着座式(2023年10月22日):キリスト教/日本正教会首座/全日本府主教セラフィム座下の着座式

 2023年10月22日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治正教会として活動する日本正教会【日本ハリストス正教会】の新たな首座に選出された(9月28日)日本正教会首座/東京大主教・全日本府主教セラフィム座下(His Eminence Seraphim, Archbishop of Tokyo, Metropolitan of All Japan : 辻永昇つじえ のぼるNoboru Tsujie)の着座式がおこなわれました。
 ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)らが臨席。

 

 2023年10月22日(日)セラフィム府主教着座式 | 日本正教会|ハリストス正教会 The Orthodox Church in Japan

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 公式ウェブサイト)Enthronement of Primate of the Japanese Autonomous Orthodox Church takes place / News / Patriarchate.ru
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁 渉外局 公式ウェブサイト)Enthronement of Primate of the Japanese Autonomous Orthodox Church takes place.

 (英語)New primate of Japanese Church enthroned / OrthoChristian.Com
 (英語)Metropolitan Seraphim Enthroned as the Primate of the Japanese Autonomous Orthodox Church

 

関連:
 訃報(2023年8月10日):キリスト教/日本正教会首座/全日本府主教ダニイル座下が永眠(1938~2023)
 キリスト教/日本正教会の新たな首座に、仙台大主教セラフィム座下が選出(2023年9月)

キリスト教/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下が、モンテネグロ大統領ヤコフ・ミラトヴィッチ閣下を訪問(2023年10月)

 2023年10月14日、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Porfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、モンテネグロを訪問、モンテネグロ大統領ヤコフ・ミラトヴィッチ閣下(His Excellency Jakov Milatović)と会見しました。

 同教会の、モンテネグロ・沿海府主教ヨアニキイェ座下(His Eminence Metropolitan Joanikije of Montenegro and the Littoral)らが同行。

 

Predsjednik Crne Gore(モンテネグロ大統領府 公式チャンネル):
Predsjednik Milatović upriličio sastanak i ručak u čast patrijarha srpskog gospodina Porfirija – YouTube

 

 (セルビア語:セルビア正教会 公式ウェブサイト)Патријарх српски Порфирије разговарао са председником Црне Горе Јаковом Милатовићем – Српска Православна Црква
 (モンテネグロ語:モンテネグロ大統領府 公式ウェブサイト)Predsjednik Milatović upriličio sastanak i ručak u čast patrijarha srpskog gospodina Porfirija

 (英語)President of Montenegro Received Serbian Patriarch Porfirije – Orthodoxy Cognate PAGE

 

XユーザーのJakov Milatovic 🇲🇪🇪🇺さん: 「Velika je čast da danas imam priliku da ugostim patrijarha srpskog gospodina Porfirija, koji boravi u 🇲🇪 povodom obilježavanja desetogodišnjice od osvećenja hrama Hristovog Vaskrsenja u Podgorici. 1/2 https://t.co/2SFiIV9Og4」 / X

 

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン座下を訪問(2023年10月)

 2023年10月16日、キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会コンスタンティノープル総主教サハク2世マシャリャン大主教座下(His Beatitude Archbishop Sahak II Mashalian, Armenian Patriarch of Constantinople)を訪問しました。

 

 シリア正教会側から、
 イスタンブール・アンカラ・イズミルにおける総主教代理“モル”・フィロクセヌス・ユスフ・チェティン大主教座下(His Eminence Mor Philoxenus Yusuf Cetin, Patriarchal Vicar of Istanbul, Ankara and Izmir)
 “モル”・セオフィルス・ゲオルゲス・サリバ大主教座下(His Eminence Mor Theophilos George Saliba, Patriarchal Advisor)
 トゥルアブディン大主教“モル”・ティモセオス・サムエル・アクタス座下(His Eminence Mor Timotheos Samuel Aktas, Archbishop of Turabdin)
 スウェーデンにおける総主教代理“モル”・ディオスコロス・ベンジャミン・アタス大主教座下(His Eminence Mor Dioscorus Benjamin Atas, Patriarchal Vicar in Sweden)、
 ベイルート大主教“モル”・クレーミス・ダニエル・クーリエフ座下(His Eminence Mor Clemis Daniel Kourieh, Archbishop of Beirut)、
 ホムス・ハマ・タルトゥース及び近郊大主教“モル”・ティモセオス・マッタ・アル・クーリー座下(His Eminence Mor Timotheos Matta Al-Khoury, Archbishop of Homs, Hama, Tartous and Environs)
 アル=ジャジーラ・ユーフラテス大主教“モル”・マウリス・アムシフ座下(Mor Maurice Amsih, Archbishop of Al-Jazeerah and Euphrates)、
 “モル・ヨセフ・バリ大主教座下(His Eminence Mor Joseph Bali, Patriarchal Assistant)
 らが同行。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁 公式ウェブサイト)Visit to His Beatitude Armenian Orthodox Patriarch of Istanbul Sahag II | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch
 (英語)Syrian Orthodox Patriarch Ignatius Aphrem II Visits Armenian Patriarchate of Constantinople – Orthodoxy Cognate PAGE

 

キリスト教/東方正教会アンティオキア総主教庁が、エルサレム総主教庁とコミュニオンの状態に復帰(2023年10月)

 キリスト教/東方正教会アンティオキア総主教庁は、エルサレム総主教庁とのコミュニオンの状態に戻ることを発表しました。

 

التفاتة محبّة من كنيسة أنطاكية إلى… – Antioch Patriarchate بطريركية أنطاكية وسائر المشرق للروم الأرثوذكس | Facebook

 

 (英語)Antiochian Patriarchate restores communion with Jerusalem Patriarchate / OrthoChristian.Com

 

 エルサレム総主教庁が、アンティオキアの管轄権内であるカタールに大主教庁を設置したことにより、アンティオキア総主教庁はエルサレム総主教庁とのコミュニオンを解除していました。
 また、エルサレム総主教庁側もアンティオキア総主教庁とのコミュニオンを解除しています。

 今回、アンティオキア総主教庁は、パレスティナの人々とエルサレム総主教庁の苦難の状況を鑑みて、コミュニオンの状態に戻り支援の意思を表明し、カタールの問題については、別途協議をおこないたいようです。
 また、関係正常化には、エルサレム総主教庁側が、アンティオキア総主教庁とコミュニオンの状態に復帰、相互にコミュニオンの状態になる必要があります。

“モンテネグロ正教会”の公式ウェブサイトで、「トモスを手に入れる唯一の条件」は「教会が国家の支持を受けること」(2023年10月)

 キリスト教/東方正教会系統の、主流の教会からはどこからも教会法上合法と認められていない(さらに対立で分裂も起きている)、モンテネグロ正教会(MOC)の、“ミハイロ府主教”(ツェティニェ大主教・モンテネグロ府主教ミハイロ座下 : His Beatitude Mihailo, Archbishop of Cetinje and Montenegrin Metropolitan)側の公式ウェブサイトで、「トモスを手に入れる唯一の条件」は「教会が国家の支持を受けること」というような文章を含む記事が出ています。

 

 (モンテネグロ語:モンテネグロ正教会【ミハイロ府主教側】 公式ウェブサイト)Odgovor Branku Kaluđeroviću | Crnogorska Pravoslavna Crkva

 

 これは要するに、ミハイロ府主教は、元はファナル(コンスタンティノープル)から破門された司祭にすぎないのですが、モンテネグロという国家が認めれば、ファナルから独立正教会として認めるトモスが手に入るだろう、という見解です。
 (対立しているボリス府主教派の立場は、ファナルから破門された人物がトップにいるとトモスが手に入らないだろうという見解)

 これを一笑に付すのは簡単ですが、ラトビアで政府主導で“独立正教会”が成立した(というか宣言した)ということを考えると……(ラトビア正教会の独立は、どこもまだ認めてないようですが)。

 どちらにせよ、外部と関係なく分裂に陥っているモンテネグロ正教会の未来は明るいものでもないでしょう。