キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)が、アフリカ系のメディアと会見したようです。
(英語)Pope Tawadros receives African media delegation – Egypt Today
キリスト教/オリエント正教会/コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)が、アフリカ系のメディアと会見したようです。
(英語)Pope Tawadros receives African media delegation – Egypt Today
キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で高度な自治的権限を保有するウクライナ正教会の渉外局副局長ミコライ・ダニレヴィチ長司祭(Mykolay Danylevych : ニコライ・ダニレヴィチ : Nikolay Danilevich)が、インタビューに答えています。
Перший Козацький:
Абсурд патр. Варфоломея на 1+1: ложь от отчаяния? Быстрое Погружение с Катей Жарких – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_23Dismb0XM
(ウクライナ語:ウクライナ正教会公式サイト)Протоієрей Миколай Данилевич: У Тіло Церкви прагнуть внести політичний вірус, та Церква бореться (відео) – Українська Православна Церква
「コンスタンティノープルのバルソロメオス総主教は教会に“政治ウィルス”を持ち込んだ」
「コンスタンティノープルの総主教は、すでに存在しない帝国【ビザンツ帝国or東ローマ帝国】の総主教。全地総主教の“全地”はビザンツ帝国内の全地のこと。世界全体ではない。ギリシャ人が“全地”といった場合、彼ら以外のバルバロイ【野蛮人】の住む土地は含まない」
「コンスタンティノープルは、海外の教区がなければ、トルコ内の小集団」
「ローマ教皇は、コンスタンティノープルの総主教に書を送るとき、宛先を“コンスタンティノープル=新ローマ大主教”として送る」
といったようなコメントをしているようです。
率直に指摘しますと、最後の項目は間違いだと思います。確かにローマ教皇は宛先をコンスタンティノープル=新ローマ大主教としますが、続けて全地総主教と書いた文書がローマ教皇聖座の公式サイトに掲載されています(少なくとも現在のローマ教皇フランシスコ聖下はそうだということです)。
その前の項目について、“ikumeni”の解釈については、判断する知識がありませんが、なによりもいっておかねばならないことが一つあります。
それは、コンスタンティノープルには東方正教会全体への権威はないとするならば、そこが愚かで政治的で教会法や使徒継承性をまるで無視した行為をおこなったことに対し、とっとと破門(Anathema)を宣言しない理由はなぜなのか、ということです。
もちろん、ウクライナ正教会には昨年当時そういう意見がありましたが、ロシア正教会モスクワ総主教庁にはそのような意見がないことは明白です。
結局のところ、コンスタンティノープルと縁を切ることを決断できないのであれば、それはコンスタンティノープルを“並ぶもののない第一人者”として認めているわけであり、「なんとかコンスタンティノープル様に考えをあらためていただきとうございます」と言っているだけのこと。
コンスタンティノープルが、同教会系ウクライナ正教会【OCU】を独立正教会として承認してから半年以上が経ちました。
コンスタンティノープルは、 OCU の首座“エピファニー府主教”が教会法上合法な聖職者であるとすら述べていない状況で、しかし首座として独立正教会として承認するトモスを渡しました。
“フィラレート総主教”に関しては、破門(Anathema)を撤回する理由も説明されず(政治的パフォーマンスであることは明らかなので)、しかもその後フィラレート総主教が OCU と対立を始めると、遺憾の意を表明して終わり。そもそもその後の展開を見れば、フィラレート総主教の破門を撤回する理由がまったくなかったという現実もあります(モスクワへの嫌がらせと、他の独立正教会の警戒心を高めただけ)。ウクライナのシスマを終わらせるとほたえていたのは大ボラもいいところで、遺憾の意を表明して「わしゃ知らんよ」で終わり。無能かつ無責任なバルソロメオス総主教。
フィラレート総主教は、そもそも自分への破門はもとから有効ではなかったと主張しています。そうでないと OCU には教会法上合法な聖職者【神品】が存在しないことになるからです。これに対し、コンスタンティノープルは沈黙するのみで、話題を誤魔化してひたすら「独立正教会はウクライナの人々が望んだこと」と繰り返すばかり。もちろん(彼の想定する)ウクライナ人はイエスより偉いと彼が信じているなら何も矛盾はありませんが、それはウクライナ真理教でありキリスト教ではありません。
2019年7月19日、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、セクハラ及び横領の疑惑で辞任したアメリカ合衆国/ウェストバージニア州のホイーリング=チャールストン名誉司教マイケル・ジョセフ・ブランスフィールド座下(Bishop Michael Joseph Bransfield, Bishop Emeritus of Wheeling-Charleston)に対し、教区内居住禁止、礼拝参加禁止などの処分を出した模様です。
(英語:ホイーリング=チャールストン教区公式サイト:現在トップページにローマ教皇大使館よりの文書のキャプチャ画像が掲載)Diocese of Wheeling-Charleston
(英語)Vatican announces new restrictions on disgraced Bishop Michael Bransfield
2019年7月13日、キリスト教/ローマ・カトリック教会のパオロ・サルディ枢機卿座下(His Eminence Paolo Cardinal Sardi)が帰天しました。
1934年9月1日生まれの84歳。
帰天に伴い、枢機卿の人数は219人に減少しました。
葬儀は、ローマ教皇庁国務省名誉長官タルチジオ・ピエトロ・エヴァシオ・ベルトーネ枢機卿座下(His Eminence Tarcisio Pietro Evasio Cardinal Bertone, S.D.B.)が司式。
また、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)が臨席。
サルディ座下がマルタ騎士団のパトロンを務めていた時期があることにより、マルタ騎士団より、
第80代マルタ騎士団総長“フラー”・ジャコモ・ダッラ・トッレ・デル・テンピオ・ディ・サングイネット殿下(His Most Eminent Highness The Prince and Grand Master, Fra’ Giacomo Dalla Torre del Tempio di Sanguinetto)、
マルタ騎士団グランド・ホスピトラー【医務総監】ラ・ロシュフコー公ドミニク・ド・ラ・ロシュフコー・ド・モンベル閣下(His Excellency Dominique de La Rochefoucauld de Montbel, Prince 【Fürst】 de La Rochefoucauld)、
らが参列。
(英語)Pope Francis attends the funeral of Cardinal Sardi | ROME REPORTS
ROME REPORTS in English
Pope Francis attends the funeral of Cardinal Sardi – YouTube
(英語:バチカン・ニュース公式サイト)Pope sends his condolences for the death of Cardinal Sardi – Vatican News
(英語:マルタ騎士団公式サイト)The Order of Malta mourns the passing of Cardinal Paolo Sardi – Order of Malta
(英語:マルタ騎士団公式サイト)Funeral of Cardinal Paolo Sardi in St. Peter’s Basilica – Order of Malta
2019年7月5日、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)と、キリスト教/東方典礼カトリック教会/ウクライナ東方典礼カトリック教会の首座/キエフ=ハリチ首位大司教スヴャトスラフ・シェウチューク大司教座下(His Beatitude Archbishop Sviatoslav Shevchuk, Major Archbishop of Kiev-Galicia : キエフ大司教 : Archbishop of Kiev)らの会見が始まったようです。
翌7月6日まで会談などがおこなわれる予定で、ウクライナ情勢などが話し合われるようです。
プーチン大統領との会見直後に予定を入れている辺り、非常にヒリヒリしているものを感じます。
また、スヴャトスラフ・シェウチューク座下は、少し前のインタビューで、自らの教会が「総大司教庁(総主教庁)【Patriarchate】」として認められる期待(新たにではなく昔からそうだったとして認められるという認識)を示していました。
野次馬としては、こんな要求が認められれば欧州のキリスト教はさらにムチャクチャとなり、カトリックと東方正教会の関係も悪化というかちゃらんぽらんになるので、ぜひ見てみたいところですが……。
ウクライナ国内の政治・社会・教会組織がこれほどの状況にもなって認められないとすると、今後認められる可能性はゼロだというのも確実なので、ウクライナ東方典礼カトリック教会側も引かないかもしれません。
ウクライナに新たな剣が投げ込まれるか、少しだけ注目しましょう。
ROME REPORTS in English:
Pope begins two day meeting with Ukrainian Greek-Catholic Church: Stay close to those who suffer – YouTube
(英語:ローマ教皇聖座公式サイト)Audience with members of the Permanent Synod of the Ukrainian Greek-Catholic Church, 05.07.2019
(バチカン・ニュース公式サイト)教皇、ウクライナのギリシャ典礼カトリックの司教らと – バチカン・ニュース
(英語:バチカン・ニュース公式サイト)Ukrainian Greek-Catholic leaders meet with Pope at the Vatican – Vatican News
(英語:バチカン・ニュース公式サイト)Pope to Ukrainian Greek-Catholics: I hold you in my heart – Vatican News