軍事衝突が始まった、アルメニア共和国および“アルツァフ共和国【ナゴルノ・カラバフ】”とアゼルバイジャン共和国ですが、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会のエルサレム総主教庁が、アゼルバイジャンを非難する声明を出しているようです。
軍事衝突が始まった、アルメニア共和国および“アルツァフ共和国【ナゴルノ・カラバフ】”とアゼルバイジャン共和国ですが、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会のエルサレム総主教庁が、アゼルバイジャンを非難する声明を出しているようです。
2020年1月25日、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会/第97代エルサレム総主教のヌルハン・マヌージャン大主教座下(His Beatitude Archbishop Nourhan Manougian, the Armenian Patriarch of Jerusalem)は、アルメニア共和国大統領アルメン・サルグシャン閣下(アルメン・サルキシャン元首相 : His Excellency Mr Armen Sargsyan【Sarkissian】)と会見しました。
10:40あたりから/
The Press Office of the President of Armenia(アルメニア大統領府 報道室 公式チャンネル):
Նախագահ Արմեն Սարգսյանը և տիկին Սարգսյանն այցելել են Երուսաղեմի Սուրբ Հակոբեանց Մայր տաճար – YouTube
(英語)President Sarkissian visits Armenian Patriarchate of Jerusalem – Public Radio of Armenia
キリスト教/東方正教会/エルサレム総主教庁が、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会/エルサレム総主教庁との聖墳墓教会【復活教会】【復活大聖堂】での争いの映像をアップロードしています。
Jerusalem Patriarchate(東方正教会エルサレム総主教庁 公式チャンネル):
ΔΙΑΜΑΡΤΥΡΙΑ ΔΙΑ ΤΑΣ ΕΝΕΡΓΕΙΑΣ ΒΙΑΣ ΤΩΝ ΑΡΜΕΝΙΩΝ – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SrW8KtsZYgE
関連:
キリスト教/東方正教会エルサレム総主教庁とアルメニア使徒教会エルサレム総主教庁が双方を批判する声明を発表(2020年1月)聖墳墓教会【復活教会】【復活大聖堂】の礼拝利用に関する行き違いか
キリスト教/東方正教会/エルサレム総主教庁と、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会/エルサレム総主教庁が、双方を批判する声明を発表しています。
ざっと読んだ限りでは、2020年1月18日~19日における聖墳墓教会【復活教会】【復活大聖堂】の礼拝利用に関する行き違いに思えますが……。
細かい事態の展開はともかくとして、東方正教会側は事前申請を通してあるので自分たちが優先、アルメニア使徒教会側はアルメニア使徒教会の降誕祭においては24時間アルメニア使徒教会が優先、ということを主張しているように思えます。
※係争の場については、「Grotto of the Nativity」、大聖堂内の、イエス降誕の場(として扱われている場所)です。
東方正教会側が「cave」、アルメニア使徒教会側が「Grotto」という表記を使っています。「cave」は「God-receiving Cave」とも表記されます。
最終的に、東方正教会側はパレスチナ当局が彼らの主張を受け入れたとし、アルメニア使徒教会側はパレスチナ国大統領マフムード・アッバース閣下(His Excellency Mr Mahmoud Abbas)らの調停を受け入れ今年だけギリシャ人側の行動を受け入れたとしています。
アルメニア使徒教会側によれば、この後、問題解決のための話し合いがおこなわれるようですが、東方正教会側にはそういった記述はありません。
単なる行き違いであれば解決は可能でしょうが、「行き違いなのかこれは……?」という感じもあります。
(英語:東方正教会エルサレム総主教庁 公式ウェブサイト)PROTEST AGAINST THE VIOLENT ACTIONS OF THE ARMENIANS
(英語:アルメニア使徒教会エルサレム総主教庁 公式ウェブサイト)Official Communiqué – Christmas 2020 | Armenian Patriarchate of Jerusalem
関連:
動画:キリスト教/東方正教会エルサレム総主教庁が、聖墳墓教会【復活教会】【復活大聖堂】でのアルメニア使徒教会エルサレム総主教庁との争いの映像を公開(2020年1月)
2020年1月11日、昨年【2019年】12月に選出されたキリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会の第85代コンスタンティノープル総主教サハク・マシャリャン主教座下(His Beatitude Bishop Sahak Mashalian)の着座式がおこなわれました。
※サハク・マシャリャン座下を、サハク2世マシャリャンと表記しているケースがすでにあります。
※アルメニア使徒教会のコンスタンティノープル総主教とエルサレム総主教は、個人として大主教の称号を用い続けます。マシャリャン座下は主教ですが大主教に昇叙となるのかは不明で、もしかしたら主教のままかもしれません。
着座式には、アルメニア使徒教会の、聖エチミアジン母座、キリキア・カトリコス庁、エルサレム総主教庁からも代表団が参列したようです。
(英語)Bishop Sahak Mashalian enthroned as Armenian Patriarch of Constantinople – Public Radio of Armenia
(英語)Bishop Sahak Mashalian Enthroned as Armenian Patriarch of Constantinople • MassisPost
(英語)Armenian Patriarch of Constantinople Enthroned – The Armenian Mirror-Spectator
AGOS – Türkiye Ermenileri 85. Patriği II. Sahak (Maşalyan)…
AGOS – Türkiye Ermenileri 85. Patriği II. Sahak'ın…
※2:00前後にキリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世 : 世界総主教バルトロマイ1世 : ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)の姿が:
追加:
東方正教会側の記事を見つけたのでリンクしておきます。
(英語)Ecumenical Patriarch at enthronement of Armenian Patriarch in Constantinople – Orthodox Times
トロント府主教/カナダにおける総主教代理ソティリオス大主教座下(His Eminence Metropolitan Archbishop Sotirios of Toronto, Exarch of the Patriarchate of Constantinople of Canada)がバルソロメオス総主教に同行していた模様。