キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、ロシア駐箚のエストニア大使と会見(2019年3月)

 2019年3月5日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【全ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、昨年任命されたロシア連邦駐箚エストニア共和国特命全権大使マルグス・ライドルー閣下(His Excellency Mr Margus Laidre)と会見しました。

 会談では、キリル総主教から、子供時代には両親と一緒に夏をエストニアで過ごすことが多かった話が出たようです。1955年にピュフティツキー女子修道院を最初に訪問したが、再訪した際には修道院の前に病院ができており、そこの医院長が過激な無神論者で、女子修道院をつぶそうと、巨大なスピーカーで音を出して祈るのを邪魔したりしていたというような、そういうことがあったそうです(ソ連時代の宗教弾圧としては平和なレベルのような気もしますが……)。また、さらに後に訪れた時は、良くなっていたということ。先代でエストニア出身である故・モスクワ総主教アレクシー2世聖下とともに訪れたようにも読めますが……。
 大使のほうは、モスクワには12年に来ていなかったが、(都市自体はそれほどでもないが)聖堂が良くなっていることに驚いていると語ったようです。
 以上の項目はロシア正教会側の記事によるものですが、エストニア大使館の公式サイトでは「現代ロシア社会における宗教の役割と、総主教とエストニアの長期間にわたる個人的なつながり」について話したというようになっています。

 

 キリル総主教の父ミハイル・グンヂャエフ司祭(Mikhail Gundyaev)は、近年になってロシア連邦大統領ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン閣下(His Excellency Mr Vladimir Vladimirovich Putin)の誕生時に洗礼を施した人物という情報が出てきています。
 ミハイル司祭は赤子(プーチン大統領)の名前として自分の洗礼名「ミハイル」を提案したらしいのですが、母親のマリヤ・イヴァノヴナ・プーチナ夫人(Maria Ivanovna Putina)は夫=赤子の父ウラジーミル・スピリドノヴィチ・プーチン氏(Vladimir Spiridonovich Putin)と同じウラジーミルを選んだという、まことしやかな話です。

 またアレクシー2世は、ドイツ貴族、またはスウェーデン貴族の家系で、エストニア出身とはいえ、何人といえばいいのかよくわからないケースです。

 

russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁公式チャンネル):
Святейший Патриарх встретился с послом Эстонии в РФ Маргусом Лайдре – YouTube

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)His Holiness Patriarch Kirill meets with H.E. Margus Laidre, Estonia’s Ambassador to Russia / News / Patriarchate.ru
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)His Holiness Patriarch Kirill meets with H.E. Margus Laidre, Estonia’s Ambassador to Russia | The Russian Orthodox Church

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Состоялась встреча Святейшего Патриарха Кирилла с послом Эстонии в России Маргусом Лайдре / Новости / Патриархия.ru

 

Suursaadik Margus Laidre kohtus 5…. – Estonian Embassy in Moscow | Facebook

 

 (エストニア語:駐モスクワ・エストニア大使館)Suursaadik Margus Laidre kohtus patriarh Kirilliga – Moskva
 (ロシア語:駐モスクワ・エストニア大使館)Посол Эстонии в России Маргус Лайдре встретился с Патриархом Кириллом – Moscow

 

キリスト教/ロシア正教会に属するエストニアの女子修道院を、エストニア大統領ケルスティ・カリユライド閣下が訪問。フィラレータ女子修道院長やエストニア府主教エフゲニー座下と会談(2018年9月)

 2018年9月5日、エストニア共和国大統領ケルスティ・カリユライド閣下(Her Excellency Ms Kersti Kaljulaid)は、同国にあるキリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁直轄ピュフティツキー女子修道院を訪問しました。
 フィラレータ女子修道院長(Abbess Filareta【Philareta】)や、モスクワ総主教庁下で自治的な権限を保有するエストニア正教会(モスクワ総主教庁系)の首座/タリン・全エストニア府主教エフゲニー座下(His Eminence Yevgeniy, Metropolitan of Tallinn and All Estonia, Primate of the Estonian Orthodox Church of Moscow Patriarchate)と会談したようです。

 フィラレータ女子修道院長は、1968年3月20日生まれの50歳で、もともと生物学関係を学んでいたようですが、修道院に関わって惚れ込んで、修道女になったようです。2011年より女子修道院長。
 エフゲニー座下は、2018年4月19日のコルニリー座下の永眠後に選出・承認されています。

 

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Президент Эстонии посетила Пюхтицкий ставропигиальный монастырь / Новости / Патриархия.ru
 (ロシア語:エストニア正教会(モスクワ総主教庁系)公式サイト)Президент Керсти Кальюлайд посетила Пюхтицкий Успенский женский монастырь. | Эстонская Православная Церковь Московского Патриархата
 (ロシア語:ピュフティツキー女子修道院公式サイト)Визит Президента Эстонской Республики госпожи Керсти Кальюлайд в Пюхтицкий Успенский ставропигиальный женский монастырь

 

 (ロシア語:フォトギャラリー・動画あり)Президент Керсти Кальюлайд завершила визит в Ида-Вирумаа посещением Пюхтицкого монастыря | Ида-Вирумаа | ERR

 

 (写真一覧)5 сентября 2018 года. Визит президента Эстонии Керсти Кальюлайд в Пюхтицу – Google フォト