キリスト教/ゴア・ダマン大司教区の補佐司教にシミオン・プリフィカソン・フェルナンデス司祭が叙任される(2024年4月)

 2024年4月6日、ローマ教皇フランシスコ聖下は、インドのゴア・ダマン大司教区の補佐司教にシミオン・プリフィカソン・フェルナンデス司祭(Father Simiao Purificaçao Fernandes)を叙任しました(叙階はまだ)。

 同大司教区の教区長は、東インド諸島総大司教/ゴア・ダマン大司教フィリペ・ネリ・アントニオ・セバスティアン・ド・ロザリオ・フェラン枢機卿座下(His Eminence Filipe Neri António Sebastião do Rosário Cardinal Ferrão, Archbishop of Goa and Daman, Patriarch of East Indies)で、補佐司教となったフェルナンデス司祭は(協働司教ではありませんが)将来的に同大司教区と総大司教座を継承する可能性もあります。

 

 (英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)Resignations and Appointments, 06.04.2024

Appointment of auxiliary bishop of the archdiocese of Goa and Damão, India

The Holy Father has appointed the Reverend Simiao Purificaçao Fernandes of the clergy of Goa and Damão, India, until now director of the Saint Pius X Pastoral Institute, as auxiliary bishop of the same archdiocese, assigning him the titular see of Salde.

 

続報:
 キリスト教/ゴア・ダマン大司教区の補佐司教にシミオン・プリフィカソン・フェルナンデス司祭が叙階される(2024年6月)

キリスト教/ブルガリア正教会が、聖シノド副議長(首座代行職)にヴラツァ府主教グリゴリー座下を選出(2024年3月)次期総主教選挙は6月30日の予定

 キリスト教/東方正教会/ブルガリア正教会の聖シノドは、ブルガリア総主教ネオフィット聖下の永眠を受けて、聖シノドの副議長にヴラツァ府主教グリゴリー座下(His Eminence Metropolitan Grigoriy of Vratsa)を選出しました。この副議長職は、事実上の首座代行職となります。
 また、次の総主教を選出する選挙を2024年6月30日におこなうようです。

 

Решен… – Българска православна църква – Българска патриаршия | Facebook

 

Решен… – Българска православна църква – Българска патриаршия | Facebook

 

 ここまで副議長職代行を務めていた、ヴァルナとヴェリキー・プレスラフ府主教ヨアン座下(His Eminence Metropolitan Ĭoan of Varna and Veliki Preslav (Great Preslav))の代行は終了となります。
※ローマ教皇フランシスコ聖下の弔意などもヨアン府主教を首座代行として出されています。
 (英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)Message of condolence of the Holy Father on the death of His Holiness Neofit, Metropolitan of Sofia and Patriarch of the Orthodox Church of Bulgaria, 16.03.2024

To His Eminence Yoan
Metropolitan of Varna and Veliki Preslav
Locum tenens of the Patriarchal Throne
Holy Synod of the Bulgarian Orthodox Church

 

 また、プロヴディフ府主教ニコライ座下(His Eminence Metropolitan Nikolay of Plovdiv)が(異例ですが)自らの総主教選出を望まない旨を表明しているようです。
 これに伴い、有資格者は、以下の八名となります(ニコライ座下の資格が失われたわけではありませんが……)。
追記:
 6月20日に、聖シノドは候補者を三名に絞るようです。

 アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリア府主教イオシフ2世座下(His Eminence Metropolitan Ĭosif IIJoseph】 of the USA, Canada, and Australia)
 ヴェリコ・タルノヴォ府主教グリゴリー座下(His Eminence Metropolitan GregoryGrigoriĭ】 of Veliko Tarnovo)
 プレヴェン府主教イグナティー座下(His Eminence Metropolitan Ignatius of Pleven)
 ロヴェチ府主教ガヴリール座下(His Eminence Metropolitan GabrielGavriil】 of Lovech)
 ヴァルナとヴェリキー・プレスラフ府主教ヨアン座下(His Eminence Metropolitan Ĭoan of Varna and Veliki Preslav (Great Preslav))
 ルセ府主教ナウム座下(His Eminence Metropolitan Naum of Ruse)
 ヴラツァ府主教グリゴリー座下(His Eminence Metropolitan Grigoriy of Vratsa)
 ヴィディン府主教ダニール座下(His Eminence Metropolitan Daniil of Vidin)

 

 (英語)Bulgarian Orthodox Church Sets Stage for June 30th Patriarchal Election – Orthodoxy Cognate PAGE

キリスト教/シリア・マラバル東方典礼カトリック教会(シロ=マラバル東方典礼カトリック教会)の新たな首座・首位大司教にラファエル・タッティル司教座下が選出・承認・着座(2024年1月)

 2023年12月のキリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/シリア・マラバル東方典礼カトリック教会(シロ=マラバル東方典礼カトリック教会)首座/エルナクラム=アンガマリー首位大司教ジョージ・アレンチェリー枢機卿座下(His Beatitude Mar George Cardinal Alencherry, Major Archbishop of Ernakulam-Angamaly)辞任に伴う新たな首座の選出・承認・着座がおこなわれました。

 2024年1月9日、シリア・マラバル東方典礼カトリック教会の聖シノドスは、シャムシャバード司教ラファエル・タッティル座下(Bishop Raphael Thattil, Bishop of Shamshabad)を新たな首座・エルナクラム=アンガマリー首位大司教に選出しました。
 座下の選出は予想されていなかったことであり、現地では意外に受け止められています。

 翌2024年1月10日、ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、同教会による座下の選出を承認。
 これにより、ラファエル・タッティル座下は、シリア・マラバル東方典礼カトリック教会の首座・エルナクラム=アンガマリー首位大司教となると同時に、エルナクラム=アンガマリー大司教区の教区長となります(His Beatitude Archbishop Mar Raphael Thattil, Major Archbishop of Ernakulam-Angamaly)。
 同大司教区の教区付きのセバスティアン・ヴァニヤプラッカル司教座下(Bishop Mar Sebastian Vaniyapurackal, Archiepiscopal Administrator of Ernakulam-Angamaly, Administrator of Syro-Malabar Church, Titular Bishop of Troyna)は、首位大司教の代行として、同教会の首座代行となっていましたが、この役割は終了となったとみてよいと思われます。
 しかしローマ教皇聖座の発表によれば、使徒座管理であるボスコ・プサー司教(Bishop Mar Bosco Puthur, Apostolic Administrator of Ernakulam-Angamaly)は、使徒座管理として職に留まります。これの理由は不明ですが、同教会内部での伝統を巡る争いなどが終結していないことが一因なのか……?

※いまいちよくわからないと思いますが、首座の職と首座が就くべき教区長の職をわけて考えるとよいのかもしれません。本来このふたつは同一の人物が兼ねるものですが、前者と後者をそれぞれ別の人物が代行しており、前者に関しては正式な人物の就任により代行は終了しましたが、後者に関しては就任があってもなお代行が終了していないということになります。

 2024年1月11日、ラファエル・タッティル座下の着座式がおこなわれました。
 式がおこなわれた場所が、前三代と違うということで、一部信徒に不満があるという話も出ています。
 同教会はしばらく話題が出るかもしれません。

 

MediaoneTV Live:
സിറോ മലബാർ സഭയുടെ പുതിയ മേജർ ആർച്ച് ബിഷപ്പായി റാഫേൽ തട്ടിൽ സ്ഥാനമേറ്റു | Raphael Thattil | – YouTube

 

Divine Retreat Centre Goodness TV:
Bishop Raphael Thattil New Head of Syro-Malabar Church | Church News | 11 Jan 2024 – YouTube

 

 (英語:エルナクラム=アンガマリー大司教区 公式ウェブサイト)PRAYERFUL GREETINGS TO MAR RAPHAEL THATTIL, NEWLY ELECTED MAJOR ARCHBISHOP OF ERNAKULAM-ANGAMALY | Ernakulam-Angamaly Archdiocese

 (英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)From the Eastern Churches, 10.01.2024

Bishop Bosco Puthur, emeritus of Saint Thomas the Apostle of Melbourne of the Syro-Malabars, Australia, will continue as apostolic administrator ad nutum Sanctae Sedis of the archeparchy of Ernakulam-Angamaly of the Syro-Malabars donec aliter provideatur.

 (英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)Letter of Confirmation of the Election of the Major Archbishop of Ernakulam-Angamaly of the Syro-Malabars, 10.01.2024

 (英語)Mar Raphael Thattil, New Major Archbishop of Syro Malabar Church – CCBI

 (英語)Pope Francis confirms new head of Syro-Malabar Catholic Church | Catholic News Agency

 (英語)ബിഷപ് മാർ റാഫേൽ തട്ടിൽ സീറോമലബാർസഭയുടെ വലിയ ഇടയൻ – A news portal approved by the Syro-Malabar Synod

XユーザーのSyro-Malabar Media Commissionさん: 「ബിഷപ് മാർ റാഫേൽ തട്ടിൽ സീറോമലബാർസഭയുടെ വലിയ ഇടയൻ https://t.co/LSgvR4Z4Wl」 / X

キリスト教/シリア・マラバル東方典礼カトリック教会(シロ=マラバル東方典礼カトリック教会)首座のジョージ・アレンチェリー枢機卿座下が、エルナクラム=アンガマリー首位大司教を辞任(2023年12月)

 2023年12月7日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、インドの、シリア・マラバル東方典礼カトリック教会(シロ=マラバル東方典礼カトリック教会)首座のジョージ・アレンチェリー枢機卿座下(His Beatitude Mar George Cardinal Alencherry, Major Archbishop of Ernakulam-Angamaly)がエルナクラム=アンガマリー首位大司教を辞任することを許可しました。

※なお、同教会の状況をよく把握していないので、下記文には間違いがあるかもしれません。

 エルナクラム=アンガマリー大司教区では、首位大司教の他に、使徒座管理を兼職していた別教区のアンドルーズ・タザット大司教座下(トリチュール大司教 : Archbishop Mar Andrews Thazhath, Archbishop of Trichur)がいましたが任を解かれ、ボスコ・プサー司教(Bishop Mar Bosco Puthur, Apostolic Administrator of Ernakulam-Angamaly)が新たな使徒座管理に叙任されています。
 また、シリア・マラバル東方典礼カトリック教会の首座代行/エルナクラム=アンガマリー大司教座管理には、教会法に基づき、同大司教区の教区付きのセバスティアン・ヴァニヤプラッカル司教座下(Bishop Mar Sebastian Vaniyapurackal, Archiepiscopal Administrator of Ernakulam-Angamaly, Administrator of Syro-Malabar Church, Titular Bishop of Troyna)が任にあたるようです。
 次の首位大司教の選出は、2024年1月とされています。

 

 (英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)Letter of the Holy Father to His Beatitude Mar George Cardinal Alencherry, 07.12.2023

I have decided to accept your resignation

 (英語:バチカン・ニュース)Pope accepts resignation of Cardinal Alencherry – Vatican News

 

 (英語:バチカン・ニュース)Video Message of the Holy Father to the Archeparchy of Ernakulam-Angamaly of the Syro-Malabar Church, 07.12.2023
 教皇、シリア・マラバル典礼のエルナクラム教区に「一致」呼びかける – バチカン・ニュース

Vatican News(バチカン・ニュース公式チャンネル):
Video message of Pope Francis to the Archeparchy of Ernakulam-Angamaly (India) – YouTube

 

続報:
 キリスト教/シリア・マラバル東方典礼カトリック教会(シロ=マラバル東方典礼カトリック教会)の新たな首座・首位大司教にラファエル・タッティル司教座下が選出・承認・着座(2024年1月)

キリスト教/スロバキア東方典礼カトリック教会のプレショフ大司教にヨゼフ・ヨナシュ・マキシム司祭が叙任される(2023年10月)

 2023年10月26日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、キリスト教/東方典礼カトリック教会/スロバキア東方典礼カトリック教会のプレショフ大司教にヨゼフ・ヨナシュ・マキシム司祭(Reverend Father Jozef Jonáš Maxim)を叙任しました(叙階日不明)。

 同・東方典礼カトリック教会のフレショフ大司教区は管区大司教区であり、スロバキア共和国内の他二教区を管轄します。
 また、スロバキア東方典礼カトリック教会の、カナダの教区は、ルテニア東方典礼カトリック教会に管轄が移っています。

 プレショフ大司教区の使徒座管理であるブラチスラバ司教ペテル・ルスナーク座下(Bishop Peter Rusnák, Bishop of Bratislava)は、新大司教が正式な活動に入るまで使徒座管理として留まります。

 

 (スロバキア語:プレショフ大司教区 公式ウェブサイト)Pápež vymenoval za nového prešovského arcibiskupa Jonáša J. Maxima | www.grkatpo.sk – Grďż˝ckokatolďż˝cke arcibiskupstvo Preďż˝ov – Správy

 (英語:ローマ教皇聖座 公式ウェブサイト)Resignations and Appointments, 26.10.2023

 (英語)Jonas J. Maxim Becomes New Archbishop of Presov | Tlačová agentúra Slovenskej republiky – TASR.sk

 

PÁPEŽ VYMENOVAL ZA NOVÉHO… – Prešovská archieparchia | Facebook