キリスト教/スペインのブルゴス大司教区にあるクララ会の修道院の修道女たちが、教皇座空位論の“司教”に従いカトリック教会を離れると宣言した模様(2024年5月)

 2024年5月13日、キリスト教/ローマ・カトリック教会/スペインのブルゴス大司教区にあるクララ会の修道院(ベロラドとオルドゥーニャ?)の修道女たちが、教皇座空位主義者(Sedevacantism)の“司教”であるパブロ・デ・ロハス・サンチェス=フランコPablo de Rojas Sánchez-Franco)に従い、カトリック教会を離れる決定をしたと報じられています。

 彼女たちの「カトリック・マニフェスト」によると、正統な最後のローマ教皇をピウス12世としており、その後のローマ教皇は現在に至るまで異端の僭称者ということになります。
 従って、彼女たち自身の立場からすると、現在のカトリック教会のほうがカトリックでなくなっており、彼女たち自身が正しいカトリックの立場を取っているという理屈になります。

 ブルゴス大司教マリオ・イセタ・ガビカゴヘアスコア座下(Archbishop Mario Iceta Gavicagogeascoa, Archbishop of Burgos)は、当初そのニュースを信じなかったそうですが、事実を確認したのちに、驚きと懸念を表明しています。

 

 (英語)Spain archbishop on schismatic nuns: ‘I don’t know if they realize the profound consequences’ | Catholic News Agency
 (英語)Nuns in Burgos and Vizcaya break with the Pope and the Catholic Church: "They will call us heretics and madwomen" | Sur in English
 (英語)Schismatic Poor Clares: A major scandal surrounding a small monastery – english.katholisch.de
 (英語)Spain Archbishop on Schismatic Nuns: ‘I Don’t Know if they Realize the Profound Consequences’| National Catholic Register

 

続報:
 キリスト教/スペインのブルゴス大司教区にあるクララ会の修道院の修道女たちが、教皇座空位論の“司教”に従いカトリック教会を離れると宣言した件、処分の手続きが開始されている模様(2024年6月)

キリスト教/ローマ教皇ベネディクト16世聖下がマロン派総大司教、レバノン大統領らと会見、聖マロンの彫刻を使徒的祝福(2011年2月)

 キリスト教/ローマ・カトリック教会/ローマ教皇ベネディクト16世聖下(His Holiness Pope Benedict XVI)は、レバノン共和国大統領ミシェル・スレイマン閣下(スライマーン大統領 : His Excellency Michel Suleiman)と会見しました。
 また聖ペトロ大聖堂の外側に設置された聖マロンの彫刻に使徒的祝福をされたようです。
 大統領のほか、レバノンのキリスト教最大宗派であるローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/マロン東方典礼カトリック教会(マロン派)のアンティオキア総大司教ナスララー・ブートロス・スフェイル枢機卿座下(His Eminence Nasrallah Pierre Cardinal Sfeir, Patriarch of Antiochia (Maronite))が臨席、聖ペトロ大聖堂首席司祭アンジェロ・コマストリ枢機卿座下(His Eminence Angelo Cardinal Comastri)がスピーチをしたようです。

 

The Vatican(バチカン放送局公式チャンネル):
Benedict XVI: Resolve Conflicts in the Arab World – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=mDTdRDAIrSg

 

ROME REPORTS in English:
Pope analyzes revolts in Middle East with President of Lebanon – YouTube

 

ROME REPORTS in English:
Pope blesses new statue of Saint Maron placed in Vatican – YouTube