キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下とセルビア総主教イリネイ聖下が、ジチャ修道院、ストゥデニツァ修道院を訪問(2018年10月)

 セルビア共和国を訪問中のキリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)は、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)とともにジチャ修道院(Žiča Monastery : Zicha Monastery)、ストゥデニツァ修道院(Studenica Monastery)を訪問しました。
 ジチャ修道院では、ジチャ主教ユスティン座下(His Grace Bishop Justin of Žiča【Zicha】)が出迎えたようです。

 

Телевизија Храм:
Патријарси Јован X и Иринеј посетили манастире Жичу и Студеницу – YouTube

 

 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Patriarchs John and Irinej visited Zicha Monastery | Serbian Orthodox Church [Official web site]
 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Patriarchs visiting Studenica Monastery | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 

キリスト教/アトス山ヒランダル修道院長メトディイェ掌院が、セルビア正教会のラシュカ=プリズレン・コソボ=メトヒヤ教区を訪問(2018年10月)

 キリスト教/東方正教会/聖地アトス山のヒランダル修道院の修道院長メトディイェ掌院(Archimandrite Metodije, abbot of the Chilandar Monastery)が、セルビア正教会のラシュカ=プリズレン・コソボ=メトヒヤ教区(Serbian Orthodox Diocese of Raška-Prizren and Kosovo-Metohija)を訪問したようです。
 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会のラシュカ・プリズレン主教テオドシイェ座下(His Grace Bishop Teodosije of Raška and Prizren)らと会見。

 

Епархија рашко-призренска и косовско-метохијска(ラシュカ=プリズレン・コソボ=メトヒヤ教区公式チャンネル):
Хиландарски Игуман посетио Призренску Богословију (15. октобар 2018) – YouTube

 

Епархија рашко-призренска и косовско-метохијска(ラシュカ=プリズレン・コソボ=メトヒヤ教区公式チャンネル):
СЛАВНИ ГРАДЕ: Владика Теодосије, Хиландарски Игуман и ученици призренске Богословије – YouTube

 

Епархија рашко-призренска и косовско-метохијска(ラシュカ=プリズレン・コソボ=メトヒヤ教区公式チャンネル):
Честице моштију Светих Кирила и Методија у Призренској Богословији – YouTube

 

Телевизија Храм:
Хиландарски Игуман посетио Призренску Богословију – YouTube

 

Телевизија Храм:
Посета архимандрита Методија манастиру Високи Дечани 14 10 2018 – YouTube

 

Епархија Рашко-призренска – У Косовску Митровицу стигла копија чувене Иконе Богородице Вратарница са Свете Горе | Facebook

 

Епархија Рашко-призренска – Хиландарски Игуман посетио Призренску Богословију (15. октобар 2018) | Facebook

 

 (セルビア語:セルビア正教会モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Владика Теодосије, хиландарски игуман и призренски богословци: Славни граде (видео) | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

キリスト教/キプロス大主教クリソストモス2世座下のロンドンでの手術(肝臓切除など)が成功の模様(2018年10月)引き続き経過を見る模様

 ギリシャの正教会系メディア「ΡΟΜΦΑΙΑ(Romfea.gr)」によりますと、癌との闘病を告白したキリスト教/東方正教会/キプロス正教会の首座/ノヴァ・ユスティニアナと全キプロスの大主教クリソストモス2世座下(His Beatitude Archbishop Chrysostomos II of Nova Justiniana and all Cyprus)の手術(肝臓切除など)が英国のロンドンでおこなわれたようです。
 ICU(集中治療室)に48時間滞在した後、さらに様子を見る模様。

 

 (ギリシャ語:キプロス正教会公式サイト)Επιτυχής η επέμβαση στην οποία υποβλήθηκε ο Μακαριώτατος Αρχιεπίσκοπος Κύπρου (Τετάρτη, 17 Οκτωβρίου 2018) – Εκκλησία της Κύπρου
 (ギリシャ語:大主教庁声明:キプロス正教会公式サイト)Επιτυχής η επέμβαση στην οποία υποβλήθηκε ο Μακαριώτατος Αρχιεπίσκοπος Κύπρου (Τετάρτη, 17 Οκτωβρίου 2018) – Εκκλησία της Κύπρου

 (英語)Archbishop Chrysostomos of Cyprus undergoes successful operation / OrthoChristian.Com

 (ギリシャ語)Ιατρικό ανακοινωθέν για την υγεία του Αρχιεπισκόπου Κύπρου
 (ギリシャ語)Με επιτυχία στέφθηκε η επέμβαση στον Κύπρου Χρυσόστομο – ΒΗΜΑ ΟΡΘΟΔΟΞΙΑΣ

 

追記:
 ニュース記事を並べなおしました。

 

関連:
 キリスト教/キプロス大主教クリソストモス2世座下が手術を受けたロンドンの病院から退院した模様(2018年10月)同地に滞在し10月30日帰国予定
 キリスト教/キプロス大主教クリソストモス2世座下が手術を受けたロンドンからキプロスに帰国(2018年10月)

 

キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下がセルビア総主教イリネイ聖下らとモンテネグロを訪問(2018年10月)

 キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)は、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)らと共に、セルビア正教会の管轄権下にあるモンテネグロを訪問しました。

 アンティオキア総主教庁のアッカール府主教バシリオス座下(His Eminence, the Most Reverend Metropolitan Basilios of Akkar)、
 アンティオキア総主教庁下の北米アンティオキア正教キリスト者大主教庁首座/ニューヨーク・全北米大主教ジョセフ座下(His Eminence the Most Reverend Metropolitan Joseph of New York and All North America)、
 セルビア正教会のザグレブ=リュブリャナ府主教ポルフィリエ座下(His Eminence Metropolitan Porfirije of Zagreb-Ljubljana)、
 らが同行。

 ポドゴリツァ空港では、
 モンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)、
 ブディムリャ・ニクシッチ主教ヨアニキイェ座下(His Grace Bishop Joanikije of Budimlja and Nikšić)、
 らが出迎えました。
 ツェティニェ修道院、オストログ修道院訪問や、ポドゴリツァのハリストス復活大聖堂で礼拝がおこなわれたようです。

 アンティオキア総主教のモンテネグロ来訪は、モンテネグロ王ニコラ1世とモンテネグロ府主教ミトロファン(Metropolitan Mitrofan of Montenegro : ミトロファン・バンMitrofan Ban)の時代以来だそうです(総主教のほうは誰だかわかりませんでした)。

 

Greek Orthodox Patriarchate of Antioch and all the East(東方正教会アンティオキア・東方全土総主教庁公式チャンネル):
البطريرك يوحنا يزور ديري تسيتينيا وأوستروغ في مونتينيغرو – YouTube

 

Greek Orthodox Patriarchate of Antioch and all the East(東方正教会アンティオキア・東方全土総主教庁公式チャンネル):
البطريرك يوحنا العاشر يزور كاتدرائيّة القيامة في العاصمة بدغوريتسا – مونتينيغرو – YouTube

 

Телевизија Храм:
Патријарх Јован Х и Патријарх Иринеј боравили у Црној Гори – YouTube

 

Острог Тв Студио:
Антиохијски патријарх Јован X и српски Иринеј у посјети Цетињу (15.10.2018.љ.Г.) – YouTube

 

Острог Тв Студио:
Посјета патријараха Јована X и Иринеја манастиру Острогу (15.10.2018.љ.Г.) – YouTube

 

Острог Тв Студио:
Патријарси антиохијски и српски у посјети Подгорици (15.10.2018.љ.Г.) – YouTube

 

 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Patriarchs John and Irinej arrive in Podgorica, Montenegro | Serbian Orthodox Church [Official web site]
 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Serbian Patriarch: I am delighted to be in Montenegro together with the Patriarch of Antioch | Serbian Orthodox Church [Official web site]
 (英語:セルビア正教会総主教庁公式サイト)Patriarchs John and Irinej arrive in Podgorica, Montenegro | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарх антихијски Јован допутовао у Црну Гору | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарси Јован и Иринеј у 16 часова долазе у подгорички Саборни храм Христовог васкрсења | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Предстојатељи Антиохијске и Српске православне цркве у Цетињском манастиру | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарх српски Иринеј: Радује ме што сам Патријархом антиохијским у Црној Гори | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарси антиохијски Јован X и српски Иринеј посјетили манастир Острог | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Патријарси антиохијски Јован и српски Иринеј посјетили Саборни храм Христовог Васкрсења | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)
 (セルビア語:モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Посјета Патријарха Јована из објектива Антиохијске патријаршије | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

 そのほか、
 シュマディヤ主教ヨヴァン座下(His Grace Bishop Jovan of Šumadija)、
 ヴァリェヴォ主教ミルティン座下(His Grace Bishop Milutin of Valjevo)、
 ドゥクリャ主教メトディイェ座下(His Grace Vicar Bishop Metodije of Dioclea)、
 ザフムリェ・ヘルツェゴビナ・プリモルスカ主教ディミトリイェ座下(His Grace Bishop Dimitrije of Zahumlje-Herzegovina and the Littoral)、
 らが同行・参列。

 

キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下が、教会法上合法でない“マケドニア正教会-オフリド大主教庁【MOC-OA】”に対し、「あなたのところはセルビア正教会の管轄権下なので独立は承認できません」(2018年10月)

【シスマ2018】東方正教会大分裂: ウクライナへの独立正教会設置を巡るコンスタンティノープルの全地総主教庁とロシア正教会モスクワ総主教庁の対立とそれに端を発した出来事及びその他のシスマ的な出来事の記事一覧など

 

※フェイクニュースの可能性があります。

 

 ギリシャの正教会系メディア「ΡΟΜΦΑΙΑ(Romfea.gr)」によりますと、教会法上合法でない“マケドニア正教会-オフリド大主教庁【MOC-OA】”(以下、MOC-OA)が、マケドニアの名を冠さない教会名で全地総主教庁に承認を求めたところ、キリスト教/東方正教会首席/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)に、「あなたのところは1922年にセルビア正教会に管轄権が移っているのでダメです」とにべもない回答が来たとのこと。

 

 (ギリシャ語)Αλλαγή στάσης από το Οικουμενικό Πατριαρχείο για την σχισματική Εκκλησία της πΓΔΜ

 

 これまでこの問題は行ったり来たりというか情報が錯綜しており、少し前には彼らは「国名も教会名もマケドニアを維持すべき」と主張しているという情報が出ました。このニュースはフェイクニュースだったのか、それとも意見をコロリと変えたのか。

 いずれにせよ、今回のニュースがフェイクニュースでない場合、また加えて以前にバルソロメオス聖下が「名前を変えればいいよ」と発言したとのニュースがフェイクニュースでなかった場合、聖下もまたコロリと意見を変えたわけですが、これはおそらくロシア正教会とセルビア正教会の二正面作戦は勝ち目がないという現実的な判断をしただけで、だとするとまたいつコロリと変わるかわかったものではありません。

 MOC-OAのプレスパ=ペラゴニア府主教ペタル座下(His Eminence Metropolitan Petar of Prespa-Pelagonia)は、無念さを隠していませんが、同教会はこれまで通り運営されるし、国名問題が解決すれば独立正教会として承認されるだろうと見込んでいるようです。

 

 そして、この問題を通じて、内部の見解の分裂が露呈し、マケドニアとの政治的連携を目的とする政治家や政治活動家による教会への介入を招いただけのブルガリア正教会はずいぶんとまた貧乏くじを引いてしまったものだと思います。

 

 それにしても、今回の話も全部フェイクニュースかもしれません(頭が痛い……)。