To His Eminence Yoan
Metropolitan of Varna and Veliki Preslav
Locum tenens of the Patriarchal Throne
Holy Synod of the Bulgarian Orthodox Church
また、プロヴディフ府主教ニコライ座下(His Eminence Metropolitan Nikolay of Plovdiv)が(異例ですが)自らの総主教選出を望まない旨を表明しているようです。
これに伴い、有資格者は、以下の八名となります(ニコライ座下の資格が失われたわけではありませんが……)。
追記:
6月20日に、聖シノドは候補者を三名に絞るようです。
アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリア府主教イオシフ2世座下(His Eminence Metropolitan Ĭosif II【Joseph】 of the USA, Canada, and Australia)
ヴェリコ・タルノヴォ府主教グリゴリー座下(His Eminence Metropolitan Gregory【Grigoriĭ】 of Veliko Tarnovo)
プレヴェン府主教イグナティー座下(His Eminence Metropolitan Ignatius of Pleven)
ロヴェチ府主教ガヴリール座下(His Eminence Metropolitan Gabriel【Gavriil】 of Lovech)
ヴァルナとヴェリキー・プレスラフ府主教ヨアン座下(His Eminence Metropolitan Ĭoan of Varna and Veliki Preslav (Great Preslav))
ルセ府主教ナウム座下(His Eminence Metropolitan Naum of Ruse)
ヴラツァ府主教グリゴリー座下(His Eminence Metropolitan Grigoriy of Vratsa)
ヴィディン府主教ダニール座下(His Eminence Metropolitan Daniil of Vidin)
2022年12月6日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)はブルガリア共和国を訪問、ブルガリアにおけるポドヴォリエ(メトヒオン:東方正教会間の大使館のようなもの)設置70周年を祝いました。
また、同日、アントニー府主教は、旧ブルガリア王シメオン2世陛下(His Majesty King Simeon II of the Bulgarians : 元ブルガリア共和国首相シメオン・サクスコブルクゴツキ氏 : Simeon Saxe-Coburg-Gotha)をブラナ宮殿に訪問。
ミトロファノヴァ大使や、ロシア正教会の関係者が同行。
府主教は、キリル総主教からシメオン2世陛下への、ブルガリア正教会とブルガリア社会への高い貢献への賛辞が伝えら、シメオン2世陛下からの返辞があった模様。
モスクワ総主教庁 渉外局の公式サイトでは、シメオン2世陛下のロシア正教会とブルガリア正教会への関係強化に関する貢献への言及がありますが、これはシメオン2世陛下側のサイトにはありません。
シメオン2世陛下側のサイトでは、アントニー府主教はブラナ宮殿の礼拝堂で、王室とブルガリアの人々の健康を祈念したということです。
2021年9月5日、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会のモンテネグロ・沿海府主教に選出されているヨアニキイェ座下(His Eminence Metropolitan Joanikije of Montenegro and the Littoral)の着座式がモンテネグロのツェティニェ修道院でおこなわれました。
、セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)により司式され、礼拝ではクルシェヴァツ主教ダヴィド座下(His Grace Bishop David of Kruševac)が参加したようです。
参列した高位聖職者:
エルサレム総主教庁/
カタール大主教マカリオス座下(His Eminence Archbishop Makarios of Qatar)
ロシア正教会/
トヴェリ・カシン府主教アンヴロシー座下(His Eminence Metropolitan Ambrose【Amvrosiy】 of Tver and Kashin)
ブルガリア正教会/
ロヴェチ府主教ガヴリール座下(His Eminence Metropolitan Gabriel【Gavriil】 of Lovech)
アルバニア正教会/
ジロカストラ府主教ジミタル座下(His Eminence Metropolitan Dhimiter of Gjirokastra)
ポーランド正教会/
シェミャティチェ主教ヴァルソノフィウシュ座下(His Grace Bishop Warsonofiusz of Siemiatycze)
チェコ・スロバキア正教会/
ミハロウツェ・コシツェ大主教ユライ座下(His Eminence Archbishop George【Juraj】 of Michalovce and Košice)
在外ロシア正教会/
ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系):
セルビア正教会/
シュマディヤ主教ヨヴァン座下(His Grace Bishop Jovan of Šumadija)
クルシェヴァツ主教ダヴィド座下(His Grace Bishop David of Kruševac)
ニシュ主教アルセニイェ座下(His Grace Bishop Arsenije of Niš)
(元)カナダ主教ゲオルギイェ座下(His Grace Bishop Georgije, retired Bishop of Canada)
マルカ主教に選出されているサワ掌院(Archimandrite Sava, elected Bishop of Marca)
フヴォスノ主教に選出されているユスティン掌院(Archimandrite Justin, elected Bishop of Hvosno)
聖地アトス山のヒランダル修道院の修道院長メトディイェ掌院(Archimandrite Metodije, abbot of the Chilandar Monastery)
2019年6月25日におこなわれた、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会(モスクワ総主教庁)の管轄下で高度な自治的権限を有するウクライナ正教会の首座/キエフ・全ウクライナ府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan Onufriy of Kiev and All Ukraine)らの礼拝と、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】と“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“内紛”などの映像です。
冒頭などに登場する、モスクワ総主教庁系ウクライナ正教会およびオヌフリー府主教座下を支持するコメントをしている各独立正教会の主教ら(登場順)は、
セルビア正教会 …… モラヴィツァ主教アントニイェ座下(His Grace vicar Bishop Anthony【Antonije】 of Moravica : ビデオ内表記【Bishop Anthony of Moravia】)、
ブルガリア正教会 …… ロヴェチ府主教ガヴリール座下(His Eminence Metropolitan Gabriel【Gavriil】 of Lovech : ビデオ内表記【Metropolitan Gabriel of Lovech】)、
キプロス正教会 …… タマソス・オレイニ府主教イサイアス座下(His Eminence Metropolitan Isaias of Tamassos and Oreini : ビデオ内表記【Metropolitan Isaiah of Tamassos】)、
ポーランド正教会 …… ハイノフカ主教パーヴェル座下(His Grace Bishop Paweł of Hajnówka : ビデオ内表記【Bishop Paul of Hainowka】)、
エルサレム総主教庁 …… ボスラ府主教ティモセオス座下(The Most Reverend【His Emienence】 Metropolitan Timotheos of Bostra)、
アレクサンドリア総主教庁 …… カルタゴ府主教メレティオス座下(His Eminence Metropolitan Meletios of Carthage)。
“内紛”の話題ですが、すでに今まで取り上げたことが含まれます。
“フィラレート総主教”の主張、彼自身への破門(Anathema)はもともと成立していないというものも出ています(これは今後一番問題になってくるポイントでしょう)。コンスタンティノープルによる破門の撤回がそもそも不要であったということです。
キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、コンスタンティノープルが、ウクライナの教会法上合法でない主教らを“合法化”してくるという予想をしていました。しかし現時点において、そしておそらく今後も、おこなわれていません。これは、コンスタンティノープルが独立正教会として認めたウクライナ正教会【OCU】には、(フィラレート総主教を除いて)教会法上合法な聖職者が存在しないことを示しています(ただしフィラレート総主教への破門がそもそも成立していないとすれば教会法上合法です)。
コンスタンティノープルを支持する聖職者・論者の中には、「そもそも独立正教会というのは、コンスタンティノープルから独立しているというわけではない」などという今となってはどーでもいーことをだらだらと述べている方もいますが、教会法上合法な聖職者や使徒継承性について語ってほしいところです。「教会法も使徒継承性もどうでもいい。すべてコンスタンティノープルのその時の気分で決まる。それが東方正教会の教え、古代より伝わる正しい教え、キリスト教だ」とそういうことなんでしょうか? いや、そうなんでしょう。それは過去において東方正教会が主張してきたこととはちと違うと思うので、今年の OCU へのトモス授与に伴い、東方正教会は崩壊し、今は組織を継承していると称する変な集団がいるだけだ、とそう結論付けるしかないのです。
もちろん、コンスタンティノープルがどうなろうが、他にも教会集団は存在しますし、彼らは OCU を承認していないので、東方正教会が崩壊したなどというのは大袈裟だということは言えるかもしれませんが、その各教会はコンスタンティノープルと縁を切ろうとする気がないどころか(ロシア正教会ですら今より進む気はないでしょう)、「コンスタンティノープルを失ったら我々はプロテスタントと同レベルになってしまう!」と絶叫している有様。
2019年2月25日、キリスト教/東方正教会/ブルガリア正教会の首座/ソフィア府主教・ブルガリア総主教ネオフィット聖下(His Holiness Neophyte【Neofit】, Bulgarian Patriarch, Metropolitan of Sofia)は、ブルガリア共和国を訪問中のキリスト教/東方正教会/ロシア正教会のウラジーミル・スーズダリ府主教ティーホン座下(His Eminence Metropolitan Tikhon of Vladimir and Suzdal)と会見しました。
会談には、ブルガリア正教会より、
ネヴロコプ府主教セラフィム座下(His Eminence Metropolitan Serafim of Nevrokop)、
メルニク主教ゲラシム座下(His Grace Bishop Gerasim of Melnik)、
ベログラトチク主教ポリカルプ座下(His Grace Bishop Polikarp of Belogradchik)、
らが同席。
また、ティーホン座下は、ブルガリア各地訪問時に会見した、
ヴェリコ・タルノヴォ府主教グリゴリー座下(His Eminence Metropolitan Gregory【Grigoriĭ】 of Veliko Tarnovo)、
トロヤン修道院修道院長/ヴェリチュカ主教シオニー座下(His Grace Bishop Sioniy of Velichka, Hegumen【Abbot】 of the Troyan Monastery)、
らへの謝意を表明。
(トロヤン修道院では、故ブルガリア総主教マクシム聖下に関連する礼拝を共におこなった模様)