同大司教区の教区長は、東インド諸島総大司教/ゴア・ダマン大司教フィリペ・ネリ・アントニオ・セバスティアン・ド・ロザリオ・フェラン枢機卿座下(His Eminence Filipe Neri António Sebastião do Rosário Cardinal Ferrão, Archbishop of Goa and Daman, Patriarch of East Indies)で、補佐司教となったフェルナンデス司祭は(協働司教ではありませんが)将来的に同大司教区と総大司教座を継承する可能性もあります。
Appointment of auxiliary bishop of the archdiocese of Goa and Damão, India
The Holy Father has appointed the Reverend Simiao Purificaçao Fernandes of the clergy of Goa and Damão, India, until now director of the Saint Pius X Pastoral Institute, as auxiliary bishop of the same archdiocese, assigning him the titular see of Salde.
To His Eminence Yoan
Metropolitan of Varna and Veliki Preslav
Locum tenens of the Patriarchal Throne
Holy Synod of the Bulgarian Orthodox Church
また、プロヴディフ府主教ニコライ座下(His Eminence Metropolitan Nikolay of Plovdiv)が(異例ですが)自らの総主教選出を望まない旨を表明しているようです。
これに伴い、有資格者は、以下の八名となります(ニコライ座下の資格が失われたわけではありませんが……)。
追記:
6月20日に、聖シノドは候補者を三名に絞るようです。
アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリア府主教イオシフ2世座下(His Eminence Metropolitan Ĭosif II【Joseph】 of the USA, Canada, and Australia)
ヴェリコ・タルノヴォ府主教グリゴリー座下(His Eminence Metropolitan Gregory【Grigoriĭ】 of Veliko Tarnovo)
プレヴェン府主教イグナティー座下(His Eminence Metropolitan Ignatius of Pleven)
ロヴェチ府主教ガヴリール座下(His Eminence Metropolitan Gabriel【Gavriil】 of Lovech)
ヴァルナとヴェリキー・プレスラフ府主教ヨアン座下(His Eminence Metropolitan Ĭoan of Varna and Veliki Preslav (Great Preslav))
ルセ府主教ナウム座下(His Eminence Metropolitan Naum of Ruse)
ヴラツァ府主教グリゴリー座下(His Eminence Metropolitan Grigoriy of Vratsa)
ヴィディン府主教ダニール座下(His Eminence Metropolitan Daniil of Vidin)
2024年1月9日、シリア・マラバル東方典礼カトリック教会の聖シノドスは、シャムシャバード司教ラファエル・タッティル座下(Bishop Raphael Thattil, Bishop of Shamshabad)を新たな首座・エルナクラム=アンガマリー首位大司教に選出しました。
座下の選出は予想されていなかったことであり、現地では意外に受け止められています。
翌2024年1月10日、ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、同教会による座下の選出を承認。
これにより、ラファエル・タッティル座下は、シリア・マラバル東方典礼カトリック教会の首座・エルナクラム=アンガマリー首位大司教となると同時に、エルナクラム=アンガマリー大司教区の教区長となります(His Beatitude Archbishop MarRaphael Thattil, Major Archbishop of Ernakulam-Angamaly)。
同大司教区の教区付きのセバスティアン・ヴァニヤプラッカル司教座下(Bishop MarSebastian Vaniyapurackal, Archiepiscopal Administrator of Ernakulam-Angamaly, Administrator of Syro-Malabar Church, Titular Bishop of Troyna)は、首位大司教の代行として、同教会の首座代行となっていましたが、この役割は終了となったとみてよいと思われます。
しかしローマ教皇聖座の発表によれば、使徒座管理であるボスコ・プサー司教(Bishop MarBosco Puthur, Apostolic Administrator of Ernakulam-Angamaly)は、使徒座管理として職に留まります。これの理由は不明ですが、同教会内部での伝統を巡る争いなどが終結していないことが一因なのか……?
Bishop Bosco Puthur, emeritus of Saint Thomas the Apostle of Melbourne of the Syro-Malabars, Australia, will continue as apostolic administrator ad nutum Sanctae Sedis of the archeparchy of Ernakulam-Angamaly of the Syro-Malabars donec aliter provideatur.
2023年12月7日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、インドの、シリア・マラバル東方典礼カトリック教会(シロ=マラバル東方典礼カトリック教会)首座のジョージ・アレンチェリー枢機卿座下(His Beatitude MarGeorge Cardinal Alencherry, Major Archbishop of Ernakulam-Angamaly)がエルナクラム=アンガマリー首位大司教を辞任することを許可しました。
※なお、同教会の状況をよく把握していないので、下記文には間違いがあるかもしれません。
エルナクラム=アンガマリー大司教区では、首位大司教の他に、使徒座管理を兼職していた別教区のアンドルーズ・タザット大司教座下(トリチュール大司教 : Archbishop MarAndrews Thazhath, Archbishop of Trichur)がいましたが任を解かれ、ボスコ・プサー司教(Bishop MarBosco Puthur, Apostolic Administrator of Ernakulam-Angamaly)が新たな使徒座管理に叙任されています。
また、シリア・マラバル東方典礼カトリック教会の首座代行/エルナクラム=アンガマリー大司教座管理には、教会法に基づき、同大司教区の教区付きのセバスティアン・ヴァニヤプラッカル司教座下(Bishop MarSebastian Vaniyapurackal, Archiepiscopal Administrator of Ernakulam-Angamaly, Administrator of Syro-Malabar Church, Titular Bishop of Troyna)が任にあたるようです。
次の首位大司教の選出は、2024年1月とされています。
2023年10月26日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、キリスト教/東方典礼カトリック教会/スロバキア東方典礼カトリック教会のプレショフ大司教にヨゼフ・ヨナシュ・マキシム司祭(Reverend Father Jozef Jonáš Maxim)を叙任しました(叙階日不明)。