キリスト教/オリエント正教会/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコス・マランカラ府主教“モラン”・“マル”・バセリオス・マルトマ・マシューズ3世聖下(シロ・マランカル典礼カトリコスバゼリオス・マルトマ・マテウス3世 : His Holiness Moran Mar Baselios Marthoma【Mar Thoma】 Mathews III)へのインタビュー動画(ロシア語)です。
キリスト教/オリエント正教会/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコス・マランカラ府主教“モラン”・“マル”・バセリオス・マルトマ・マシューズ3世聖下(シロ・マランカル典礼カトリコスバゼリオス・マルトマ・マテウス3世 : His Holiness Moran Mar Baselios Marthoma【Mar Thoma】 Mathews III)へのインタビュー動画(ロシア語)です。
キリスト教/オリエント正教会/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコス・マランカラ府主教“モラン”・“マル”・バセリオス・マルトマ・マシューズ3世聖下(シロ・マランカル典礼カトリコスバゼリオス・マルトマ・マテウス3世 : His Holiness Moran Mar Baselios Marthoma【Mar Thoma】 Mathews III)が、ロシア正教会を訪問しています。
2023年9月4日に、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)と会談。
2023年9月6日に、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教 : キリイル総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)と会見。
russianchurch(ロシア正教会モスクワ総主教庁 公式チャンネル):
Святейший Патриарх Кирилл приветствовал делегацию Маланкарской Ортодоксальной Сирийской Церкви Индии – YouTube
マランカラ正教シリア教会側から、
米国北東部府主教ザカライアー・“マル”・ニコロヴォス座下(His Eminence Metropolitan Zachariah Mar Nicholovos of Northeast America)
ニラナム府主教ユハノン・“マル”・クリソストモス座下(His Eminence Metropolitan Yuhanon Mar Chrisostomos of Niranam and Secretary of the Holy Synod)
デリー府主教ユハノン・“マル”・デメトリオス座下(His Eminence Metropolitan Youhanon Mar Demetrios of Delhi and President of the Department of Ecumenical Relations)
英国・欧州・アフリカ府主教アブラハム・“マル”・ステファノス座下(His Eminence Metropolitan Abraham Mar Stephanos of UK, Europe, and Africa)
らが同行。
ロシア正教会側から、
ヴォスクレセンスク府主教ディオニシー座下(His Eminence Metropolitan Dionysius【Dionisiy】 of Voskresensk)
アフリカにおける総主教代理/クリン府主教レオニード座下(His Eminence Metropolitan Leonid of Klin, Patriarchal Exarch of Africa)
らが同席。
(英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局 公式ウェブサイト)DECR Chairman meets Primate of Malankara Church of India
(英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局 公式ウェブサイト)Patriarch Kirill Holds Negotiations With Primate of The Malankara Church
(英語)Primate of Malankara Orthodox Church Arrives in Russia for Official Visit – Orthodoxy Cognate PAGE
(英語)Metropolitan Anthony of DECR Received Primate of Malankara Orthodox Church – Orthodoxy Cognate PAGE
(英語)Bilateral Meeting Between Patriarch Kirill and Catholicos Baselios Marthoma Mathews the Third Convened in Moscow – Orthodoxy Cognate PAGE
(英語:ロシア正教会 アフリカにおける総主教代理区 公式サイト)His Holiness Patriarch Kirill held negotiations with the Supreme Head of the Malankara Church – Exarchate of Africa
2023年9月8日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教アントニー座下(His Eminence Metropolitan Anthony of Volokolamsk, Chairman of the Department for External Church Relations of the Moscow Patriarchate)は、東京復活大聖堂(ニコライ堂)にて、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁の管轄権下で自治正教会として活動する日本正教会の首座代行/仙台大主教セラフィム座下(His Eminence Archbishop Seraphim of Sendai, Locum Tenens of the Metropolitan See of the Holy Autonomous Orthodox Church in Japan : 辻永昇 : つじえ のぼる : Noboru Tsujie)と会談しました。
(英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局 公式ウェブサイト)DECR Chairman meets with Locum Tenens of the Metropolitan See of the Japanese Orthodox Church
セラフィム大主教は、ダニイル府主教の永眠を受けて、首座代行となっています。
セルビア語による、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会/アフリカにおける総主教代理/クリン府主教レオニード座下(His Eminence Metropolitan Leonid of Klin, Patriarchal Exarch of Africa)へのインタビュー記事が掲載されています。
大意ですが、ファナル(コンスタンティノープル)がルールを破ったこと、アレクサンドリア総主教が OCU を認めたためにアフリカに正しい教えが広められなくなったこと、など、ロシア正教会の立場とアフリカにおける総主教代理区の設置に関する話です。
また、セルビア正教会に向けた連帯の期待のような発言もあります。
(セルビア語)Патријарх Вартоломеј је прешао Рубикон – Печат – Лист слободне Србије
アフリカにおける総主教代理区の公式ウェブサイトに、一部英訳(アレクサンドリア総主教に関することなど)があります。
(英語:アフリカにおける総主教代理区 公式ウェブサイト)Interview of Metropolitan Leonid of Klin to the Serbian edition "Pechat" – Exarchate of Africa
2023年8月25日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、ロシア青年の日に、サンクトペテルブルクに集まった若者たちへメッセージを送りました。
このメッセージの末尾、
Перед благословением Святейший Отец завершил встречу следующими словами: «Никогда не забывайте о наследии. Вы наследники великой России: великой России святых, правителей, большой России Петра I, Екатерины II, той империи – великой, просвещенной, [страны] большой культуры и большой человечности. Никогда не отказывайтесь от этого наследства, вы наследники великой Матушки России, идите вперёд с этим. И спасибо вам. Спасибо за ваш способ быть, за ваш способ быть россиянами».
(Google翻訳に一部手入れ)
「あなたたちは偉大なロシアの相続人です。聖人・統治者たちの偉大なロシア、ピョートル1世・エカチェリーナ2世の偉大なロシア、偉大で啓蒙された、偉大な文化と偉大な人間性を備えた帝国の子孫です。 この遺産を決して手放さないでください。あなた方は偉大で母なるロシアの相続人です。これを進めてください。そしてありがとう。あなたの生き方、ロシア人のあり方に感謝します」
この部分にウクライナ政府などが激怒。
ローマ教皇、ロシア皇帝に好意的言及 ウクライナが批判|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ウクライナ、ローマ教皇の演説に反発 「帝国主義的プロパガンダ」 – CNN.co.jp
しかし、ローマ教皇聖座側はこのような見解を拒絶しました。
(英語:バチカンニュース)Holy See Press Office: Pope did not exalt imperialist logic in remarks about Russia – Vatican News
今回のメッセージは、お偉方にありがちな、さしたる理由も意味もないリップサービスかもしれません。
しかし、現今の世界状況の中(そうでなければ別に流しても良いようなものですが)で、ローマ教皇によって、ロシア正教会ではなく(あるいはのみならず)ロシアのキリスト教文化そのものとそれを牽引した皇帝たちが称揚されたことは注目すべきことでしょう。
東西教会(カトリック教会と東方正教会)の融和というのは、名目上(ローマとコンスタンティノープル)と実質上(ローマとモスクワ)の二つがわかれているのがこれまで度々問題となってきましたが、1453年以降の状況を考えれば、コンスタンティノープルなどオスマン帝国下で見苦しい行動をしていたにすぎないというのが大半の状況であり、それにくらべて、「正教の中心はモスクワに移った」と言われたのがロシア。
今回のフランシスコ教皇の発言、そのロシアの実質は「決して東方正教会というくくり」におさまるものではないというのが含意されている発言である、と理解してもよさそうです。
つまり、ウクライナどうこうの反応は教皇にとってもウクライナ政府自身にとっても直接はどうでもよく、これはコンスタンティノープルにとって(長い目で見れば)衝撃となるものでしょう。もう500年以上、あなたたちコンスタンティノープルに実質の価値はないんですよ。
さて、ウクライナ政府はカトリックの活動を国内で禁止するでしょうか? するべきだと思いますね。トップがロシアを支持したのですから。でも、すると西側諸国の支援は削られますね。できませんね。国内で「ロシアにつながりがある」とウクライナ正教会(UOCのほう)に色々やってきましたが、西側諸国に見捨てられるのは怖いでしょう。だからカトリックには何もしないでしょう。なんて信教の自由がある平等で民主的な国家なんでしょう。
あと、コンスタンティノープルが認めた方のウクライナ正教会(OCU)に異論が多数存在しているという事実を言っただけで、他人をモスクワの手先扱いする方々がネットには満ちていますが、そういう方々には「ローマ教皇はモスクワの手先だ! ウクライナでカトリックを禁止しろ!!」とぜひ言っていただきたいものです。言う人が増えるほどウクライナ政府が困るだけですけどね。