キリスト教/セルビア正教会首座代行のダバル=ボスニア府主教フリゾストム座下が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】感染検査で陽性・入院とのこと(2020年12月)

 2020年12月4日、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座代行/ダバル=ボスニア府主教フリゾストム座下(His Eminence Metropolitan Hrizostom of Dabar-Bosnia)が、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】感染検査で陽性の結果が出、入院したと発表されました。

 

 (英語:セルビア正教会 総主教庁 公式サイト)Press Release | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 

 東方正教会では、感染や永眠(セルビア総主教を含む)が続出しており、セルビア正教会では後継総主教選出をいつおこなうかの目途も立っていません。

 

続報:
 新型コロナウイルス感染症【COVID-19】感染検査で陽性・入院していたキリスト教/セルビア正教会首座代行のダバル=ボスニア府主教フリゾストム座下が退院との情報(2020年12月)

 

関連:
 訃報(2020年11月20日):キリスト教/セルビア総主教イリネイ聖下が永眠(1930~2020)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】
 訃報(2020年10月30日):キリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下が永眠(1938~2020)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の治療で入院との既報

 

インタビュー動画(セルビア語):キリスト教/セルビア正教会首座代行のダバル=ボスニア府主教フリゾストム座下へのインタビュー映像(2020年12月)

 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座代行/ダバル=ボスニア府主教フリゾストム座下(His Eminence Metropolitan Hrizostom of Dabar-Bosnia)へのインタビュー動画です。

 

Телевизија Храм:
Разговор са Митрополитом дабробосанским и мјестобљуститељем патријарашког трона Г. Хризистомом – YouTube

 

 セルビア正教会の次の首座(総主教)が誰になるか読めない状況です。
 フリゾストム座下は、ボスニア・ヘルツェゴビナ国籍のようです。

 

ルクセンブルク大公アンリ殿下が、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル/ベルギー府主教アシナゴラス座下らと会見(2020年11月)

※この記事は世界の王室ニュースと重複します。

 

 2020年11月26日、ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)は、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル/ベルギー府主教アシナゴラス座下(His Eminence Metropolitan Athenagoras of Belgium, Exarch of the Netherlands and Luxembourg : オランダとルクセンブルクにおける首座代理)と会見しました。

 

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています 「26 novembre 2020 – Le Chef d’Etat a reçu en audience Son Eminence le Métropolite Athénagoras de Belgique et le Père Panagiotis Moschonas, Curé de la Cathédrale orthodoxe au Luxembourg, Vicaire Episcopal. ©MGD/K.Barthelmey https://t.co/Fy0VEn4Muf」 / Twitter

 

 (英語)Metropolitan of Belgium had a meeting with the Grand Duke of Luxembourg – Orthodox Times

 

キリスト教/キプロス正教会の聖シノドの会合がおこなわれる(2020年11月)

 キプロス正教会の聖シノドの会合がおこなわれたようですが、玉虫色の結論もいいところのコミュニケが出ただけです(記事のリンクも面倒)。
 彼らにとって、自分たちの首座が一方的に(メンバーの一部が教会法上合法でない主教とみている人物と)コミュニオンの状態に入ったことは、信仰の問題ではないそうです。じゃあ趣味の問題なんですか??、というのも大人気ないですが。
 首座(名前を書くのも面倒)の決定に「反対しない」というよくわからない決定と、また、聖シノドのメンバーを拘束する決定もなされなかったようです。

 

関連:
 本日【2020年11月23日】キリスト教/キプロス正教会が聖シノドの会合をおこなう模様。おそらくコンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】を承認し、その後ロシア正教会側からフル・コミュニオンを解除されるということになるのでは(2020年11月)

 

バーレーン王ハマド陛下がセルビア大統領ブチッチ閣下から電話を受ける(2020年11月)大統領は薨去したバーレーン首相ハリーファ王子殿下への弔意を、ハマド陛下は薨去したキリスト教/セルビア総主教イリネイ聖下への弔意を伝える

※この記事は世界の王室ニュースと重複します。

 

 こういった電話での儀礼的な挨拶は、ものすごく頻繁にあるものですが、やり取りが珍しく感じたので書いておきます。

 2020年11月24日、バーレーン王ハマド・ビン・イーサ・アル・ハリーファ陛下(His Majesty Hamad bin Isa Al Khalifa, King of Bahrain)は、セルビア共和国大統領アレクサンダル・ブチッチ閣下(ヴチッチ大統領 : His Excellency Mr Aleksandar Vučić)より電話を受けました。

 ブチッチ大統領は11月11日に薨去した、バーレーン首相を長期にわたって務めた国王の叔父のハリーファ・ビン・サルマーン・アル・ハリーファ王子殿下(His Royal Highness Prime Minister Prince Khalifa bin Salman Al Khalifa)への弔意を伝えました。
 ハマド国王は、謝意を表明し、また永眠したキリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)への弔意を伝えました。

 

 (英語)HM King receives call from Serbian President

Bahrain TV News Center تلفزيون البحرين مركز الأخبار:
البحرين مركز الأخبار : جلالة الملك المفدى يتلقى إتصالاً هاتفياً من فخامة رئيس صربيا 24-11-2020 – YouTube

 

追記:
 なお、セルビア大統領側では、このような弔意のやり取りには触れておらず、二国間関係の強化の話題となっています。

 (英語:セルビア大統領府 公式サイト)Telephone conversation with His Majesty the King of Bahrain | The President of the Republic of Serbia

 

関連:
 訃報(2020年11月20日):キリスト教/セルビア総主教イリネイ聖下が永眠(1930~2020)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】

関連(世界の王室ニュース):
 訃報(2020年11月11日):バーレーン首相ハリーファ王子殿下が薨去(1935~2020)1970年より首相