動画:キリスト教/ルーマニア総主教ダニエル聖下の新年【2020年】へ向けての短いメッセージ映像(2019年12月)

 キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : カエサレア・カッパドキアエ座代行 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)による、新年【2020年】へ向けての短いメッセージ映像です。

 

Agenţia de ştiri Basilica(ルーマニア正教会通信):
Mesajul Părintelui Patriarh Daniel cu prilejul Anului Nou 2020 – YouTube

 (英語:ルーマニア正教会通信)Patriarch Daniel's Message for the New Year 2020: VIDEO – Basilica.ro

 

クリスマス【降誕祭】のときと一緒に収録していたようにみえます。

 

キリスト教/セルビア総主教イリネイ聖下がセルビア大統領ブチッチ閣下と会見(2019年12月)モンテネグロ新法の話題など

 2019年12月31日、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、セルビア共和国大統領アレクサンダル・ブチッチ閣下(ヴチッチ大統領 : His Excellency Mr Aleksandar Vučić)と会見しました。

 モンテネグロで成立した、セルビア正教会の教会財産を接収するための新法の話題などが出たようです。

 セルビア正教会側から、セルビア総主教補佐/レメジヤナ主教ステファン座下(His Grace Bishop Stefan of Remesiana, Vicar Bishop of the Serbian Patriarch)、
 政府側から、セルビア共和国外務大臣イビツァ・ダチッチ閣下(イヴィツァ・ダチッチ外相・元首相 : Ivica Dačić)、
 らが同席したようです。

 

Телевизија Храм:
Састанак Патријарха и председника у Патријаршији – YouTube

 

 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Meeting between Serbian Patriarch and President of Serbia | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 (セルビア語:セルビア大統領府公式サイト)Састанак у Српској Патријаршији | Председник Републике Србије

 

Predsednik Republike Srbije Aleksandar… – Budućnost Srbije – Aleksandar Vučić | Facebook

 

キリスト教/ピエトロ・パロリン枢機卿座下がジョージア総主教【グルジア総主教】イリア2世聖下を訪問(2019年12月)

 2019年12月29日、キリスト教/ローマ教皇庁国務省長官ピエトロ・パロリン枢機卿座下(His Eminence Pietro Cardinal Parolin)は、キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia)を訪問しました。

 両教会の関係強化や、キリスト教が直面している問題について意見交換がなされた模様。
 報道によりますと、マザー・テレサMother Theresa)のジョージア訪問25周年、そして来年がイリア2世のローマ訪問(ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世訪問)40周年となるようです。ローマ教皇フランシスコ聖下(ローマ法王フランシスコ台下 : His Holiness Pope Francis)は、イリア2世をローマに招待した模様(体調面で難しいのではないかと思いますが……)。

 

 (ジョージア語【グルジア語】:ジョージア正教会総主教庁公式サイト)სრულიად საქართველოს კათოლიკოს-პატრიარქი ვატიკანის სახელმწიფო მდივანს შეხვდა

 

საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური… – საქართველოს საპატრიარქო ❲ოფიციალური გვერდი❳ | Facebook

 

 (英語)Interfax-Religion: Georgian patriarch, cardinal from Vatican discuss challenges faced by Christian world

 

 ピエトロ・パロリン座下は、ジョージア首相【グルジア首相】ギオルギ・ガハリア閣下(His Excellency Mr Giorgi Gakharia)と会見しています。

 (英語:ジョージア政府【グルジア政府】公式サイト)Government of Georgia – Appearance 2019 | Secretary of State of the Holy See Congratulates Prime Minister on the Release of Doctor Vazha Gaprindashvili

冒頭:
საქართველოს მთავრობა – შეხვედრა წმინდა საყდრის სახელმწიფო მდივანთან | Facebook

 

キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下が、エルサレム総主教の呼びかけによる東方正教会首座会合に関するメッセージを届けに来たフリストフォロス大主教座下と会見(2019年12月)

 2019年12月28日、キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)は、キリスト教/東方正教会/エルサレム総主教庁のキリアクーポリ大主教フリストフォロス座下(His Eminence【The Most Reverend】 Archbishop Christophoros of Kyriakoupolis)と会見しました。

※なお、アンティオキア総主教庁公式サイトなどでは、アンマン府主教【Metropolitan of Amman】となっていますが、ヨルダンのアンマンでの役割もありますが、キリアクーポリ大主教なのではないかと思います(当方が人違いをしていなければ)。

 

 フリストフォロス座下は、キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)が呼びかけた東方正教会首座全体会合に関するメッセージを届けたようで、ヨウハンナ10世聖下はおそらく参加するでしょう。

 

 (英語:東方正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)His Beatitude Patriarch John X received His Eminence Christophoros, the Metropolitan of Amman delegated by His Beatitude Patriarch Theophilus III, – Greek Orthodox Patriarchate of Antioch and All the East

(English translation below – Traduction… – Antioch Patriarchate | Facebook

 

 一方で、エルサレム総主教庁とアンティオキア総主教庁は、エルサレム側のカタール大主教庁設置の結果、相互にフル・コミュニオンを解除したままです。

 今回のニュースを報じているロシアの正教会系メディア「ORTHODOX CHRISTIANITY(OrthoChristian.Com)」によりますと、

 (英語)Patriarch of Jerusalem invites Patriarch of Antioch to Synaxis of Primates in Jordan / OrthoChristian.Com

At present, Pat. John does not commemorate Pat. Theophilos in the Divine services, though Pat. Theophilos commemorates Pat. John.

 現在、ヨウハンナ10世聖下はセオフィロス3世聖下の名前を礼拝で挙げていませんが、セオフィロス3世聖下はヨウハンナ10世聖下の名を挙げているようです。エルサレム側が歩み寄るつもりなのか、あるいはそう見せかけているだけなのか。
 セオフィロス3世聖下の首座全体会合開催の呼びかけの目的も、表面上は「ウクライナ問題」の解決ですが解決するわけがないのであって、いったい何が目的なのか。
 無理に予想しようとして出てくるのは、「これだけやってもダメでした」という言い訳作りか、コンスタンティノープルを引きずりおろして自らが首位に立つことくらいですが、どちらも現実味を感じさせないところです。
 とりあえず集まったけれど、何も良い知恵は出ず、問題は先送りというオチになるのでは……。

 

映像(セルビア語のため内容よくわかりませんが):キリスト教/セルビア正教会の重鎮モンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下が、モンテネグロ新法に賛成投票予定の政治家を破門(anathema)宣告している映像とのこと(2019年12月)

 セルビア語のため内容よくわかりませんが、キリスト教/セルビア正教会/モンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)が、2019年12月26日に、モンテネグロ新法に賛成投票予定の政治家を破門(anathema)宣告している映像とのことです。

※違うかもしれませんのでご承知ください。

関連:
 モンテネグロ議会が野党議員を18人ほど拘束してキリスト教/セルビア正教会の教会財産を大量に接収するための新法を成立(2019年12月)

 

Острог Тв Студио:
Порука Митрополита Амфилохија, 26.12.2019.љ.Г. – YouTube

 

 座下の傍らの棺は、モンテネグロ主教公ペタル1世・ペトロヴィッチ=ニェゴシュ(ツェティニェの聖ペタル)のものだそうです。