キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、2021年3月5日~3月8日の日程でイラクを司牧訪問予定と発表(2020年12月)

 2021年3月5日~3月8日の日程で、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)がイラク共和国を司牧訪問予定と発表されました。

 バグダッド(バグダード)、アブラハムの生誕地といわれるウル、アルビル(アルビール)、モスル(モースル)、カラコシュ、ニネヴェなどが訪問予定地として挙げられています。

続報:
 キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下がイラクへ出発(2021年3月)
 キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下がイラクへ到着(2021年3月)
 キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、イスラム教シーア派指導者の大アヤトラ、シスタニ師と会見(2021年3月)

 

 (英語:ローマ教皇聖座 公式サイト)Declaration of the Director of the Holy See Press Office, Matteo Bruni, 07.12.2020
 (英語:バチカン・ニュース)Pope Francis to visit Iraq, first Apostolic Journey in 15 months – Vatican News

 

 (英語)Vatican announces Pope's first trip after a year of standstill due to pandemic: Iraq | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Vatican announces Pope's first trip after a year of standstill due to pandemic: Iraq – YouTube

 

 キリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/カルデア東方典礼カトリック教会首座/バビロニア総大司教【バビロン総大司教】ルイ・ラファエル1世サコ枢機卿座下(His Eminent Beatitude Louis Raphaël I Cardinal Sako, Patriarch of Babylon【Babilonia】, Archbishop of Baghdad, Chaldean Patriarch)が、ローマ教皇の司牧訪問を歓迎する声明を出しています。

 (英語:バチカン・ニュース)Cardinal Sako: the Pope comes to encourage Christians to remain in the Middle East – Vatican News

 (英語【サイト自体はアラビア語】:カルデア東方典礼カトリック教会 公式サイト)His Holiness Pope Francis will visit Iraq on 5-8 March 2021 – البطريركية الكلدانية

https://saint-adday.com/?p=40441 – البطريركية الكلدانية Chaldean Patriarchate | Facebook

 

マルタ騎士団副長(総長代行)マルコ・ルッツァーゴ閣下が新任のマルタ騎士団駐箚カザフスタン大使を接受、信任状の捧呈を受ける(2020年12月)

※この記事は世界の王室ニュースと重複します。

 

 2020年12月4日、マルタ騎士団副長(総長代行)“フラー”・マルコ・ルッツァーゴ閣下(His Excellency Fra’ Marco Luzzago, Lieutenant of the Grand Master)は、マルタ騎士団駐箚カザフスタン共和国特命全権大使アリベク・バカエフ閣下(His Excellency Alibek Bakayev)を接受、信任状の捧呈を受けました。

※同大使閣下は(よくあることですが)ローマ教皇聖座と兼轄の模様。

 

 (英語:マルタ騎士団 公式サイト)Credentials presented by Kazakhstan – Order of Malta

 

Order of MaltaさんはTwitterを使っています 「The Lieutenant of the Grand Master, Fra’ Marco Luzzago, received in audience in the Magistral Palace for the presentation of his Letters of Credence, the new Ambassador of Kazakhstan, S.E. Alibek BAKAYEV. https://t.co/a21MamV8h1」 / Twitter

 

Order of Malta – The Lieutenant of the Grand Master, Fra’… | Facebook

 

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、10ヶ国の新任のローマ教皇聖座駐箚特命全権大使を接受、信任状の捧呈を受ける(2020年12月)

 2020年12月4日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、10ヶ国の新任のローマ教皇聖座駐箚特命全権大使を接受、信任状の捧呈を受けました。

 ヨルダン・ハシェミット王国、カザフスタン共和国、ザンビア共和国、モーリタニア・イスラム共和国、ウズベキスタン共和国、マダガスカル共和国、エストニア共和国、ルワンダ共和国、デンマーク王国、インドの10ヶ国です。

 

 バチカンで新大使らの信任状捧呈式 – バチカン・ニュース

 

 (英語)Pope receives credentials of 10 new ambassadors | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Pope receives credentials of 10 new ambassadors – YouTube

 

キリスト教/ルーマニア総主教ダニエル聖下がルーマニア議会選挙で投票(2020年12月)

 2020年12月6日、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : カエサレア・カッパドキアエ座代行 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)は、ルーマニア議会選挙での投票をおこないました。

 

TRINITAS TV:
Patriarhul României a votat la Școala Nr. 74 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1TvcqNsyyL8

 

 (英語)Patriarch Daniel casts ballot in 2020 Romania legislative election – Basilica.ro

 

Basilica.ro (EN)さんはTwitterを使っています 「His Beatitude Patriarch Daniel cast his ballot Sunday to elect a new bicameral parliament for the next four years. https://t.co/yn9TAqQfau https://t.co/q7Nyc0rU67」 / Twitter

 

His Beatitude Patriarch Daniel cast his… – Basilica News Agency | Facebook

 

キリスト教/西欧ロシア正教会大主教区のジャン大主教座下とコンスタンティノープルのフランス府主教エマニュエル座下が共同声明(2020年12月)「お互いに気を使いましょうね」くらいの文章ですが……

 2020年12月4日付で、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治的な権限を持つ西欧ロシア正教会大主教区の首座大主教/ドゥブナ府主教ジャン座下(His Eminence Metropolitan JeanJohn】【Ioan】【Ioann】 of Dubna, Archbishop of the Russian Orthodox Churches in Western Europe)と、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルのフランス府主教エマニュエル座下(His Eminence Metropolitan Emmanuel of France)による共同声明が発表されています。

 

 (フランス語:西欧ロシア正教会大主教区 公式サイト)Archevêché des églises orthodoxe de tradition russe en Europe occidentale – Communiqué du Bureau de l’Archevêque du 4 décembre 2020

 (英語)ROC structures and Phanar in Europe agree on fraternal coexistence – UOJ – the Union of Orthodox Journalists

ROC structures and Phanar in Europe… – Union of Orthodox Journalists – UOJ | Facebook

 

※現時点で西欧ロシア正教会大主教区側の発表と、フランスの正教会系メディア、ロシアの正教会系メディアの記事がありますが、コンスタンティノープル側からの発表はなく、ギリシャの正教会系メディアも言及していません。

 

 内容は「お互いに気を配りましょうね」くらいのもので、特に意味はありません
 コンスタンティノープルが(コンスタンティノープルの管轄権下にあった)西欧ロシア正教会大主教区をつぶそうとしたときに、モスクワ総主教庁の管轄権下に移ったジャン大主教座下らとコンスタンティノープルの管轄権下の小教区に移った人々がおり、この両者の間でケンカをなるべくしないようにしましょうねということです。
 モスクワ総主教庁がコンスタンティノープルとのコミュニオンを解除している以上、西欧ロシア正教会大主教区もまたコンスタンティノープル系の神品(聖職者)らと礼拝はおこなえず、せいぜいケンカしないくらいが限界ですが……。

 今回の合意文書がなぜ出されたかについては、判断できかねるところがあります。
 そもそも決裂して出ていったわけで、ケンカをする必要はないものの、もう距離をおいてしまえばいいはずです。そうしていないとすると、距離が取れていないし、取れない理由があるのでしょう。聖堂などの施設を今も共同で使用していたりするケースがあったり、片方がそれを自分たちだけのものにしようとしていたりという、そういう争いごとがあるのかもしれません。

 また、あるいはモスクワ総主教庁自体が大主教区になんらかの圧力をかけてきている可能性があります。
関連:
 キリスト教/ロシア正教会/西欧における総主教代理アントニー府主教座下と、西欧ロシア正教会大主教区首座/ジャン府主教座下が会見(2020年10月)
 ↑ の記事において、両者の関係に関する問題点が話し合われたことが伝えられたように、大主教区とモスクワ総主教庁の西欧における総主教代理区になにか問題があることは秘密でも何でもない様子。
 ジャン大主教が、コンスタンティノープルとの融和姿勢を見せて、モスクワ総主教庁を牽制している可能性もあります。

 

追記:
 ロシアの正教会系メディア ORTHODOX CHRISTIANITY も今回の件を伝えています。

 (英語)Moscow-Constantinople agreement in France signals end of Met. Emmanuel’s legal threats / OrthoChristian.Com

 この見解は、コンスタンティノープルのエマニュエル府主教が自身の主張を諦め、ジャン大主教の立場を認めたというようなものです。
 これはコンスタンティノープルに善意(?)があるとすれば一つの見方でしょう。
 しかしコンスタンティノープル側にメリットがなく(ないというか見えてこないというか)、そもそも東方正教会全体での絶対的な首位権を主張しているコンスタンティノープルが何かを諦める必要など毛頭ないというのが現在の前提である以上、あまり説得力はないのかなと思います(書いた人も信じているのかどうか)。