キリスト教/ジョージア総主教【グルジア総主教】イリア2世聖下が、ジョージア駐箚のアルメニア・アゼルバイジャン各大使と会見(2020年10月)

 「停戦」前のことになりますが、キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia)は、2020年10月7日にジョージア駐箚アルメニア共和国特命全権大使ルベン・サドヤン閣下(Ruben Sadoyan)と会見しました。

※掲載写真が、聖下に無理に立ってもらおうとしているような光景なのですが……。

 

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア総主教庁 公式サイト)საქართველოს საპატრიარქო | სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქი სომხეთის ელჩს შეხვდა

საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური გვერდი❳ | Facebook

 

 (英語)Catholicos Patriarch meets with Armenian Ambassador – 1TV

პირველი არხი – ილია მეორე სომხეთის ელჩს შეხვდა | Facebook

 

 翌10月8日、今度はジョージア駐箚のアゼルバイジャン共和国特命全権大使ファイグ・グリエフ閣下(Faig Guliyev)と会見しました。

 

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア総主教庁 公式サイト)საქართველოს საპატრიარქო | სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქი აზერბაიჯანის ელჩს შეხვდა

საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური გვერდი❳ | Facebook

 

 (英語)Catholicos-Patriarch of All Georgia meets with Ambassador of Azerbaijan – 1TV

პირველი არხი – ილია მეორე აზერბაიჯანის ელჩს შეხვდა | Facebook

 

 ジョージアも両国と隣接し、ロシアの(行動の)影響を強く受けるため、紛争は他人事ではありません。

 

 (英語)Patriarch of Georgia met Ambassador of Armenia, Azerbaijan – Orthodox Times

Orthodox TimesさんはTwitterを使っています 「“There is nothing more precious than the truth. We should seek it," said the Patriarch of Georgia #orthodox_times https://t.co/R8IUQbybTp」 / Twitter

 

キリスト教/ジョージア総主教【グルジア総主教】イリア2世聖下が、グルジンスキー系ジョージア王室【グルジア王室】当主/ジョージア皇太子ヌグザル殿下から叙勲を受ける(2020年8月)

※この記事は世界の王室ニュースと重複します。

 

 2020年8月2日、グルジンスキー系ジョージア王室【グルジア王室】当主/ジョージア皇太子ヌグザル殿下(His Royal Highness Crown Prince Nugzar of Georgia : ヌグザル・バグラチオン=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagration-Gruzinskyヌグザル・バグラチオニ=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagrationi-GruzinskiBatonishviliTsarevich)は、キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia)を、王立エレクレ2世騎士団に叙勲しました。

※この騎士団の詳細がわからないので、騎士に叙任したといっていいのかわかりませんが……。

 

The Royal House of Georgia საქართველოს სამეფო სახლი – ერეკლე მეორის სამეფო ორდენი | Facebook

On August 2nd, in the Cathedral of Sameba in the capital of Georgia, the Head of the Royal House of Georgia, HRH Crown Prince Nugzar Bagrationi-Gruzinski bestowed upon HH the Patriarch of all Georgia Ilia II the Royal Order of King Erekle II.

キリスト教/東方正教会/エルサレム総主教セオフィロス3世聖下が、ジョージア大統領【グルジア大統領】サロメ・ズラビシヴィリ閣下と会見(2020年1月)

 キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)は、同地を訪問した、のジョージア大統領【グルジア大統領】サロメ・ズラビシヴィリ閣下(ズラビシュヴィリ大統領 : Her Excellency Ms Salome Zourabichvili)と会見しました。

 

Jerusalem Patriarchate(エルサレム総主教庁 公式チャンネル):
Η ΠΡΟΕΔΡΟΣ ΤΗΣ ΓΕΩΡΓΙΑΣ ΕΠΙΣΚΕΦΘΗΚΕ ΤΟ ΠΑΤΡΙΑΡΧΕΙΟ ΚΑΙ ΤΟΝ ΠΑΝΑΓΙΟ ΤΑΦΟ – YouTube

 

 (英語:エルサレム総主教庁 公式ウェブサイト)VISIT OF THE PRESIDENT OF GEORGIA AT THE PATRIARCHATE

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア大統領府 公式ウェブサイト)საქართველოს პრეზიდენტის ვებ-გვერდი

 

დიდი მადლობა იერუსალიმის პატრიარქს, მის… – სალომე ზურაბიშვილი / Salome Zourabichvili | Facebook

 

Salome Zourabichvili(@salome_zourabichvili) • Instagram写真と動画

 

キリスト教/ピエトロ・パロリン枢機卿座下がジョージア総主教【グルジア総主教】イリア2世聖下を訪問(2019年12月)

 2019年12月29日、キリスト教/ローマ教皇庁国務省長官ピエトロ・パロリン枢機卿座下(His Eminence Pietro Cardinal Parolin)は、キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia)を訪問しました。

 両教会の関係強化や、キリスト教が直面している問題について意見交換がなされた模様。
 報道によりますと、マザー・テレサMother Theresa)のジョージア訪問25周年、そして来年がイリア2世のローマ訪問(ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世訪問)40周年となるようです。ローマ教皇フランシスコ聖下(ローマ法王フランシスコ台下 : His Holiness Pope Francis)は、イリア2世をローマに招待した模様(体調面で難しいのではないかと思いますが……)。

 

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア正教会総主教庁公式サイト)სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქი ვატიკანის სახელმწიფო მდივანს შეხვდა

 

საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური… – საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური გვერდი❳ | Facebook

 

 (英語)Interfax-Religion: Georgian patriarch, cardinal from Vatican discuss challenges faced by Christian world

 

 ピエトロ・パロリン座下は、ジョージア首相【グルジア首相】ギオルギ・ガハリア閣下(His Excellency Mr Giorgi Gakharia)と会見しています。

 (英語:ジョージア政府【グルジア政府】公式サイト)Government of Georgia – Appearance 2019 | Secretary of State of the Holy See Congratulates Prime Minister on the Release of Doctor Vazha Gaprindashvili

冒頭:
საქართველოს მთავრობა – შეხვედრა წმინდა საყდრის სახელმწიფო მდივანთან | Facebook

 

キリスト教/“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”公式サイトに“フィラレート総主教”へのインタビューが掲載(2019年9月)コンスタンティノープルを批判

 “ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の公式サイトに、“フィラレート総主教”(キーウ・全ルーシ=ウクライナ総主教フィラレート聖下 : His Holiness Patriarch Filaret of Kyiv and All Rus’-Ukraine)へのインタビュー記事が掲載されています。
 記事によれば、ジャーナリストによるインタビューのようです。

 

 (ウクライナ語: UOC-KP 公式サイト)Патріарх Філарет: «В Українській державі повинна бути дійсно незалежна автокефальна Церква» – Українська Православна Церква Київський Патріархат

 (英語)Filaret: Pat. Bartholomew asked President to speed up liquidation of UOC-KP – UOJ – the Union of Orthodox Journalists
 (英語)Filaret: Patriarch Bartholomew seeks absolute power in Orthodoxy – UOJ – the Union of Orthodox Journalists
 (英語)Philaret effectively admits to election tampering, claims Epiphany became primate thanks to him / OrthoChristian.Com

 

 内容は、これまでに比べれば整理されており、この一年いうことがコロコロ変わったり、これまでの行動のまずいところがうまく(?)スルーされているような気がするようなところ、そしてそもそも教会にナショナリズムは必要なの?という根本的なことを除けば、ある程度の説得力はあるのではないかと思います。

 フィラレート総主教によれば、まず彼はロシア正教会モスクワ総主教庁に独立正教会としてくれるように請願したが、これははねつけられたということです。
 そのためコンスタンティノープルを頼ったが、彼らはずーっとグズグズしたあげく、事実上独立を認めていない内容のトモスを渡してきた。それはコンスタンティノープルを絶対的な権力として確立させるためだ、としています。数年前の東方正教会全体の会合で、ロシア正教会、アンティオキア総主教庁、ブルガリア正教会、ジョージア正教会【グルジア正教会】、が欠席しましたが、これはコンスタンティノープルが自らの権力を絶対にしようとしたためであるとし、欠席したロシア正教会などの立場を支持しています(!)。
 また、なぜ「総主教」にこだわるかといえば、ポーランド正教会のように府主教を首座とする独立正教会というのは可能だが、府主教は必ずしも独立正教会の首座というわけではない。「総主教」ならば必ずそうだ、ということです(なぜ総主教にこだわるかについてもこれまで発言が変わったりしているので話半分に聞いていけばいいのですが、確かに総主教と認めた相手にあの内容のトモスを渡すのはムチャ度が増すとは思います)。
 ポロシェンコ(元)大統領については、選挙目当てだったとまたも批判、というか事実を指摘
 その他、欧州を批判したりしていますが、結論としては、ウクライナには、モスクワからもコンスタンティノープルからも真に独立(independent)した「独立正教会(autocephalous church)」が必要だということです。

 

 理屈の展開はわからないでもありませんが、そもそも国単位で独立教会を作らねばならないというのは東方正教会全体では合意されていないというのはどうでもいいとしても、モスクワとコンスタンティノープルを共に敵に回していったいどこに独立正教会として認定してもらおうというのか。もらったとしてなんなんだというのがさっぱりわからないところです。