生神女庇護祭 2020年:キリスト教/“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“フィラレート総主教”が、生神女庇護祭の礼拝をおこなう(2020年10月)生神女マリヤに、ロシアと新型コロナウイルスからウクライナを守るように祈る

 2020年10月14日、“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”首座/“フィラレート総主教”(キーウ・ルーシ=ウクライナ全土総主教フィラレート聖下 : His Holiness Patriarch Filaret of Kyiv and All Rus’-Ukraine)は、生神女庇護祭の礼拝をおこないました。
 同総主教庁の、“アンドリー大主教”(ペレヤースラウとビーラ・ツェールクヴァ大主教アンドリー座下 : His Eminence Archbishop Andriy of Pereyaslav and Bila Tserkva)が礼拝に参加。

 フィラレート総主教は、「クリミア・ドンバスにおけるロシアの侵略」と「新型コロナウイルス」からウクライナを守るように生神女マリヤに祈りました。

 

 (ウクライナ語:キエフ総主教庁 公式サイト)“Покров Пречистої Богородиці завжди перебуває над Україною” – Патріарх Філарет – Українська Православна Церква Київський Патріархат

 

Київський Патріархат:
Трансляція патріаршої Божественної літургії у день свята Покрови Пресвятої Богородиці – YouTube

 

Патріарх Філарет – Трансляція патріаршої Божественної літургії у день свята Покрови Пресвятої Богородиці | Facebook

 

“Покров Пречистої Богородиці завжди… – Патріарх Філарет | Facebook

 

キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚のイタリア大使館を訪問(2020年10月)英国、フランス、ギリシャ、ブルガリア、セルビア、レバノン、ブラジルの各大使らと会談

 2020年10月5日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、ロシア連邦駐箚のイタリア大使館を訪問、イタリアを含めて、八ヶ国のロシア連邦駐箚特命全権大使と会見しました。

 八人は、
 イタリア大使、パスクアーレ・Q・テラッチアーノ閣下(His Excellency Pasquale Q. Terracciano)、
 英国大使、デボラ・ブロンナート閣下(Her Excellency Deborah Bronnert CMG)、
 フランス大使、ピエール・レヴィ閣下(His Excellency Pierre Lévy)、
 ギリシャ大使、カテリナ・ナッシカ閣下(Her Excellency Katerina Nassika)、
 ブルガリア大使、アタナス・クラスティン閣下(His Excellency Atanas Krastin)、
 セルビア大使、ミロスラフ・ラザンスキ閣下(His Excellency Miroslav Lazanski)、
 レバノン大使、チャウキ・ブー・ナサール閣下(His Excellency Chawki Bou Nassar)、
 ブラジル大使、トヴァル・ダ・シルヴァ・ヌネス閣下(His Excellency Tovar da Silva Nunes)。

 中東のキリスト教との現状、レバノンの打開策がない政治状況、ナゴルノカラバフ問題、ロシア・ウクライナ間の問題、地球温暖化、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミック、ロシア正教会とブルガリア正教会の関係、ロシア正教会とセルビア正教会の関係、ウクライナのシスマの克服、トルコのアヤソフィア(Ayasofia : Hagia Sophia)がモスクへと改装使用されていること、などが話されたようです。

 また、イラリオン府主教と各国大使との個別会談の場が設定されるように同意がなされた模様。

 

 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Ambassadors of Italy, France, Great Britain, Greece, Brazil, Serbia, Bulgaria and Lebanon / News / Patriarchate.ru

 

続報:
 キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚の英国大使と会見(2020年10月)
 キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚のセルビア大使と会見(2020年10月)
 キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚のギリシャ大使と会見(2020年10月)
 キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア駐箚のレバノン大使と会見(2020年10月)

 

新型コロナウイルス感染者との接触により待機していたキリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下の検査結果は陰性(2020年10月)礼拝をおこなっている模様。待機日数が短いとの指摘が

 新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の感染者と接触したため待機していた、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)ですが、検査結果は陰性となり、普通に礼拝をおこなっているようです。

 ギリシャの正教会系メディア Romfea.gr の英語版 Orthodox Times は、モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))が、14日間の待機に例外はないと述べたと伝えており、今回のキリル総主教の待機は14日よりはるかに短く医療的なガイドラインを破っているのではないかと示唆しています(はっきりとは言ってませんけど)。
(ギリシャでは「マスクは悪魔の教え」と発言する府主教が出るなど、温度差はありますが、全体的に感染対策より宗教生活を優先するべきだと述べる聖職者が多い気がします)

 

 (英語)Patriarch of Moscow tested negative for coronavirus & participated in Sunday Divine Liturgy – Orthodox Times

 

キリスト教/“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“フィラレート総主教”が、ウクライナ駐箚スロバキア大使と会見(2020年10月)

 2020年10月9日、“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”首座/“フィラレート総主教”(キーウ・ルーシ=ウクライナ全土総主教フィラレート聖下 : His Holiness Patriarch Filaret of Kyiv and All Rus’-Ukraine)は、ウクライナ駐箚スロバキア共和国特命全権大使マレク・シャフィン閣下(Marek Shafin)と会見しました。

 

 (ウクライナ語:キエフ総主教庁 公式サイト)Патріарх Філарет зустрівся з Послом Словаччини в Україні – Українська Православна Церква Київський Патріархат

9 жовтня 2020 року Святійший Патріарх… – Патріарх Філарет | Facebook

 

キリスト教/“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“フィラレート総主教”が、イタリアで上訴審の始まるヴィタリー・マルキウ被告を無罪にしてくれるようにローマ教皇フランシスコ聖下に要請(2020年9月)

 “ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”首座/“フィラレート総主教”(キーウ・ルーシ=ウクライナ全土総主教フィラレート聖下 : His Holiness Patriarch Filaret of Kyiv and All Rus’-Ukraine)は、2020年9月29日にイタリア共和国で上訴審の始まるヴィタリー・マルキウ被告(Vitalii Markiv)に関して、「その権威とすべての可能な手段を使って無罪にしてくれるように」キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)に要請する文書を公開しています。

 

 (ウクライナ語:キエフ総主教庁【UOC-KP】公式ウェブサイト)Патріарх Філарет звернувся до Папи Римського Франциска на підтримку Віталія Марківа – Українська Православна Церква Київський Патріархат

 

 ヴィタリー・マルキウ被告は、ウクライナ国家警護隊の元・隊員で、ドンバス戦争においてイタリアの報道写真家らを殺害したとして、2019年にイタリアで有罪・24年の実刑判決が出ています(なお、イタリア市民権を保有している模様)。
 これに関しては、すべてロシアの陰謀で彼は無罪との説もウクライナなどから出ており、ゼレンスキー大統領らがイタリアに働きかけていました。

 

 真偽はともかくとして、ローマ教皇の力でイタリア共和国の裁判をなんとかしようという、フィラレート総主教の要請は……なんというかウクライナらしいといったらウクライナ人に怒られるのかもしれませんが、率直に言ってムチャを申される!、という気がします。

 なお、今のところですが、ロシア正教会モスクワ総主教庁系のウクライナ正教会【UOC】はもとより、コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】やウクライナ東方典礼カトリック教会【UGCC】からは、ローマ教皇への要請などは出ておりません。