2018年5月11日に、キリスト教/東方正教会/チェコ・スロバキア正教会の首座/チェコ・スロバキア府主教ラスティスラフ座下(プレショフ大主教 : His Beatitude Metropolitan Rastislav, Archbishop of Prešov, Primate of the Orthodox Church of the Czech Lands and Slovakia)が、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)を初訪問する予定とのことです。
ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿座下(His Eminence Kurt Cardinal Koch, President of the Pontifical Council for Promoting Christian Unity)とも会見予定。
(英語:ルーマニア正教会通信)Orthodox Metropolitan Rastislav to Visit Pope for 1st Time on May 11 – Basilica.ro
チェコ・スロバキア正教会は、チェコ・スロバキア府主教を務めていたクリシュトフ座下の“スキャンダル”が出たあたりからなんだかよくわからなくなっており、ラスティスラフ座下はいろいろあったすえに東方正教会全体からチェコ・スロバキア正教会の首座として認められたようですが、正直、同教会内部はいまだに落ち着いていないように思います(両国では少数派ゆえか、事態をはっきりとまとめてくれる人も見当たりません)。
現状、同教会の公式サイトがどれかわからず、アクセスできなくなっているサイトも多く、それどころか本当に(チェコ・スロバキア正教会全体の)公式サイトがあるのかどうかすらわかりません(登録団体(?)としてはチェコとスロバキアで別というややこしさもあります)。もっとも有力と思われるウェブサイトは過去にラスティスラフ座下への批判を繰り返しており、今はラスティスラフ座下を無視しています。
しかし、今回、ローマ・カトリック教会が、ローマ教皇とラスティスラフ座下の会見を決定したということは、カトリック側は事態は落ち着いたと判断したとも思えます。
続報:
キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、キリスト教/チェコ・スロバキア正教会府主教ラスティスラフ座下と会見(2018年5月)