キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア連邦駐箚のアイルランド大使と会見(2021年3月)

 2021年3月16日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、ロシア連邦駐箚アイルランド特命全権大使ブライアン・マケルダフ閣下(His Excellency Mr Brian McElduff)と会見しました。

 会談では、二国間関係、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミックに関する話題の他、アイルランドにおける宗教事情や、ロシア正教会の建造物の修理などやロシア正教会に返還されるべきもの(と教会側が考えている)建造物に関してが話題となったようです。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 公式サイト)DECR chairman meets with Ambassador of Ireland to Russia / News / Patriarchate.ru
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 公式サイト)Председатель ОВЦС встретился с послом Ирландии в России / Новости / Патриархия.ru

キリスト教/ロシア正教会/サンクトペテルブルク・ラドガ府主教ヴァルソノフィー座下がサンクトペテルブルク市長と会談(2021年3月)聖アレクサンドル・ネフスキー生誕800周年式典について

 2021年3月4日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会/サンクトペテルブルク・ラドガ府主教ヴァルソノフィー座下(His Eminence Metropolitan Varsonofy of St. Petersburg and Ladoga)は、サンクトペテルブルク市長アレクサンドル・ドミートリエヴィチ・ベグロフ閣下(Alexander Dmitryevich Beglov)と会見しました。

 会談では、聖アレクサンドル・ネフスキー生誕800周年式典についてなどの話がなされたようです。

※生誕を1221年としているのでしょう。

 

 (ロシア語:ロシア正教会サンクトペテルブルク教区 公式サイト)Митрополит Варсонофий встретился с губернатором Александром Бегловым – сайт Санкт-Петербургской митрополии

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 公式サイト)Глава Санкт-Петербургской митрополии и губернатор Северной столицы обсудили организацию праздничных мероприятий 800-летия благоверного князя Александра Невского / Новости / Патриархия.ru

 

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キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下がコンスタンティノープルのバルソロメオス総主教のウクライナにおける行為を「教会法にそっていない」とコメントした件で、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の聖職者がセルビア総主教を非難(2021年3月)着座後すぐに泥沼の気配

 新たに着座したキリスト教/東方正教会/セルビア正教会は、セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、インタビューでの答えの中で、コンスタンティノープルのバルソロメオス総主教のウクライナにおける行為(一方的に独立正教会を設置したことなど)を「我々はロシア正教会の見方をしているわけではなく教会法を守っているだけ。コンスタンティノープルのやり方は教会法・慣習に沿っていない」とコメントしました。
 これに関して、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の“聖職者”が、「セルビア総主教は教会法の専門家でも、ウクライナにおける専門家でもなんでもない」と非難しているようです。

 

 (英語)Schismatic bishop fires back: Serbian Patriarch is no expert on canons, he’s pretending to be an oracle / OrthoChristian.Com
 (英語)OCU claims Patriarch Porfirije is not an expert on canons – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

 

 ウクライナにおける現在の東方正教会の問題は多々ありますが、まず OCU の首座である“エピファニー府主教”について、ポーランド正教会は「彼は主教ではない」と回答しており、キプロス正教会でコンスタンティノープルを批判している府主教らは「彼は神品(聖職者)ではない」と発言しています。
 ポルフィリイェ総主教にいたっては、かつて「彼は信徒ですらない」としていました。

 ポルフィリイェ総主教からしてみれば、なんで首座を自称する「信徒ですらない人物」のよくわからない手下からこんなことを言われねばならんのかという話で、コンスタンティノープルがこれに対して(ポルフィリイェ聖下のコメント及び、それに対する OCU の人物のコメントに対して)何か反応するのか注目です。

 

 それにしても、ああ、泥沼……。

キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下が、レバノン駐箚のロシア大使と会見(2021年3月)

 2021年3月2日、キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)は、レバノン共和国駐箚ロシア連邦特命全権大使アレクサンドル・ルダコフ閣下(Alexander Rudakov)と会見しました。

 レバノン情勢や、アンティオキア総主教庁とロシア正教会の関係に関することなどが話題となったようです。

 

 (英語:東方正教会アンティオキア総主教庁 公式サイト)Patriarch John X Receives the Russian Ambassador to Lebanon – Greek Orthodox Patriarchate of Antioch and All the East

 

セルビア大統領ブチッチ閣下が、キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下にセルビア共和国勲章の第一等(国家元首を想定)を授与(2021年2月)プーチン大統領、習近平国家主席、ナザルバエフ(前)大統領に次いで四人目

 2021年2月15日、セルビア共和国大統領アレクサンダル・ブチッチ閣下(ヴチッチ大統領 : His Excellency Mr Aleksandar Vučić)は、セルビア共和国国祭日に際して、勲章の授与者を発表しました。

 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教キリイル総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)への、同共和国最高位のセルビア共和国勲章第一等(ネックレス)の授与が含まれているようです。
 この勲章の第一等は外国の国家元首への授与が想定されているもので、これまでロシア大統領プーチン閣下、中華人民共和国国家主席習近平閣下、カザフスタン初代大統領ヌルスルタン・ナザルバエフ閣下の三人にしか授与されていません。
 また、この勲章の第二等(リボン)は国家元首または行政府代表(主に首相)が想定されているもので、他の大統領や元スペイン首相、モナコ公アルベール2世殿下はこちらを授与されています(なお、ナザルバエフ前大統領は最初はこちらの第二等を授与されています)。
 そういったことを考えると、今回のキリル総主教への第一等の授与はやや不思議な気がします。誤報ではないとは思いますが……。
 また、今週はイリネイ総主教の永眠を受けた新たなセルビア総主教の選出がおこなわれる(2月18日~)ことを考えると、大統領から教会への親ロシア路線継承の要求とも思われます(要求しなくてもそうなるような気もします)。

 

 (英語:セルビア正教会 総主教庁 公式サイト)The highest dinstinction of Republic of Serbia to Patriarch Kirill of Moscow and All Russia | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 (英語)Patriarch Kirill receives highest Serbian state award / OrthoChristian.Com