着座5周年(2020年9月27日):キリスト教/アッシリア東方教会首座/カトリコス=総主教ゲワルギス3世聖下の着座5周年

 2020年9月27日、キリスト教/東方教会(景教、通称:ネストリウス派、など)/アッシリア東方教会首座/カトリコス=総主教“マル”・ゲワルギス3世聖下(ギワルギス3世 : His Holiness Mar Gewargis III【Giwargis III】, The Catholicos-Patriarch of the Assyrian Church of the East)の着座5周年となりました。

 このようなご時世のためか、特に記事など出ていませんが(アッシリア東方教会関連ですら)、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)が祝福のメッセージを発出していたのでリンクしておきます。

 

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 公式ウェブサイト)Поздравление Святейшего Патриарха Кирилла Католикосу-Патриарху Ассирийской Церкви Востока Мар Геваргису Сливе с годовщиной интронизации / Патриарх / Патриархия.ru

 

キリスト教/アッシリア東方教会のカトリコス=総主教ゲワルギス3世聖下が、病院に運ばれていた模様(2019年12月)

 キリスト教/東方教会(通称:ネストリウス派)/アッシリア東方教会首座/カトリコス=総主教“マル”・ゲワルギス3世聖下(ギワルギス3世 : His Holiness Mar Gewargis III【Giwargis III】, The Catholicos-Patriarch of the Assyrian Church of the East)がドイツで病院に運ばれていた模様です。
 その後、特に深刻な問題はなく、医師の指示で、兄弟の自宅にて二週間療養したという発表となっています。

 

 (英語)STATEMENT FROM THE HOLY SYNOD SECRETARIAT CONCERNING THE HEALTH OF HIS HOLINESS MAR GEWARGIS III, CATHOLICOS-PATRIARCH | Assyrian Church News

 

キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、アッシリア東方教会ノハドラ・ロシア連邦主教イサク・ユーシフ座下と会見(2019年6月)

 2019年6月20日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、キリスト教/東方教会(俗にネストリウス派などと呼ばれる)/アッシリア東方教会のノハドラ・ロシア連邦主教“マル”・イサク・ユーシフ座下(His Grace Mar Isaac Yousif, Bishop of Nohadra and the Russian Federation : ロシア正教会側表記/Mar Ishaq Yusip【イスハーク・ユシプ】 (Assyrian Church of the East), Metropolitan of the diocese of Nohadra, Mosul and the CIS countries【ノハドラ・モスル・CIS諸国教区府主教】)と会見しました。
 中東のキリスト教情勢などが話し合われたようです。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Metropolitan Hilarion meets with a hierarch of the Assyrian Church of the East | The Russian Orthodox Church
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Metropolitan Hilarion meets with a hierarch of the Assyrian Church of the East / News / Patriarchate.ru

 

キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、ロシア外務省での復活大祭の式典に臨席(2019年5月)各教会の聖職者やロシア外相セルゲイ・ラヴロフ閣下が参列

 2019年5月20日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・全ロシア【全ルーシ】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)は、ロシア連邦外務省でおこなわれた復活大祭の式典に臨席しました。

 ロシア正教会より、
 モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))、
 総主教補佐筆頭イストラ府主教アルセニー座下(His Eminence Metropolitan Arseniy of Istra, first vicar of the Patriarch of Moscow and All Russia)、
 東南アジアにおける総主教代理/シンガポール・東南アジア府主教セルギイ座下(His Eminence Metropolitan Sergiy of Singapore and South-East Asia, Patriarchal Exarch in South-East Asia)、
 クリン主教ステファン座下(His Grace Bishop Stefan of Klin)、
 ヴォスクレセンスク主教ディオニシー座下(His Grace Bishop Dionisiy of Voskresensk)、
 ゼレノグラード主教サッヴァ座下(His Grace Bishop Savva of Zelenograd : ※下記記事でズヴェニゴロド主教表記になってます)、

 アレクサンドリア総主教庁よりキュレネ府主教アサナシオス座下(His Eminence Athanasios, Metropolitan of Kyrini【Cyrene】)、
 アンティオキア総主教庁の駐モスクワ・メトヒオン【ポドヴォリエ】ニフォン府主教座下(His Eminence, the Most Reverend Niphon, Metropolitan of Philippople?【Chehba?】)、
 セルビア正教会よりモラヴィツァ主教アントニイェ座下(His Grace vicar Bishop AnthonyAntonije】 of Moravica)、
 
 そのほか、エルサレム総主教庁、ブルガリア正教会、チェコ・スロバキア正教会、アメリカ正教会【OCA】、ジョージア正教会【グルジア正教会】より聖職者、ローマ・カトリック教会及びオリエント正教会の各教会の聖職者、イスラム教法学者、ロシア連邦外務大臣セルゲイ・ヴィクトロヴィチ・ラヴロフ閣下(ラブロフ外相:His Excellency Mr Sergey Viktorovich Lavrov)らも参列。

 

russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁公式チャンネル):
Святейший Патриарх Кирилл принял участие в Пасхальном приеме в Министерстве иностранных дел – YouTube

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Primate of the Russian Orthodox Church attends Paschal reception at the Ministry of Foreign Affairs | The Russian Orthodox Church

 (英語:ロシア連邦外務省公式サイト)Foreign Minister Sergey Lavrov’s speech at a gala reception for Orthodox Easter, Moscow, May 20, 2019 – News – The Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation

 

MFA Russia 🇷🇺さんのツイート: "FM Sergey #Lavrov: 💬#Russia will continue promoting an international agenda that takes into account the identity of nations and builds trust between representatives of different religions, civilisations and cultures ⬇️⬇️⬇️ https://t.co/iZtum8Z4Ti… https://t.co/tjMZFcYY1u"

 

МИД России / Russia's MFAさん(@mid.rus) • Instagram写真と動画

 

キリスト教/アルメニア使徒教会/キリキア・カトリコスのアラム1世聖下が、東方正教会/コンスタンティノープルのフランス府主教エマニュエル座下らと会見(2019年3月)

 2019年3月21日、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会(アルメニア正教会)のキリキア・カトリコスアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia)は、レバノン共和国を訪問したキリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルのフランス府主教エマニュエル座下(His Eminence Metropolitan Emmanuel of France)及びアドリアノープル府主教アンフィロキオス座下(His Eminence Metropolitan Amphilochios of Adrianople)と会見しました。

 

 (英語:アルメニア使徒教会キリキア・カトリコス庁公式サイト)HIS HOLINESS ARAM I RECEIVED THE SPECIAL REPRESENTATIVE OF HIS ALL-HOLINESS ECUMENICAL PATRIARCH BARTHOLOMEW | Armenian Church Catholicosate of Cilicia

Armenian Churchさんのツイート: "On Thursday, March 21st, 2019, @CatholicosAramI received H.E. #Metropolitan Emmanuel of #France and #Western #Europe, Special #Representative of His All-Holiness #EcumenicalPatriarch Bartholomew, accompanied by the Representative of the Ecumenical Patriarch in #Athens.… https://t.co/1PgM4PLclg"

 

 下記、ギリシャの正教会系メディア Romfea の記事(アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下による会見ととセットの記事)では、

 (英語)Delegation of Ecumenical Patriarchate visits Patriarchate of Antioch – Romfea News

The meeting with the Patriarch Aram of Armenians and Cilicia was conducted in a good atmosphere.

There were discussed issues of the Christians in the Middle East, especially the progress of the Bilateral Theological Dialogue between the Orthodox Church and the Ancient Churches of the East.

 「Patriarch Aram of Armenians and Cilicia」という表現からして謎ですが、これはとりあえず誰かは特定できる表現といえばそうです。カトリコスの「カ」の字もないのは、多くの人が「カトリコス」という称号を知らないからでしょう。「Armenians」というのも、「キリキア」と聞いてもよくわからないから「アルメニア人の教会ですよ」という注記のようなものでしょう。
 ちなみにキリキア・カトリコス庁の Twitter アカウントでは、ちゃんと「Ecumenical Patriarch」と相手側の称号を尊重した書き方をしていますね。この称号はそのままで知らない人でも「なんかえらい総主教なんだな」とわかりますし、またアルメニア使徒教会ではエチミアジンの「全アルメニア人のカトリコス」が「Supreme Patriarch(最高総主教)」の称号も用いるため、同教会から見ればさほど偉く見える称号というわけではありません。

 しかし Romfea の記事の、「Ancient Churches of the East」と、アッシリア東方教会から分離した古代東方教会の(英語での)名称が唐突に出てくるのは……。
 おそらくこれはアルメニア使徒教会などを含むオリエント正教会(非カルケドン派)のことを書きたかったのであって、ネストリウス派とも称される(ネストリウスよりも古くから続く)東方教会やアッシリア東方教会、古代東方教会とはなんにも関係ないでしょう。古代東方教会の教区がレバノンにあるという情報もありませんし。
 ギリシャの正教会系メディアの、ギリシャ系以外の教会(ギリシャ系以外の東方正教会すら含む)に対する“無知”というか雑さいかがなものか、と思うことがあります。