キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ハンガリー首相オルバーン閣下と会見(2019年9月)イラリオン府主教は副首相よりメリット勲章を受ける

 2019年9月6日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、ハンガリー首相オルバーン・ヴィクトル博士閣下(オルバン首相 : His Excellency Dr Viktor Orbán)と会見しました。

 副首相のシェムイェーン・ジョルト閣下(Semjén Zsolt)より、同国のメリット勲章を受けたようです。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)DECR chairman meets with Hungarian Prime Minister Viktor Orbán | The Russian Orthodox Church
 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk presented with Hungary’s national award | The Russian Orthodox Church

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Председатель ОВЦС встретился с премьер-министром Венгрии Виктором Орбаном | Русская Православная Церковь
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Председатель ОВЦС встретился с премьер-министром Венгрии Виктором Орбаном / Новости / Патриархия.ru

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Митрополиту Волоколамскому Илариону вручена государственная награда Венгрии | Русская Православная Церковь
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Митрополиту Волоколамскому Илариону вручена государственная награда Венгрии / Новости / Патриархия.ru

 

 (ハンガリー語【マジャール語】:ハンガリー政府公式サイト)Kormányzat – Miniszterelnök – Hírek | Az Orosz Ortodox Egyház külügyi vezetőjét fogadta Orbán Viktor

 

キリスト教/コンスタンティノープル管轄権下で一方的に総主教代理区の地位を廃止(2018年11月)された西欧ロシア正教会大主教区の総会が開催。過半数がロシア正教会モスクワ総主教庁へ移ることに賛成も、三分の二に達していないため不成立(2019年9月)

 2019年9月7日、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルの管轄権下にあったものの2018年11月にコンスタンティノープルから一方的に総主教代理区としては廃止され、大主教区という集団としても解体をされそうな西欧ロシア正教会大主教区で、同大主教区の首座ハリオポリス大主教ジャン座下(イオアン大主教 : His Eminence Archbishop John of Chariopoulis)臨席のもと総会が開催されました。

 議題は、同大主教区がロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下に移るかどうかです。
 地位としては、ただの教区ではなく、在外ロシア正教会【ROCOR】のように(同じではありませんが)特別な自治権を得てのものになる予定ですが……。
 結果は、報道によりますと、 58 %程度が賛成したものの、四割以上が反対票を投じ、結果、賛成が三分の二に達しなかったため不成立となりました。
 さらに協議が続く模様です。

 

 (英語)Small majority votes to join Moscow Patriarchate at Archdiocese of Western Europe General Assembly / OrthoChristian.Com

 (ロシア語)Интерфакс-Религия: РПЦ продолжит консультации с "русским экзархатом" по поводу его присоединения к ней

 

 今回成立しなかったということは、モスクワ総主教庁の管轄権下へ全体で移ることは不可能でしょう。

 表向きをどう表現するかはわかりませんが、同大主教区内でそれぞれの選択を尊重して合意する方法に関して協議を始めねばならない時期のような気がします。

 

続報:
 キリスト教/コンスタンティノープル管轄権下で一方的に総主教代理区の地位を廃止(2018年11月)された西欧ロシア正教会大主教区のジャン大主教座下がロシア正教会モスクワ総主教庁への移動を決定(2019年9月)

 

キリスト教/ラトビア正教会の首座/リガ・全ラトビア府主教アレクサンドル座下が、ラトビア大統領エギルス・レヴィッツ閣下と会見(2019年9月)今年大統領に就任してから初めての訪問

 2019年9月5日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治的な権限を行使するラトビア正教会の首座/リガ・全ラトビア府主教アレクサンドル座下(His Eminence Metropolitan Alexander【Aleksandr】 of Riga and All Latvia)らが、今年就任したラトビア共和国大統領エギルス・レヴィッツ閣下(His Excellency Egils Levits)と会見しました。
 ラトビア正教会側から、
 ダウガフピルス・レゼクネ主教アレクサンドル座下(His Grace Bishop Alexander【Aleksandr】 of Daugavpils and Rezekne)
 イェルガヴァ主教イオアン座下(His Grace Bishop Ioann of Jelgava, vicar of the Riga diocese)、
 らが同席。

 

Valsts prezidents(ラトビア大統領府公式サイト):
Valsts prezidenta Egila Levita tikšanās ar Rīgas un visas Latvijas Metropolītu Aleksandru – YouTube

 

 (ロシア語:ラトビア正教会公式サイト)Официальный сайт Латвийской Православной Церкви

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Состоялась встреча митрополита Рижского Александра с Президентом Латвийской Республики Эгилсом Левитсом / Новости / Патриархия.ru

 

Valsts prezidentsさんはTwitterを使っています: 「📸FOTO: Valsts prezidents Egils Levits @valstsgriba tiekas ar Visaugstisvētīto Rīgas un visas Latvijas Metropolītu Aleksandru: https://t.co/JZOk5hMYSw https://t.co/3XVi8nm5Sa」 / Twitter

 

キリスト教/“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“フィラレート総主教”がフジコ・ヘミングの演奏会に臨席。ウクライナ駐箚の日本国大使の招待によるもの(2019年9月)

 2019年9月5日、“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の公式サイトによりますと、“フィラレート総主教”(キーウ・全ルーシ=ウクライナ総主教フィラレート聖下 : His Holiness Patriarch Filaret of Kyiv and All Rus’-Ukraine)は、フジコ・ヘミングゲオルギー=ヘミング・イングリッド・フジコGeorgii-Hemming Ingrid Fuzjko)の演奏会に臨席したようです。
 同庁の公式サイトによりますと、ウクライナ駐箚の日本国特命全権大使倉井高志閣下(くらい たかし : His Excellency Mr Takashi Kurai)の招待によります。

 このサイトをご覧の方はご存知でしょうが、フィラレート総主教はロシア正教会を破門(anathema)されてから現在に至るまでロシア正教会モスクワ総主教庁と激しく対立しています。
 またその破門をロシア正教会を無視して撤回したコンスタンティノープル主導で結成された OCU をも離脱。この出来事においてはポロシェンコ(前)大統領や現在 OCU の首座を務めるかつての自分の右腕“エピファニー府主教”らが自分に嘘(エピファニー府主教は対外的に代表を務めるだけであり、国内ではフィラレート総主教がトップであるとする密約)をついて騙したと主張しています。そして、 OCU 側が UOC-KP を清算して全財産を取得しようとしている動きに対し、訴訟を起こすなどの動きを見せています。また、コンスタンティノープルが OCU に与えたトモスの内容についても「モスクワと共謀しウクライナに真の独立を与えなかった」というような内容の批判を加えています。

 大使は5月に上記の( OCU 首座の)エピファニー府主教と会見しており、また駐ウクライナ大使館でおこなわれた天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)の即位記念の催しにそのエピファニー府主教が(コンスタンティノープルの聖職者とともに)臨席しています。

 今回、フィラレート総主教を演奏会に招待したことは、教派に対するバランス外交……ということになるのかなあと首をひねっております。 UOC-KP の宣伝に使われ、反感を招くだけでは……。しかし、ウクライナのような面倒な場所で、現地の大使が信頼できないとなると政府に出来ることはなにもないので、この招待が日本の国益につながることを期待しましょう。

 

 (ウクライナ語: UOC-KP 公式サイト)Патріарх Філарет відвідав концерт відомої японської піаністки Інгрід Фудзіко Хемінг – Українська Православна Церква Київський Патріархат

 

На запрошення Посла Японії в Україні… – Київський Патріархат УПЦ | Facebook

 

Святійший Патріарх Філаретさん(@patriarch_philaret) • Instagram写真と動画

 

キリスト教/モルドバ正教会の首座/キシナウ・全モルドバ府主教ヴラジミール座下がモルドバ駐箚のロシア大使と会見(2019年9月)

 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の管轄権下で自治的な権限を行使するモルドバ正教会の首座/キシナウ・全モルドバ府主教ヴラジミール座下(His Eminence Metropolitan Vladimir of Chişinău and All Moldova)は、モルドバ共和国駐箚ロシア連邦特命全権大使オレグ・ヴァスネツォフ閣下(His Excellency Mr Oleg Vasnetsov)と会見しました。

 

 (ルーマニア語【モルドバ語】:モルドバ正教会キシナウ・全モルドバ府主教庁公式サイト)Mitropolia Chişinăului şi a Întregii Moldove | Mitropolitul Vladimir în discuție cu Excelența Sa domnul Oleg Vasneţov au subliniat contribuția reală a Bisericii Ortodoxe la viața societății și importanța tradiției creștine

Mitropolia Chișinăului și a Întregii… – Mitropolia Chișinăului și a Întregii Moldove | Facebook