すでに会談の件だけお伝えしましたが、2018年9月28日~9月30日の日程で、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)が、ギリシャ共和国マケドニア地方のテッサロニキを訪問しています。
同教会のザグレブ=リュブリャナ府主教ポルフィリイェ座下(His Eminence Metropolitan Porfirije of Zagreb-Ljubljana)が同行。
ネアポリス・スタウロポリス府主教バルナバス座下(His Eminence Metropolitan Barnabas of Neapolis and Stavroupolis)が出迎え。
キリスト教/東方正教会首席/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世 : 世界総主教バルトロマイ1世 : ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)と各地を訪問したほか、会談、第一次世界大戦戦死者の慰霊、共同礼拝などがおこなわれました。
2018年9月28日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の管轄下で自治的な権限を行使するウクライナ正教会のオデッサ教区を訪問中のキリスト教/東方正教会/アレクサンドリア・全アフリカ総主教セオドロス2世聖下(His Beatitude Theodoros II, Pope and Patriarch of Alexandria and All Africa)は、オデッサの至聖三者大聖堂にて、ウクライナ正教会の主教ら、及びウクライナ正教会と同じくロシア正教会下で自治的な権限を保有するモルドバ正教会の首座/キシナウ・全モルドバ府主教ヴラジミール座下(His Eminence Metropolitan Vladimir of Chişinău and All Moldova)らと共同で礼拝をおこなったようです。
(記事の掲載が終了しています)(ロシア語:ウクライナ正教会オデッサ教区公式サイト)Православная Одесса | Блаженнейший Патриарх Александрийский и всея Африки Феодор II совершил Божественную литургию в Свято-Троицком соборе г. Одессы (Видео)
掲載時URL:http://eparhiya.od.ua/sobyitiya/sobyitiya/4864-blajenneyshiy-patriarh-aleksandriyskiy-i-vseya-afriki-feodor-ii-sovershil-bojestvennuyu-liturgiyu-v-svyato-troitskom-sobore-g_-odessyi-video
(記事の掲載が終了しています)(ロシア語:ウクライナ正教会オデッサ教区公式サイト)Православная Одесса | Блаженнейший Патриарх Феодор II был удостоен почетного звания доктора honoris causa Национального университета «Одесская юридическая академия» (Видео)
掲載時URL:http://eparhiya.od.ua/sobyitiya/sobyitiya/4865–blajenneyshiy-patriarh-feodor-ii-byil-udostoen-pochetnogo-zvaniya-doktora-honoris-causa-natsionalnogo-universiteta-odesskaya-yuridicheskaya-akademiya-video
(記事の掲載が終了しています)(ロシア語:ウクライナ正教会オデッサ教区公式サイト)Православная Одесса | Накануне дня памяти преподобного Кукши Одесского Блаженнейший Патриарх Феодор II возглавил праздничное всенощное бдение в Свято-Успенском Одесском мужском монастыре (Видео)
掲載時URL:http://eparhiya.od.ua/sobyitiya/sobyitiya/4866-nakanune-dnya-pamyati-prepodobnogo-kukshi-odesskogo-blajenneyshiy-patriarh-feodor-ii-vozglavil-prazdnichnoe-vsenoschnoe-bdenie-v-svyato-uspenskom-odesskom-mujskom-monastyire-video
オデッサ・イズマイル府主教アガファンゲル座下(アハファンヘル府主教 : His Eminence Agafangel, Metropolitan of Odessa and Izmail)、
ブルガリア正教会のヴァルナとヴェリキー・プレスラフ府主教ヨアン座下(His Eminence Ĭoan, Metropolitan of Varna and Veliki Preslav (Great Preslav))、
アンティオキア総主教庁の駐モスクワ・メトヒオン【ポドヴォリエ】ニフォン府主教座下(His Eminence, the Most Reverend Niphon, Metropolitan of Philippople?【Chehba?】)、
ルガンスク・アルチェフスク府主教ミトロファン座下(His Eminence Metropolitan Mitrofan【Mytrofan】 of Lugansk and Alchevsk)、
ボリスポリ・ブロヴァリー府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Antoniy of Boryspil and Brovary)、
フメリニツキー・スタロコンスタンチノフ府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Antoniy of Khmelnitsky and Starokostiantyniv)、
ロシア正教会のニジニ・ノヴゴロドとアルザマス府主教ゲオルギー座下(His Eminence Metropolitan Georgiy of Nizhny Novgorod and Arzamas)、
ヘルソン・タヴリダ府主教ヨアン座下(His Eminence Metropolitan Ioann of Kherson and Taurida)、
イジュム・クピャンスク府主教エリセイ座下(His Eminence Metropolitan Yelisey of Izium and Kupiansk)、
キロヴォグラード・ノヴォミルゴロド府主教ヨアサフ座下(His Eminence Metropolitan Ioasaf of Kirovograd and Novomirgorod)、
スミ・アフティルスキー府主教イェヴロギー座下(His Eminence Metropolitan Yevlogiy of Sumy and Akhtyrsky)、
リヴォフ・ガリツィヤ大主教【リヴィウ・ハリチュナ大主教】フィラレート座下(His Eminence Archbishop Filaret of Lviv and Galicia)、
バンチェニー大主教ロンギン座下(His Eminence Archbishop Longin of Bancheny)、
ニジン・プリルキ大主教クリメント座下(His Eminence Archbishop Kliment【Clement】of Nezhin and Pryluky)、
オヴィディオポリ主教アルカディー座下(His Grace Arkadiy, Bishop of Ovidiopol)、
ユージュネ主教ディオドル座下(His Grace Diodor, Bishop of Yuzhne)、
アルツィス主教ヴィクトル座下(His Grace Victor, Bishop of Artsyz)、
マカロフ主教ゲデオン座下(His Grace Gedeon, Bishop of Makarov)、
モルドバ正教会のウンゲニ・ニスポレニ主教ペトル座下(His Grace Petru, Bishop of Ungheni and Nisporeni)、
元コノトプ・グルーホフ主教のイノケンティー主教座下(His Grace Bishop Innokentiy)、
2018年9月29日、キリスト教/東方正教会首席/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世 : 世界総主教バルトロマイ1世 : ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)は、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)と会談したようです。
上記サイトによりますと、バルソロメオス聖下は、第一次世界大戦終了100周年式典のため、ギリシャ共和国を訪問しているようです。よって、同地をイリネイ聖下も同目的で訪問しているのでしょう。
会談では、東方正教会の問題が話されたようですが、詳細は不明。
ネアポリス・スタウロポリス府主教バルナバス座下(His Eminence Metropolitan Barnabas of Neapolis and Stavroupolis)が同席したようです。
なお、今回同席したネアポリス・スタウロポリス府主教バルナバス座下ですが、同教区は全地総主教庁の管轄権にありながらギリシャ正教会に管理が預けられているいうややこしい扱いをされているもののひとつです(結構あります)。
バルソロメオス聖下は、これらの教区の長たちを、キリスト教/東方正教会/ギリシャ正教会首座/アテネ・全ギリシャ大主教イエロニモス2世座下(His Beatitude Hieronymos II, Archbishop of Athens and All Greece and Primate of the Autocephalous Orthodox Church of Greece)へはなんの承認も得ずに招集したりしたことで、同座下より批判を受けたことがあり、全地総主教庁とギリシャ正教会で認識に差があることが指摘されています。
ここもまたシスマが波及する可能性がある場所です。
キリスト教/セルビア正教会/モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイトに、セルビア共和国の「Политика(Politika)」によるモンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)へのインタビュー記事が掲載されています。
※もともとミハイロ府主教を主教に叙聖したのはブルガリア正教会から分離した「ブルガリア正教会代替シノド(Bulgarian Orthodox Church – Alternative Synod)」の主教だったと思いますが、このシノドがブルガリア正教会との関係正常化を図っていたはずで(どうなったのかいまいちわからないのですが)、仮に叙聖した主教がブルガリア正教会に戻っているとするとミハイロ府主教の主教叙聖が有効化される可能性があるかもしれません。