キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、モスクワ市議会選挙で投票(2019年9月)

 2019年9月8日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【全ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、モスクワ市議会(Moscow City Duma)の議会選挙で投票をおこないました。

 

russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁公式チャンネル):
Святейший Патриарх Кирилл проголосовал на выборах в Мосгордуму – YouTube

 

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Святейший Патриарх Кирилл принял участие в выборах в Московскую городскую Думу / Новости / Патриархия.ru

 

キリスト教/エチオピア正教会の聖堂が襲撃される、また総主教庁の文書を装う偽文書を公開する記者会見がおこなわれる、など(2019年9月)

 2019年9月2日に、キリスト教/オリエント正教会/エチオピア正教会の常任聖シノドの緊急会合がおこなわれたようです。

 

 (英語)Ethiopian Orthodox Patriarchate Slams Relentless Attack on Churches and the Faithful | News | Orthodoxy Cognate PAGE

 

 エチオピア連邦民主共和国内の人種対立の影響がベースにあるようですが……。
 人種対立によりエチオピア正教会の聖堂が襲撃されたり、元エチオピア正教会の司祭でオロモ人の政治活動家がオロモ人の教会分離を認めるかのようなエチオピア正教会総主教庁の偽文書を記者会見で公開したり、ということがあったようです。

 それなりの人口を擁しながら政治的立場が低く扱われてきたオロモ人ですが、おそらくですが、エチオピア正教会でも立場が低いものなのだと思います。
 エチオピア正教会は、アメリカ合衆国の亡命シノドとの統合がおこなわれて一年と少しが経過しましたが、政治状況にあわせて問題がまた浮上してきたようです。
 政治家も非常にあやふやな態度を取っているようで、エチオピア正教会は面倒な時期を迎えたかもしれません。

 

キリスト教/“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“フィラレート総主教”がフジコ・ヘミングの演奏会に臨席。ウクライナ駐箚の日本国大使の招待によるもの(2019年9月)

 2019年9月5日、“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の公式サイトによりますと、“フィラレート総主教”(キーウ・全ルーシ=ウクライナ総主教フィラレート聖下 : His Holiness Patriarch Filaret of Kyiv and All Rus’-Ukraine)は、フジコ・ヘミングゲオルギー=ヘミング・イングリッド・フジコGeorgii-Hemming Ingrid Fuzjko)の演奏会に臨席したようです。
 同庁の公式サイトによりますと、ウクライナ駐箚の日本国特命全権大使倉井高志閣下(くらい たかし : His Excellency Mr Takashi Kurai)の招待によります。

 このサイトをご覧の方はご存知でしょうが、フィラレート総主教はロシア正教会を破門(anathema)されてから現在に至るまでロシア正教会モスクワ総主教庁と激しく対立しています。
 またその破門をロシア正教会を無視して撤回したコンスタンティノープル主導で結成された OCU をも離脱。この出来事においてはポロシェンコ(前)大統領や現在 OCU の首座を務めるかつての自分の右腕“エピファニー府主教”らが自分に嘘(エピファニー府主教は対外的に代表を務めるだけであり、国内ではフィラレート総主教がトップであるとする密約)をついて騙したと主張しています。そして、 OCU 側が UOC-KP を清算して全財産を取得しようとしている動きに対し、訴訟を起こすなどの動きを見せています。また、コンスタンティノープルが OCU に与えたトモスの内容についても「モスクワと共謀しウクライナに真の独立を与えなかった」というような内容の批判を加えています。

 大使は5月に上記の( OCU 首座の)エピファニー府主教と会見しており、また駐ウクライナ大使館でおこなわれた天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)の即位記念の催しにそのエピファニー府主教が(コンスタンティノープルの聖職者とともに)臨席しています。

 今回、フィラレート総主教を演奏会に招待したことは、教派に対するバランス外交……ということになるのかなあと首をひねっております。 UOC-KP の宣伝に使われ、反感を招くだけでは……。しかし、ウクライナのような面倒な場所で、現地の大使が信頼できないとなると政府に出来ることはなにもないので、この招待が日本の国益につながることを期待しましょう。

 

 (ウクライナ語: UOC-KP 公式サイト)Патріарх Філарет відвідав концерт відомої японської піаністки Інгрід Фудзіко Хемінг – Українська Православна Церква Київський Патріархат

 

На запрошення Посла Японії в Україні… – Київський Патріархат УПЦ | Facebook

 

Святійший Патріарх Філаретさん(@patriarch_philaret) • Instagram写真と動画

 

キリスト教/セルビア総主教イリネイ聖下が退院(2019年9月)

 2019年9月6日の朝、8月末に入院していたキリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)が退院したようです。

 

 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)His Holiness the Patriarch released from hospital treatment | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 (セルビア語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Његова Светост Патријарх отпуштен са болничног лечења | Српскa Православнa Црквa [Званични сајт]

 

キリスト教/東方正教会/エルサレム総主教セオフィロス3世聖下が、ベラルーシ正教会のパーヴェル府主教座下と会見(2019年9月)

 2019年9月4日、キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)は、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁からある程度自治的な権限を与えられているベラルーシ正教会【全ベラルーシにおける総主教代理区】の首座/ミンスク・ザスラーヴリ府主教パーヴェル座下(His Eminence Metropolitan PaulPavel】of Minsk and Zaslavl, the Patriarchal Exarch of All Belarus)と会見しました。

 会談中、セオフィロス総主教は、ウクライナにおいては、ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で高度な自治的権限を有するウクライナ正教会の首座/キエフ・全ウクライナ府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan Onufry of Kiev and All Ukraine)を支持する立場を重ねて表明したようです。

 

 (ロシア語:ベラルーシ正教会公式サイト)Состоялась встреча Предстоятеля Иерусалимской Православной Церкви и Патриаршего Экзарха всея Беларуси | Митрополит | Белорусская Православная Церковь | Новости | Официальный портал Белорусской Православной Церкви
 (写真:ロシア語:ベラルーシ正教会公式サイト)Состоялась встреча Предстоятеля Иерусалимской Православной Церкви и Патриаршего Экзарха всея Беларуси | Фоторепортажи | Новости | Официальный портал Белорусской Православной Церкви

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Состоялась встреча Предстоятеля Иерусалимской Православной Церкви и Патриаршего экзарха всея Беларуси / Новости / Патриархия.ru
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Primate of Orthodox Church of Jerusalem meets with Patriarchal Exarch of All Belarus / News / Patriarchate.ru
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Состоялась встреча Предстоятеля Иерусалимской Православной Церкви и Патриаршего экзарха всея Беларуси | Русская Православная Церковь
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Primate of Orthodox Church of Jerusalem meets with Patriarchal Exarch of All Belarus | The Russian Orthodox Church
 (ウクライナ語:ウクライナ正教会公式サイト)Єрусалимський Патріарх Феофіл ІІІ: Визнаю тільки Православну Церкву в Україні, яку очолює Митрополит Онуфрій – Українська Православна Церква
 (英語:ウクライナ正教会公式サイト)Patriarch Theophilos III of Jerusalem: The only Orthodox Church in Ukraine that I recognise is the one headed by His Beatitude Metropolitan Onufriy – Українська Православна Церква

 (英語)“I recognize only one Church in Ukraine, headed by Met. Onuphry,” Pat. of Jerusalem tells Met. of Belarus / OrthoChristian.Com
 (英語)Patriarch Theophilos: I recognize only the Church of Met Onuphry in Ukraine – UOJ – the Union of Orthodox Journalists
 (英語)Interfax-Religion: Jerusalem Patriarch takes the side of Russian Church in the “Ukrainian question”

 

Його Блаженство відзначив, що одним з… – Українська Православна Церква | Facebook