これは、キリスト教/東方正教会/アレクサンドリア・全アフリカ総主教セオドロス2世聖下(His Beatitude Theodoros II, Pope and Patriarch of Alexandria and All Africa)が、ロシア正教会というかモスクワ総主教庁の管轄権下で高度な自治的権限を有するウクライナ正教会の首座/キエフ・全ウクライナ府主教オヌフリー座下(His Beatitude Metropolitan Onufry of Kiev and All Ukraine)を裏切り(ユダとまでする抗議活動もあったようですが)コンスタンティノープル系ウクライナ正教会を承認したことによるものです。
一方ですが、アレクサンドリア総主教庁とのフル・コミュニオン解除も見込まれていた先週のロシア正教会聖シノドでは、キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)がヨルダンでの東方正教会の首座の会合を招集したことにより、アレクサンドリアへの対応は延期されています。
これは矛盾するようではありますが、現時点でなんらかの処置をする意思を示さないわけにもいかないとも思えます。
また、キリスト教/東方正教会/ギリシャ正教会首座/アテネ・全ギリシャ大主教イエロニモス2世座下(His Beatitude Hieronymos II, Archbishop of Athens and All Greece and Primate of the Autocephalous Orthodox Church of Greece)は、エルサレム総主教の招集に対し、「そのような権限はコンスタンティノープルの全地総主教にのみある」と発言し、参加を事実上拒否しました。
さらにこの、アテネ大主教による他の首座とのなんの相談もなしのままのエルサレム総主教庁の権威を否定する発言に対し、東方正教会から離脱した保守的な勢力から「ついに古代五大総主教座(Pentarchy)の権威までもが否定された」と驚きの声までも上がっています。
加えて、エルサレムとアテネが割れる事態に、キリスト教/東方正教会/アルバニア正教会の首座/ティラナ・ドゥラス大主教アナスタシオス座下(His Beatitude Archbishop Anastasios of Tirana and Durres, Primate of Albania)が強い危機感を表明しています。
2019年9月19日、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(ローマ法王フランシスコ台下 : His Holiness Pope Francis)は、ギリシャ共和国の前首相アレクシス・ツィプラス閣下(チプラス前首相 : The Honourable Alexis Tsipras)と会見したようです。
Συνάντηση με τον Πάπα Φραγκίσκο στο Βατικανό. Τον ευχαρίστησα από καρδιάς για την στήριξή του στην Ελλάδα στην προσπάθειά της να αντιμετωπίσει την προσφυγική κρίση με ανθρωπισμό. pic.twitter.com/p6tF0PUBFr
2019年9月6日、キリスト教/東方正教会/ギリシャ正教会首座/アテネ・全ギリシャ大主教イエロニモス2世座下(His Beatitude Hieronymos II, Archbishop of Athens and All Greece and Primate of the Autocephalous Orthodox Church of Greece)は、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の西欧における総主教代理/コールスニ・西欧府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony【Antoniy】 of Korsun and Western Europe, Patriarchal Exarch of Western Europe)と会見しました。
アントニー総主教代理座下側から、ロシア正教会の海外の教区らの活動についてイエロニモス2世座下側へ説明があり、また、東方正教会内の問題についても話し合われたようです。
2019年9月4日、アフリカ三ヶ国への司牧訪問へ出発したキリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、モザンビーク共和国の首都マプトの空港に到着。
歓迎を受け、モザンビーク共和国大統領フィリッペ・ジャシント・ニュシ閣下(フィリペ・ニュシ大統領 : His Excellency Filipe Jacinto Nyusi)や現地の聖職者らと会見しました。
※イタリア共和国大統領セルジョ・マッタレッラ閣下(セルジオ・マッタレラ : His Excellency Sergio Mattarella)へは出発時のもの:
Telegramma al Presidente della Repubblica Italiana
Nel momento di lasciare il territorio italiano, il Santo Padre Francesco ha fatto pervenire al Presidente della Repubblica Italiana, On. Sergio Mattarella, il seguente messaggio telegrafico:
A SUA ECCELLENZA
ON. SERGIO MATTARELLA
ギリシャ共和国大統領プロコピス・パヴロプロス閣下(His Excellency Dr Prokopios V. Pavlopoulos)へ:
Sorvolo Grecia
HIS EXCELLENCY PROKOPIS PAVLOPOULOS
PRESIDENT OF THE HELLENIC REPUBLIC
エジプト・アラブ共和国大統領アブドゥルファッターハ・エルシーシ閣下(シシ大統領 : His Excellency Abdel Fattah el-Sisi)へ:
Sorvolo Egitto
HIS EXCELLENCY ABDEL FATTAH AL-SISI
PRESIDENT OF THE ARAB REPUBLIC OF EGYPT
Romfea の続報によりますと、キリスト教/東方正教会/ギリシャ正教会首座/アテネ・全ギリシャ大主教イエロニモス2世座下(His Beatitude Hieronymos II, Archbishop of Athens and All Greece and Primate of the Autocephalous Orthodox Church of Greece)は、 OCU を独立正教会として承認するかどうかについて、「責任を負えない」と述べたそうです。
これは主教団聖シノド会合で投票にかけた結果なら自分の責任ではないということなんでしょうか。 独立正教会の首座とはいったい……。
いやもちろん、すべての主教は平等(?)だというのが東方の教会の原則らしいですが。