スロベニアからクリスマス・ツリー用の木がバチカンに運ばれる(2020年11月)

 スロベニア共和国から、クリスマス・ツリー用の木がサン・ピエトロ大聖堂に運ばれました。
 ローマ教皇聖座駐箚のスロベニア大使によると、第二次世界大戦直後に植えられたものだそうです。

 

 (英語)Christmas tree arrives to Vatican | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
Christmas tree arrives to Vatican – YouTube

 

 聖ペトロ広場にクリスマスのツリー到着 – バチカン・ニュース

Vatican News:
30 November 2020 – The Christmas tree arrives in the Vatican – YouTube

 

ロシア連邦駐箚ローマ教皇大使ジョヴァンニ・ダニエッロ座下、マルタ騎士団ロシア・ミッション代表/イタリア王室(アオスタ系統)継嗣/プッリャ公爵アイモーネ公子殿下が、各国大使と共にロシア大統領ウラジーミル・プーチン閣下に信任状を捧呈(2020年11月)

※この記事は世界の王室ニュースと一部重複します。

 

 2020年11月24日、ロシア連邦駐箚ローマ教皇大使ジョヴァンニ・ダニエッロ大司教座下(ペスト名義大司教 : Archbishop Giovanni d’Aniello, Apostolic Nuncio to Russian Federation, Titular Archbishop of Pesto)、マルタ騎士団のロシア・ミッション代表に就任したイタリア王室(アオスタ系統)の継嗣/プッリャ公爵アイモーネ公子殿下(His Royal Highness Prince Aimone of Savoy-Aosta, Duke of Apulia : His Royal Highness The Duke of Aosta)は、各国大使と共に、ロシア連邦大統領ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン閣下(His Excellency Mr Vladimir Vladimirovich Putin)に信任状を捧呈しました。

※マルタ騎士団とロシアの外交関係は両者の歴史的な特別なものに基づくものらしく、通常の外交関係とされていないようです。しかし、マルタ騎士団は代表を大使とし、ロシア側も大使として扱っているようです(他国の大使と一緒に信任状の捧呈を受けているので)。

 

 (英語:マルタ騎士団 公式サイト)The new Ambassador of the Order of Malta to Russian Federation presents his letters of credence – Order of Malta

Ambassador Aimone di Savoia Aosta presented his Credentials to President Vladimir Putin as the Order of Malta’s Representative to the Russian Federation.

 (英語:ロシア大統領府【クレムリン】公式サイト)Ceremony for presenting foreign ambassadors’ letters of credence • President of Russia

Archbishop Giovanni d’Aniello (Apostolic Nuncio – Ambassador of the Holy See)

Aimone of Savoy-Aosta (ambassador of the Sovereign Military Order of Malta)

President of RussiaさんはTwitterを使っています 「Foreign ambassadors presented their letters of credence at the Kremlin https://t.co/2qdHsEn9wb https://t.co/qIzZkEw7uR」 / Twitter

 

 (イタリア語:サヴォイア王室【アオスタ系統】公式サイト)Mosca 20 novembre 2020 – Real Casa di Savoia

 

キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下が、13人を新たな枢機卿に昇叙(2020年11月)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】対策により、13人のうち2人が参加できず

 2020年11月28日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、すでに発表されている13人を枢機卿に昇叙しました。

 13人のうち、
 フィリピンのカピス大司教ホセ・フエルテ・アドヴィンクラ枢機卿座下(His Eminence Jose Fuerte Cardinal Advincula, Archbishop of Capiz)
 ブルネイ使徒座代理【代牧】コルネリウス・シム枢機卿座下(His Eminence Cornelius Cardinal Sim, Vicar Apostolic of Brunei)
 は、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】対策のため、参加できなかったようです。また、同じく対策のため、参加人数が制限されました。

 

Vatican News(バチカン・ニュース):
7th Ordinary Public Consistory: Pope urges new cardinals to stay on the Lord’s road – YouTube

 

Vatican News(バチカン・ニュース):
28 November 2020 Ordinary Public Consistory Pope Francis – YouTube

 

 枢機卿会議:教皇「回心とは、脇道から神の道へと戻ること」 – バチカン・ニュース

 (英語:バチカン・ニュース)Pope urges new cardinals to stay on the Lord’s road – Vatican News
 (英語:バチカン・ニュース)The Church’s new cardinals – who’s who? – Vatican News

 

 フランシスコ教皇および新任の枢機卿たちは、名誉教皇ベネディクト16世聖下を訪問したようです。

 教皇と新枢機卿、ベネディクト16世を訪問 – バチカン・ニュース
 (英語:バチカン・ニュース)The Pope and the new Cardinals visit Benedict XVI – Vatican News

 

 (英語)New cardinals' visit with Benedict XVI | ROME REPORTS

ROME REPORTS in English:
New cardinals' visit with Benedict XVI – YouTube

 

キリスト教/ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿座下が、永眠したセルビア総主教イリネイ聖下への弔意を表明(2020年11月)

 キリスト教/ローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿座下(His Eminence Kurt Cardinal Koch, President of the Pontifical Council for Promoting Christian Unity)が、永眠したキリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)への弔意を表明しています。
 

 (英語:ローマ教皇庁 キリスト教一致推進評議会 公式サイト)2020 11 20 Death of His Holiness Irinej

Cardinal Kurt Koch, President of the Pontifical Council, sent a letter of condolence to His Eminence Hrizostom, Archbishop of Sarajevo, currently Locum tenens of the Patriarchal Throne

 上記の通り、宛先はダバル=ボスニア府主教ハリゾストム座下(His Eminence Metropolitan Hrizostom of Dabar-Bosnia)となっています。
 首座代行(Locum tenens)としているので、ローマ・カトリック教会は、現在ハリゾストム府主教が首座代行となっているという認識でしょう。
 とはいうものの座下のことをサラエボ大主教(Archbishop of Sarajevo)と表記していて、ちとあやしい気もしますが。

 

追記:
 (英語:バチカン・ニュース)Serbian Orthodox Patriarch Irinej: a model of faith and dialogue – Vatican News

 

関連:
 キリスト教/セルビア正教会の聖シノドが、セルビア総主教イリネイ聖下永眠に伴う一時的な体制に関する発表(2020年11月)

 

キリスト教/セルビア正教会の聖シノドが、セルビア総主教イリネイ聖下永眠に伴う一時的な体制に関する発表(2020年11月)

 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の聖シノドは、セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)の永眠に伴う一時的な体制について発表しました。

 英文を読んだ限りでは、首座代行(Locum Tenens)の表記はなく、聖シノドが総主教の権限を代行し、ダバル=ボスニア府主教フリゾストム座下(His Eminence Metropolitan Hrizostom of Dabar-Bosnia)が聖シノドの議長を務めるとのことです。
追記:
 ローマ・カトリック教会は、フリゾストム府主教を首座代行として認識しており、議長を務めること=首座代行となったとしていいかもしれません。
追記2:
 アルバニア大主教は、フリゾストム府主教を首座代行(His Eminence Chrysostomos, Metropolitan of Dabrobosnia, Locum Tenens of the Patriarchate of Serbia)としています。
 (英語:アルバニア正教会 公式サイト)Letter of condolences to the Orthodox Church of Serbia – Orthodox Autocephalous Church of Albania

 

 また、聖シノドは総主教が務めるベオグラード・カルロヴツィ教区の一時的な管理者として、シュマディヤ主教ヨヴァン座下(His Grace Bishop Jovan of Šumadija)を任命しました。

 イリネイ総主教の葬儀は、2020年11月22日(日曜日)に聖サヴァ大聖堂にておこなわれる模様。

 

Телевизија Храм:
Саопштење за јавност Светог Архијерејског Синода Српске Православне Цркве – YouTube

 

 (英語:セルビア正教会 総主教庁 公式サイト)Press communication | Serbian Orthodox Church [Official web site]

 

 セルビア正教会の憲章が改定されてから、今回が初めての総主教の永眠であり、次の総主教選出では最終段階での籤引きはおこなわれないはずです(全体を確認していませんが)。
関連:
 まだ籤引きに関するルール改定はおこなわれておらず、籤引きをおこなったようです。
 キリスト教/第46代セルビア総主教にザグレブ=リュブリャナ府主教ポルフィリイェ座下が選出される(2021年2月)1961年生まれの59歳