キリスト教/ルーマニア総主教ダニエル聖下が、ルーマニア駐箚オーストリア大使と会見(2018年5月)

 2018年9月21日、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教ダニエル聖下(ブカレスト大主教 : ムンテニア・ドブロジャ府主教 : カエサレア・カッパドキアエ座代行 : His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea, Locum tenens of the throne of Caesarea Cappadociae, Patriarch of the Romanian Orthodox Church)は、ルーマニア駐箚オーストリア大使イザベル・ラウシャー閣下(Her Excellency Isabel Rauscher)と会見しました。

 

TRINITAS TV:
Ambasadorul Austriei în România, în vizită de prezentare la Patriarhia Română – YouTube

 

 (英語:ルーマニア正教会通信)Austrian Ambassador to Romania, Isabel Rauscher, meets with Patriarch Daniel – Basilica.ro
 (ルーマニア語:ルーマニア正教会通信)Ambasadorul Austriei în România, în vizită de prezentare la Patriarhia Română – Basilica.ro

 

Basilica.roさんのツイート: "În cadrul dialogului au fost abordate subiecte importante, precum situația dificilă din Siria, problema migrației în Europa. https://t.co/JJs3gO0puB"

 

În cadrul dialogului au fost abordate… – Agenția de știri Basilica | Facebook

 

シスマ2018:キリスト教/ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下がポーランド訪問中のアレクサンドリア総主教セオドロス2世聖下と会談(2018年9月)

【シスマ2018~】 ウクライナへの独立正教会設置を巡るコンスタンティノープルの全地総主教庁とロシア正教会モスクワ総主教庁の対立とそれに端を発した出来事の記事一覧

 

 2018年9月24日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、ポーランド共和国訪問中のキリスト教/東方正教会/アレクサンドリア・全アフリカ総主教セオドロス2世聖下(His Beatitude Theodoros II, Pope and Patriarch of Alexandria and All Africa)と会見しました。

 内容は明らかになっていませんが、コンスタンティノープルの全地総主教庁がまもなく一方的に独立正教会をウクライナに設置する模様なので、なんといいますか、その話でしょう。

関連:
 シスマ2018:キリスト教/アレクサンドリア総主教セオドロス2世聖下とポーランド正教会首座サワ府主教座下が共同声明(2018年9月)

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Metropolitan Hilarion meets with Primates of Orthodox Church of Alexandria and Polish Orthodox Church | The Russian Orthodox Church

 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Митрополит Волоколамский Иларион встретился с Блаженнейшим Патриархом Александрийским Феодором / Новости / Патриархия.ru
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Митрополит Иларион встретился с Блаженнейшим Патриархом Александрийским Феодором | Русская Православная Церковь

 

キリスト教/アルメニア使徒教会カトリコスのガレギン2世聖下が、大統領・首相らと独立記念日の式典へ(2018年9月)

 2018年9月21日、キリスト教/アルメニア使徒教会/全アルメニア人のカトリコス・最高総主教ガレギン2世聖下(His Holiness Karekin II, Supreme Patriarch and Catholicos of All Armenians)は、アルメニア共和国大統領アルメン・サルグシャン閣下(サルキシャン大統領 : His Excellency Mr Armen Sargsyan【Sarkissian】)、アルメニア共和国首相ニコル・パシニャン閣下(His Excellency Mr Nikol Pashinyan)らと、アルメニア共和国独立記念日の式典に臨みました。

 

Armenian Church(アルメニア使徒教会 聖エチミアジン母座 公式チャンネル):
Independence Day of the Republic of Armenia – YouTube

 

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下のラトビア訪問、ラトビア大統領ベーヨニス閣下と会見(2018年9月)

 2018年9月24日、バルト三国訪問中のキリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇聖座およびバチカン市国の絶対君主/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、リトアニア共和国に続いて、ラトビア共和国訪問を開始しました。

 ラトビア共和国大統領ライモンツ・ベーヨニス閣下(ヴェーヨニス大統領 : His Excellency Mr Raimonds Vējonis)らが出迎え、式典などが催されています。

 また、ラトビア福音ルター派教会【Evangelical Lutheran Church of Latvia】の聖堂を訪問し、同教会の首座/リガ大監督ヤニス・ヴァナクス座下(The Most Reverend Jānis Vanags, Archbishop of Riga)と会見しました。
 (動画からはロシア正教会系のラトビア正教会首座/リガ・全ラトビア府主教アレクサンドル座下(His Eminence Metropolitan Alexander【Aleksandr】【Aleksandrs】 of Riga and All Latvia)が同席していたようにみえます)

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco – Riga – Cerimonia di Benvenuto 24092018 – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco benvenuto aereoporto di Riga Lettonia – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco – Riga -Incontro con le autorità 24092018 – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Viaggio Apostolico Lettonia: omaggio Monumento della Libertà 2018.09.24 – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco – Riga -Incontro ecumenico 24092018 – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco – Riga –Visita alla Cattedrale di San Giacomo 24092018 – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco Lettonia incontro autorità 2018-09-24 – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco Lettonia preghiera ecumenica 2018-09-24 – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Papa: siete le radici di un popolo, non perdete la speranza e la dolcezza – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco – Aglona -S. Messa 24092018 – YouTube

 

Vatican News – Italiano:
Papa Francesco Lettonia Messa ad Aglona 2018-09-24 – YouTube

 

Vatican News – Italiano:

 

※以下はバチカン・ニュースの英語版の動画で、↑のイタリア語版とだいたい同じはずです(基本的にイタリア語版が優先です)。

Vatican News – English:
Pope Francis – Riga – Welcome Ceremony 24092018 – YouTube

 

Vatican News – English:
Pope Francis – Riga – Meeting with Authorities 24092018 – YouTube

 

Vatican News – English:
Pope Francis’ visit to the Shrine of Mother of Mercy – YouTube

 

Vatican News – English:
Pope Francis – Riga – Ecumenical Meeting 24092018 – YouTube

 

Vatican News – English:
Pope Francis – Riga – Visit to the Saint James Cathedral 24092018 – YouTube

 

Vatican News – English:
Pope prays for victims of Freedom Fights – YouTube

 

Vatican News – English:
Pope Francis in Riga, Latvia – YouTube

 

Vatican News – English:
Pope Francis celebrates mass in Aglona, Latvia – YouTube

 

Vatican News – English:
Pope Francis – Aglona – Holy Mass 24092018 – YouTube

 

 (英語)Pope arrives in Latvia: Build the future with gestures that generate life | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Pope arrives in Latvia: Build the future with gestures that generate life – YouTube

 

 (英語)Pope to Protestants in Latvia: So our differences don't become divisions | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Pope to Protestants in Latvia: So our differences don't become divisions – YouTube

 

 (英語)Pope during Mass in Latvia: If we seek vengeance, we aren't Christians, but fanatics | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Pope during Mass in Latvia: If we seek vengeance, we aren't Christians, but fanatics – YouTube

 

 教皇、ラトビア到着、子どもたちが伝統楽器で歓迎 – バチカン・ニュース

 教皇、ラトビアを訪問、「人々の母としての社会を目指して」 – バチカン・ニュース

ラトビアは、教皇インノケンティウス3世(在位:1198-1216)から「マリアの地」と呼ばれた。こうしたことから、教皇フランシスコの今回のラトビア訪問のモットーには、聖歌「アヴェ・マリス・ステラ」の歌詞から採った「あなたが母であることを示してください」を掲げている。

 インノケンティウス3世Innocentius III : Pope Innocent III)は、東西教会の分裂に責任(1204年を分裂の年とする人も多い)がある方では……。
 この発言の後に、東方正教会の府主教(ロシア正教会系のラトビア正教会の首座……このページ上部に記載)とともに、エキュメニカルな式典に臨むのはどうなんでしょうか。

 「キリスト者の一致は宣教の鍵」教皇、ラトビアでエキュメニカルな集い – バチカン・ニュース

 ラトビア:教皇、アグロナでミサ「十字架の下のマリアの姿に学ぶ」 – バチカン・ニュース

教皇聖ヨハネ・パウロ2世は、1993年のラトビア訪問の際、同地を巡礼している。

 

 (英語)Pope: Motherhood of Latvia helps families and looks to future – Vatican News
 (英語)Pope Francis: Visit to the Freedom Monument in Riga, Latvia – Vatican News
 (英語)Pope Francis’ visit to the Shrine of Mother of Mercy – Vatican News
 (英語)Pope to elderly in Riga: You are the roots of what blossoms today – Vatican News
 (英語)Pope urges Latvian Christians to pursue unity and keep the faith alive – Vatican News
 (英語)Pope at Mass in Latvia: Mary shows how be close to and care for others – Vatican News
 (英語)Lutheran Archbishop of Riga on significance of Pope’s visit – Vatican News

 

キリスト教/セルビア正教会の重鎮モンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下へのインタビュー記事(2018年9月)

 キリスト教/セルビア正教会/モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイトに、セルビア共和国の「Политика(Politika)」によるモンテネグロ・プリモルスカ府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)へのインタビュー記事が掲載されています。

※同ニュースの公式サイトに記事が見当たらないので、元記事は今のところ紙媒体なのかと思います。教会の公式サイトに転載したら意味ない気もしますが……。

 

 (セルビア語:セルビア正教会モンテネグロ・プリモルスカ府主教庁公式サイト)Политика: Интервју Митрополита црногорско-приморског г. Амфилохија | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

 

 内容ですが、モンテネグロ政府との地所の返還かなにかに関する問題について、カトリックや、イスラム教、ユダヤ教も絡んで解決していない、という問題が最初に出ていますが、以降はモンテネグロ大統領ミロ・ジュカノヴィッチ閣下(His Excellency Mr Milo ĐukanovićМило Ђукановић)への批判、大統領への批判、そして大統領への批判、と最後に少しだけシスマの話という内容でした。
 シスマの内容メインかなと思ったんですが……まだまだ他人事のようです。

 大統領への批判の内容ですが、大統領がセルビア正教会のモンテネグロ・プリモルスカ府主教庁を「大セルビア主義」「ロシアの手先」などとしていることについて、大統領を「チトー系のマルクス主義者」「教会についてなにもわかっていない」と応酬しているようです。
 また、「私にとってはモンテネグロはペトロヴィッチ=ニェゴシュ王朝のニコラ1世王まで続く東方正教会の国だが、ジュカノヴィッチ大統領にとってはチトーによる反宗教・反東方正教会の国だ」というようなことも述べていると思います(モンテネグロ王国もチトーのユーゴスラビアも滅んでいるじゃないかということはさておき)。
 (ちなみに「大統領は私の友で、私の兄弟で、セルビア人の兄弟だ」とも述べています)

 セルビア共和国から“独立”したコソボについては極めて批判的かつ否定的(詳細がよくわかりませんが【読解力不足】、モンテネグロ人に関連する聖堂がいくつか破壊されたのだと思います)。

 

 さて、“シスマ”に関するコメントですが、

関連:
 【シスマ2018~】 ウクライナへの独立正教会設置を巡るコンスタンティノープルの全地総主教庁とロシア正教会モスクワ総主教庁の対立とそれに端を発した出来事の記事一覧

 末尾に少しだけあるだけです。
 記者がウクライナでの問題のモンテネグロへの影響を尋ねたのに対し、そもそも“キエフ総主教庁”が、モンテネグロにおける教会法上合法でない教会「モンテネグロ正教会(Montenegrin Orthodox Church : MOC : CPC)」とフル・コミュニオンの状態に、ずっと前になっていることを指摘しています。
 また、コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下は、ウクライナに独立正教会を設置しようとしているものの、仮にキエフ総主教庁が独立を認められても、それとフル・コミュニオンにある上記の「モンテネグロ正教会」の首座ミハイロ府主教との関係回復はありえないという見通しを述べています。
※ミハイロ府主教は、コンスタンティノープルの全地総主教庁から、 excommunication と anathema を受けており(要は完全に破門されており)、これの撤回はありえない、ということです。

 もっとも、これらの内容は、興味のある人ならだいたい知ってることであり、新しい情報はなに一つありません。
※あえていえば、“キエフ総主教庁”と「モンテネグロ正教会」のフル・コミュニオンが現時点でも継続しているであろうことが確認できたくらい。

 また、全地総主教とミハイロ府主教との関係回復はないとしていますが、個人的な意見としては、今の全地総主教庁ならなにをやっても不思議ではない気がします。

※もともとミハイロ府主教を主教に叙聖したのはブルガリア正教会から分離した「ブルガリア正教会代替シノド(Bulgarian Orthodox Church – Alternative Synod)」の主教だったと思いますが、このシノドがブルガリア正教会との関係正常化を図っていたはずで(どうなったのかいまいちわからないのですが)、仮に叙聖した主教がブルガリア正教会に戻っているとするとミハイロ府主教の主教叙聖が有効化される可能性があるかもしれません。