キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル系ウクライナ正教会【OCU】の首座“エピファニー府主教”は、OCU から離脱し、独自に主教に選出・叙聖をおこなった“ウクライナ正教会キエフ総主教庁【UOC-KP】”の“フィラレート総主教”(キーウ・全ルーシ=ウクライナ総主教フィラレート聖下 : His Holiness Patriarch Filaret of Kyiv and All Rus’-Ukraine)について、「“フィラレート名誉総主教”は OCU の主教の一人」「単に孤立しているだけ」「 UOC-KP はすでに存在していないので、それについて話す必要はない」と述べたようです。
(ウクライナ語)Почесний патріарх Філарет перебуває в самоізоляції – митрополит ПЦУ Епіфаній
(英語)Epiphany is still convinced that Filaret is OCU member – UOJ – the Union of Orthodox Journalists
無効で反教会法といっていたはずが、「存在しないものについて話す必要はない」に変わりました。でも、 UOC-KP がさらに何かやらかせばまた違うことを言い始めるでしょう。
UOJ の記事(上記の英語記事)は、少し前に、コンスタンティノープルのバルソロメオス総主教が、ロシア正教会をけなすためにフィラレート総主教を持ち上げた件(そんなに褒めるなら最初からフィラレート総主教をトップに認めてあげればウクライナ内部はもう少し落ち着いたんじゃないの?)の記事へリンクし、それゆえにコンスタンティノープルの下部組織の長でしかないエピファニー府主教はフィラレート総主教を攻撃できなくなっていると示唆しているかのようです。