訃報(2019年5月12日):キリスト教/マロン東方典礼カトリック教会【マロン派】の前首座/アンティオキア名誉総大司教ナスララー・ブートロス・スフェイル枢機卿座下が帰天(1920~2019)枢機卿の人数は221人に減少

 2019年5月12日、キリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会のひとつ、マロン東方典礼カトリック教会【マロン派】の前首座/アンティオキア名誉総大司教ナスララー・ブートロス・スフェイル枢機卿座下(His Eminent Beatitude Nasrallah Butros Cardinal Sfeir, Patriarch Emeritus of Antioch【Antiochia】 of the Maronites)が帰天しました。
 1920年5月15日生まれの98歳。
 1986年~2011年までマロン派トップのアンティオキア総大司教。
 この間、1994年に枢機卿に叙任されていました。

 帰天により枢機卿の人数は221人に減少。

 

 (英語)Cardinal Sfeir, patriarch emeritus of the Maronites, dies at the age of 98 | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Cardinal Sfeir, patriarch emeritus of the Maronites, dies at the age of 98 – YouTube

 

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、元ヨルダン皇太子のハッサン王子殿下と会見(2019年4月)

 2019年4月10日、キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、元ヨルダン皇太子のエル・ハッサン・ビン・タラール王子殿下(His Royal Highness Prince El Hassan bin Talal)と会見しました。

 シリア正教会より、
 レバノン山脈・トリポリ大主教“モル”・セオフィルス・ゲオルゲス・サリバ座下(His Eminence Mor Theophilus Georges Saliba, Archbishop of Mount Lebanon and Tripoli)、
 スイス・オーストリアにおける総主教代理“モル”・ディオニシウス・イッサ・グルス座下(His Eminence Mor Dionysius Issa Gurbuz, Patriarchal Vicar in Switzerland and Austria) 
 ベイルート府主教“モル”・クレーミス・ダニエル・クーリエフ座下(His Eminence Mor Clemis Daniel Kourieh, Metropolitan of Beirut)、
 が同行。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Meeting with Prince El-Hassan Bin Talal | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

 

قداسة سيدنا البطريرك يلتقي سمو الأمير… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、ヨルダン王アブドッラー2世陛下を訪問(2019年4月)

 2019年4月9日、ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・ビン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)は、キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)と会見しました。

 ヨルダン王室より、ガジ・ビン・ムハンマド・ビン・タラール王子殿下(His Royal Highness Prince Ghazi bin Muhammad bin Talal)が同席。

 シリア正教会より、
 ホムス・ハマ・タルトゥース及び近郊大主教“モル”・セルワノス・ブートロス・アル・ネメ座下(His Eminence Mor Selwanos Boutros Al-Nemeh, Archbishop of Homs, Hama, Tartous and Environs)、
 アル=ジャジーラ・ユーフラテス大主教“モル”・マウリス・アムシフ座下(Mor Maurice Amsih, Archbishop of Al-Jazeerah and Euphrates)、
 が同行。

 

 (英語:アブドッラー2世国王公式サイト)King receives Patriarch of Antioch and All the East and Supreme Head of Universal Syriac Orthodox Church | King Abdullah II Official Website
 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Meeting with His Majesty King Abdullah II of Jordan | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

 

RHCさんのツイート: "His Majesty King Abdullah II receives Patriarch Mor Ignatius Aphrem II, Patriarch of Antioch and All the East & Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church, & reaffirms #Jordan’s commitment to its historical role in safeguarding Jerusalem’s Islamic & Christian holy sites… https://t.co/LtuOwLTEOM"

 

His Holiness Patriarch Mor Ignatius… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、同教会の管轄権下にあるインドのクナナヤ大主教区の大主教らと会見(2019年3月)

 2019年3月23日、キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、自らの管轄権に属するインドのクナナヤ大主教区の大主教ら四人及び総主教庁の府主教らとともに会談に臨席しました。場所はレバノン共和国の総主教邸。

 クナナヤ大主教区は、アンティオキア総主教庁下のインドの教会であるヤコブ派シリア・キリスト教会のシノドにも参加しているようですが、一方でアンティオキア総主教庁の直接の管轄権下にあるようです(ややこしいですが他にも同様の例はあります。)。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Meeting for the the Knanaya Archdiocese | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

 

إجتماع حول أبرشية الكناعنة – العطشانة… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

Knanaya Archbishop and Bishops @ Mor… – Syriac Orthodox Knanaya Archdiocese | Facebook

 

 会談では、同大主教区の統一や共同について話されたようです。内部で何か問題があるのか、カトリックとの争いが継続しているのか、その辺りはわかりませんが……それにしても出席した主教らの人数が多いですね。

 クナナヤ大主教区側から、
 クナナヤ大主教・クナナヤ大主教区首位府主教“モル”・セヴェリウス・クリアコス座下(His Eminence Mor Severius Kuriakose, Archbishop and Chief Metropolitan of the Knanaya Archdiocese)、
 カリスズリー府主教“モル”・グレゴリオス・クリアコス座下(His Eminence Mor Gregorios Kuriakose, Metropolitan of Kallissery Region of the Knanaya Archdiocese)、
 ラニ府主教“モル”・イヴァニオス・クリアコス座下(His Eminence Mor Ivanios Kuriakose, Metropolitan of the Ranni Region of the Knanaya Archdiocese)、
 アメリカ・カナダ・欧州大主教“モル”・シルヴァヌス・アイユーブ座下(His Eminence Mor Silvanus Ayyub, Archbishop of America, Canada and Europe Region of the Knanaya Archdiocese)、

 シリア正教会アンティオキア総主教庁側から、
 レバノン山脈・トリポリ大主教“モル”・セオフィルス・ゲオルゲス・サリバ座下(His Eminence Mor Theophilus Georges Saliba, Archbishop of Mount Lebanon and Tripoli)、
 ホムス・ハマ・タルトゥース及び近郊大主教“モル”・セルワノス・ブートロス・アル・ネメ座下(His Eminence Mor Selwanos Boutros Al-Nemeh, Archbishop of Homs, Hama, Tartous and Environs)、
 ザーレ・ベッカーにおける総主教代理“モル”・ユスティノス・ブーロス・サファル座下(His Eminence Mor Justinos Boulos Safar, Patriarchal Vicar in Zahleh and Bekaa)、
 “モル”・クリュソストモス・ミカエル・シェムーン座下(His Eminence Mor Chrysostomos Mikhael Shemoun, Patriarchal Vicar for the Patriarchal Benevolent Institutions in Atchaneh)、
 総主教管轄ダマスカス大主教区総主教代理“モル”・ティモセオス・マッタ・アル・クーリー座下(His Eminence Mor Timotheos Matta Al-Khoury, Patriarchal Vicar of the Patriarchal Archdiocese of Damascus)、
 “モル”・アンティモス・ジャック・ヤコブ座下(His Eminence Mor Anthimos Jack Yakoub, Patriarchal Vicar for Youth Affairs and Religious Education)、
 らが出席。

 

キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下が、レバノンを訪問したコンスタンティノープルのフランス府主教エマニュエル座下らと会見(2019年3月)

 キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)は、レバノン共和国を訪問したキリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルのフランス府主教エマニュエル座下(His Eminence Metropolitan Emmanuel of France)らと会見しました。

 コンスタンティノープル側から、
 アドリアノープル府主教アンフィロキオス座下(His Eminence Metropolitan Amphilochios of Adrianople)、
 が同行。

 アンティオキア総主教庁側から、
 ビブロス・バトルン府主教シルアン座下(His Eminence, the Most Reverend Metropolitan Silouan of Byblos, Batroun and Dependencies)、
 ザバダニ主教コンスタンティネ座下(His Grace, the Right Reverend Bishop Constantine of Zabadani)、
 らが同席。

 今のところアンティオキア側がこの情報が掲載していませんが、これが特に更新が遅れているか更新対象としていない類のものなのか、あるいはコンスタンティノープル側の府主教二人が(コンスタンティノープルが設置したほうの独立正教会の)「ウクライナ正教会」(アンティオキア総主教庁とコミュニオン状態にない)と深く関わっているからなのかはよくわかりません。
 ただ、ギリシャの正教会系メディア Romfea の記事でも、礼拝がおこなわれたという記述がないため、単なるよくある挨拶回り程度のものなのかもしれません(ほかにも訪問先あり)。

 

 (英語)Delegation of Ecumenical Patriarchate visits Patriarchate of Antioch – Romfea News

 

Romfea.news – Delegation of the Ecumenical Patriarchate at… | Facebook