26日、キリスト教/東方正教会/アメリカ正教会【OCA】の首座/ワシントン大主教、全アメリカ・カナダ府主教ティーホン座下(His Beatitude Metropolitan Tikhon of All America and Canada, Archbishop of Washington)は、コンスタンティノープルの全地総主教庁がウクライナに独立正教会を設置しようとしている件について大主教教書を発布しました。
汎正教会会合の開催呼びかけと、現行のロシア正教会系のウクライナ正教会の首座/キエフ・全ウクライナ府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan Onufriy of Kiev and All Ukraine)の支持、ということで、特に驚きはなく、また特に影響はないでしょう。
また、ロシア正教会が全地総主教庁とユーカリスト・コミュニオンを停止することへの懸念は強いようです。
ロシア正教会が主教らの交流を停止したことにより、アメリカ合衆国教会法上合法主教会議(Assembly of Canonical Orthodox Bishops of the United States of America)などのアセンブリーは重要な決定がくだせない状況にあると思います(議長が全地総主教庁から出ているのでロシア正教会の主教が出席しない)。
そして、ユーカリスト・コミュニオンが停止されると(その重要性はともかくとして同会議としては)8月に新しく出したばかりの主教・教区情報が、一部の人たちには無意味なものになってしまうということもあります。
また、アメリカ正教会【OCA】は全地総主教庁からは独立を認められていないものの、同協議会では独立した管轄権を持つものとして扱われており、今後全地総主教庁側がアメリカ正教会自体をどう位置づけていくのかというのも気になるところではあります。
2018年5月に、キリスト教/セルビア正教会のザフムリェ・ヘルツェゴビナ・プリモルスカ主教に選出されたディミトリイェ掌院(Bishop-elect Dimitrije of Zahumlje-Herzegovina and the Littoral)の叙聖・着座がおこなわれたようです。ディミトリイェ座下はモンテネグロ出身。
キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)、
キリスト教/セルビア正教会/モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイトに、セルビア共和国の「Политика(Politika)」によるモンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)、
らが臨席。