キリスト教/コンスタンティノープルの聖シノドがカルケドン府主教アサナシオス座下を罷免(2021年2月)フランス府主教エマニュエル座下が新たにカルケドン府主教となる

 キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルの聖シノドは、同教会のカルケドン府主教アサナシオス座下(His Eminence Metropolitan Athanasios of Chalcedon)を罷免し、フランス府主教エマニュエル座下(His Eminence Metropolitan Emmanuel of France)を新たにカルケドン府主教とすることを決定したようです。

 アサナシオス府主教罷免の理由は、バルソロメオス総主教と聖シノドに従わなかったことが理由のようですが、どうもなにがあったのかよくわかりません。
 また、エマニュエル府主教がフランスから移るようですが、これに伴い、府主教の補佐をしていたリジオ主教イリネオス座下(His Grace Bishop Irinaios of Rigio)がフランス府主教庁の臨時の責任者となるようです。

 アサナシオス府主教近辺の理由も気になりますが、エマニュエル府主教がフランスから移るのが恒久的なものなのかもはっきりしないところです。
 エマニュエル府主教は、コンスタンティノープルとモスクワのシスマにおいてコンスタンティノープル側を代表する行動をしており、もしこのままカルケドンに移るのであれば、コンスタンティノープルの対外的な役割が再編成されるかもしれません。

 

 (英語)Metropolitan of France was elected Elder of Chalcedon and Bishop of Abydos Metropolitan of Krini (upd) – Orthodox Times
 (英語)Constantinople’s Metropolitan Emmanuel of France transferred to Chalcedon / OrthoChristian.Com