キリスト教/ジョージア総主教【グルジア総主教】イリア2世聖下が、ジョージア首相に再任されたイラクリ・ガリバシヴィリ閣下と会見(2021年3月)首相は、総主教と教会への全面支持を約束

 2021年3月2日、キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia)は、ジョージア総主教庁にて、2月にジョージア首相【グルジア首相】に再任されたイラクリ・ガリバシヴィリ閣下(Irakli Garibashvili)と会見しました。

 首相は総主教への敬意を表明し、現在、総主教や教会へおこなわれている「前例のない」批判・非難に対し容認できないことと総主教や教会への支持を言明しました。

※具体的になんの件だかよくわかりませんが……。

 

Georgian Government(ジョージア政府【グルジア政府】公式サイト):
შეხვედრა სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქთან – YouTube

 

 (英語:ジョージア政府【グルジア政府】公式サイト)Government of Georgia – Appearance 2021 | Irakli Garibashvili: Once again, I expressed my great respect, modesty and admiration to our Patriarch. We witnessed an unprecedented attack against the Church and Patriarch himself, which is absolutely unacceptable!

 

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア正教会 総主教庁 公式サイト)საქართველოს საპატრიარქო | სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქი პრემიერ-მინისტრ ირაკლი ღარიბაშვილს შეხვდა

საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური გვერდი❳ | Facebook

 

 (英語:ルーマニア正教会通信)Georgian PM condemns "unprecedented attack" against Patriarch Ilia and the Orthodox Church – Basilica.ro

訃報(2021年3月4日):キリスト教/セルビア正教会のアタナシイェ主教座下が永眠(1938~2021)元ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・沿海主教。新型コロナウイルス感染症【COVID-19】によるセルビア正教会の主教以上の永眠は5人目

 2021年3月4日、入院と容態悪化が報じられていたキリスト教/東方正教会/セルビア正教会のアタナシイェ主教座下(His Grace Bishop Atanasije)が永眠したと発表されました。
 1938年1月8日生まれの83歳。

 

 (英語:セルビア正教会 総主教庁 公式サイト)Retired Bishop Atanasije (Jevtic) reposed in the Lord | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 (セルビア語:ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・沿海教区 公式サイト)Уснуо у Господу умировљени Епископ Атанасије | Епархија ЗХиП
 (セルビア語:ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・沿海教区 公式サイト)Владиκο, бесмртног имена, вјечна ти успомена! | Епархија ЗХиП

Eparhija ZHiP(ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・沿海教区 公式チャンネル):
Вјечни спомен и Царство небеско драги наш Владико! – YouTube

 

Телевизија Храм:
Биографија блаженопочившег Епископа Атанасија – YouTube

 

 (英語)Bishop Atanasije (Jevtić) reposes in the Lord / OrthoChristian.Com

 

関連:
 キリスト教/ルーマニア総主教ダニエル聖下が、永眠したセルビア正教会のアタナシイェ主教座下への弔意を表明(2021年3月)

キリスト教/チェコ・スロバキア正教会のシュムペルク主教イザヤシュ座下が、教会の意向に逆らって行動している模様(2021年3月)同教会も教会分裂に入る可能性が

 キリスト教/東方正教会/チェコ・スロバキア正教会のシュムペルク主教イザヤシュ座下(His Grace Bishop IsaiaIzaiáš】 of Šumperk)が、同教会の指示を度々無視しているそうです。
 同主教派、一部の司祭らの支持を得ているようで、チェコ・スロバキア正教会の教会分裂の可能性も出てきているとか(あくまで下記記事からですが)。

 

 (英語)Bishop of OCCLS, who served with Dumenko, tries to seize parish in Brno – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 

 2019年に同主教は、同教会が禁じている、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】との共同礼拝をおこなっており、これに続きブルノ・オロモウツ教区の一部を勝手に率いているという状況があります。
 親コンスタンティノープル派として、教会から分離するつもりなのか……とも思われますが……。

 ブルノ・オロモウツ教区を管轄するシメオン大主教座下(Archbishop Simeon of Brno and Olomouc)は、かつては親コンスタンティノープルとしてチェコ・スロバキア正教会内で親ロシア派と対立していましたが、現在ではこのイザヤシュ主教の行動に同調している様子はないようです。
 もっとも、シメオン座下のこれからの行動がどうなるのかいまいちよめないところではありますが……。

追記:
 シメオン座下が隠居状態であるという話もあるようです。
 いずれにせよ、情報が少ないので、よくわかりません。

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下がコンスタンティノープルのバルソロメオス総主教のウクライナにおける行為を「教会法にそっていない」とコメントした件で、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の聖職者がセルビア総主教を非難(2021年3月)着座後すぐに泥沼の気配

 新たに着座したキリスト教/東方正教会/セルビア正教会は、セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、インタビューでの答えの中で、コンスタンティノープルのバルソロメオス総主教のウクライナにおける行為(一方的に独立正教会を設置したことなど)を「我々はロシア正教会の見方をしているわけではなく教会法を守っているだけ。コンスタンティノープルのやり方は教会法・慣習に沿っていない」とコメントしました。
 これに関して、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の“聖職者”が、「セルビア総主教は教会法の専門家でも、ウクライナにおける専門家でもなんでもない」と非難しているようです。

 

 (英語)Schismatic bishop fires back: Serbian Patriarch is no expert on canons, he’s pretending to be an oracle / OrthoChristian.Com
 (英語)OCU claims Patriarch Porfirije is not an expert on canons – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 

 ウクライナにおける現在の東方正教会の問題は多々ありますが、まず OCU の首座である“エピファニー府主教”について、ポーランド正教会は「彼は主教ではない」と回答しており、キプロス正教会でコンスタンティノープルを批判している府主教らは「彼は神品(聖職者)ではない」と発言しています。
 ポルフィリイェ総主教にいたっては、かつて「彼は信徒ですらない」としていました。

 ポルフィリイェ総主教からしてみれば、なんで首座を自称する「信徒ですらない人物」のよくわからない手下からこんなことを言われねばならんのかという話で、コンスタンティノープルがこれに対して(ポルフィリイェ聖下のコメント及び、それに対する OCU の人物のコメントに対して)何か反応するのか注目です。

 

 それにしても、ああ、泥沼……。

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下が念のための隔離へ(2021年3月)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の症状がみられる司祭との接触のため

 新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の症状がみられた司祭との接触があったため、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会は、セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)が医師の助言に従い念のための自主隔離に入るようです。

 

 (英語:セルビア正教会 総主教庁 公式サイト)Press Release | Serbian Orthodox Church [Official web site]