キリスト教/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコスのバセリオス・マルトマ・パウロス2世聖下が、ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下の礼拝に臨席・会談(2019年9月)

 2019年9月1日、ロシア連邦を訪問中のキリスト教/オリエント正教会/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコス・マランカラ府主教“モラン”・“マル”・バセリオス・マルトマ・パウロス2世聖下(シロ・マランカル典礼カトリコスモラン・バゼリオス・マルトマ・パウロス2世 : His Holiness Moran Mar Baselios Marthoma【Mar Thoma】 Paulose II, the Catholicos of the East and Malankara Metropolitan, the Supreme Head of the Malankara Orthodox Syrian Church of India)は、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(ヒラリオン府主教 : His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))の礼拝に臨席し、会談をおこないました。

 1988年の、聖下が同教会の最も若い主教だった時代のロシア正教会への訪問と、その時期からのロシア正教会の広がり、両教会の協力可能な範囲についてなどが話題となったようです。

 マランカラ正教シリア教会から、
 マドラス府主教ユハノン・“マル”・ディアスコロス座下(His Grace Metropolitan Yuhanon Mar Diascoros of Madras)、
 米国北東部府主教ザカライアー・“マル”・ニコロヴォス座下(His Grace Metropolitan Zachariah Mar Nicholovos of North East America)、
 が同行しています。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Primate of Malankara Church | The Russian Orthodox Church
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)Митрополит Волоколамский Иларион встретился с Предстоятелем Маланкарской Церкви | Русская Православная Церковь

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Primate of Malankara Church / News / Patriarchate.ru
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)Митрополит Волоколамский Иларион встретился с Предстоятелем Маланкарской Церкви / Новости / Патриархия.ru

※聖下のロシア到着時の内容などを含む記事
 (英語)The Primate of Malankara Nasranis In Russia After Four Decades | News | Orthodoxy Cognate PAGE

 

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 キリスト教/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコスのバセリオス・マルトマ・パウロス2世聖下のロシア訪問始まる(2019年8月)
 キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下が、マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコスのバセリオス・マルトマ・パウロス2世聖下と会見(2019年9月)
 動画(ロシア語):キリスト教/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】に関する10の事実(2019年9月)
 キリスト教/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコスのバセリオス・マルトマ・パウロス2世聖下らが、モスクワ総主教ピメン1世聖下の墓へ(2019年9月)
 映像(キャプションは英語):キリスト教/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】とロシア正教会の90年間の関係についての映像(2019年9月) – キリスト教 高位聖職者のニュース

 

キリスト教/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコスのバセリオス・マルトマ・パウロス2世聖下のロシア訪問始まる(2019年8月)

 2019年8月31日、キリスト教/オリエント正教会/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】首座/東方カトリコス・マランカラ府主教“モラン”・“マル”・バセリオス・マルトマ・パウロス2世聖下(シロ・マランカル典礼カトリコスモラン・バゼリオス・マルトマ・パウロス2世 : His Holiness Moran Mar Baselios Marthoma【Mar Thoma】 Paulose II, the Catholicos of the East and Malankara Metropolitan, the Supreme Head of the Malankara Orthodox Syrian Church of India)のロシア連邦訪問が始まりました。
 2019年9月5日までの予定。

 ドモジェドヴォ空港では、ロシア正教会モスクワ総主教庁のヴォスクレセンスク主教ディオニシー座下(His Grace Bishop Dionisiy of Voskresensk)が出迎えたようです。

 マランカラ正教シリア教会から、
 マドラス府主教ユハノン・“マル”・ディアスコロス座下(His Grace Metropolitan Yuhanon Mar Diascoros of Madras)、
 米国北東部府主教ザカライアー・“マル”・ニコロヴォス座下(His Grace Metropolitan Zachariah Mar Nicholovos of North East America)、
 が先にロシアに到着しています。

 

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)The Primate of the Malankara Church arrives in Russia | The Russian Orthodox Church
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局公式サイト)В Россию прибыл Предстоятель Маланкарской Церкви | Русская Православная Церковь

 (英語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)The Primate of the Malankara Church arrives in Russia / News / Patriarchate.ru
 (ロシア語:ロシア正教会モスクワ総主教庁公式サイト)В Россию прибыл Предстоятель Маланкарской Церкви / Новости / Патриархия.ru

ロシア正教会ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下の礼拝に臨席・会談などの内容を含む記事
 (英語)The Primate of Malankara Nasranis In Russia After Four Decades | News | Orthodoxy Cognate PAGE

 

മലങ്കര ഓർത്തോഡോക്സ് സഭയുട പരമാധ്യക്ഷൻ… – Catholicate News

 

Ceremonial Reception given to His… – Catholicate News | Facebook

 

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 映像(キャプションは英語):キリスト教/マランカラ正教シリア教会【インド正教会】とロシア正教会の90年間の関係についての映像(2019年9月) – キリスト教 高位聖職者のニュース

 

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、同教会の管轄権下にあるインドのクナナヤ大主教区の大主教らと会見(2019年3月)

 2019年3月23日、キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、自らの管轄権に属するインドのクナナヤ大主教区の大主教ら四人及び総主教庁の府主教らとともに会談に臨席しました。場所はレバノン共和国の総主教邸。

 クナナヤ大主教区は、アンティオキア総主教庁下のインドの教会であるヤコブ派シリア・キリスト教会のシノドにも参加しているようですが、一方でアンティオキア総主教庁の直接の管轄権下にあるようです(ややこしいですが他にも同様の例はあります。)。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Meeting for the the Knanaya Archdiocese | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

 

إجتماع حول أبرشية الكناعنة – العطشانة… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook

 

Knanaya Archbishop and Bishops @ Mor… – Syriac Orthodox Knanaya Archdiocese | Facebook

 

 会談では、同大主教区の統一や共同について話されたようです。内部で何か問題があるのか、カトリックとの争いが継続しているのか、その辺りはわかりませんが……それにしても出席した主教らの人数が多いですね。

 クナナヤ大主教区側から、
 クナナヤ大主教・クナナヤ大主教区首位府主教“モル”・セヴェリウス・クリアコス座下(His Eminence Mor Severius Kuriakose, Archbishop and Chief Metropolitan of the Knanaya Archdiocese)、
 カリスズリー府主教“モル”・グレゴリオス・クリアコス座下(His Eminence Mor Gregorios Kuriakose, Metropolitan of Kallissery Region of the Knanaya Archdiocese)、
 ラニ府主教“モル”・イヴァニオス・クリアコス座下(His Eminence Mor Ivanios Kuriakose, Metropolitan of the Ranni Region of the Knanaya Archdiocese)、
 アメリカ・カナダ・欧州大主教“モル”・シルヴァヌス・アイユーブ座下(His Eminence Mor Silvanus Ayyub, Archbishop of America, Canada and Europe Region of the Knanaya Archdiocese)、

 シリア正教会アンティオキア総主教庁側から、
 レバノン山脈・トリポリ大主教“モル”・セオフィルス・ゲオルゲス・サリバ座下(His Eminence Mor Theophilus Georges Saliba, Archbishop of Mount Lebanon and Tripoli)、
 ホムス・ハマ・タルトゥース及び近郊大主教“モル”・セルワノス・ブートロス・アル・ネメ座下(His Eminence Mor Selwanos Boutros Al-Nemeh, Archbishop of Homs, Hama, Tartous and Environs)、
 ザーレ・ベッカーにおける総主教代理“モル”・ユスティノス・ブーロス・サファル座下(His Eminence Mor Justinos Boulos Safar, Patriarchal Vicar in Zahleh and Bekaa)、
 “モル”・クリュソストモス・ミカエル・シェムーン座下(His Eminence Mor Chrysostomos Mikhael Shemoun, Patriarchal Vicar for the Patriarchal Benevolent Institutions in Atchaneh)、
 総主教管轄ダマスカス大主教区総主教代理“モル”・ティモセオス・マッタ・アル・クーリー座下(His Eminence Mor Timotheos Matta Al-Khoury, Patriarchal Vicar of the Patriarchal Archdiocese of Damascus)、
 “モル”・アンティモス・ジャック・ヤコブ座下(His Eminence Mor Anthimos Jack Yakoub, Patriarchal Vicar for Youth Affairs and Religious Education)、
 らが出席。

 

キリスト教/英国正教会【イギリス正教会】【ブリテン正教会】公式サイトの記事「ONE APOSTOLIC FAITH & TRADITION」(2019年2月)

 少し前に総主教の称号の使用を開始した英国正教会【イギリス正教会】【ブリテン正教会】(British Orthodox Church)ですが、今回公式サイトに首座のグラストンベリー府主教/第7代英国総主教【イギリス総主教】【ブリテン総主教】“マル”・セラフィム1世聖下(His Beatitude Mar Seraphim I, Metropolitan of Glastonbury and Seventh British Patriarch)が書いたらしい記事が出ています。

 

 (英語:英国正教会公式サイト)One Apostolic Faith & Tradition – The British Orthodox Church

 

 いろいろ歴史的な内容はありますが、要は東方正教会とオリエント正教会の融和というか合同に近いものを呼びかけるもののようです。
 両者については、どの公会議までを認めるかの差(東方正教会は七つに対し、オリエント正教会は三つまで)がありますが、今回の記事によれば、英国正教会はかなり昔から東方正教会と同じ七つを認めているということです(コプト正教会に属していた時期は除く)。
 もちろん合同を呼びかける立場としては両者のうちのどちらと同じにしても構わないとは思いますが、コプト正教会側もよくもまあ受け入れたものです。そして、コプト正教会側が近年出ていった英国正教会の呼びかけをまともに相手にするとも思えませんが……。

 

 気になる点は二つ。

 一つは、そもそも誰に向けてこの記事を書いたのか、それがよくわからないところです。
 合同の呼びかけをしているのに、オリエント正教会内のコミュニオンの状態(シリア正教会とインド正教会の間)はもとより、東方正教会の教会分裂についてもなにひとつ言及がありません。
 コプト正教会を離脱した彼らにとっても見れば、そんなことは些細なことかもしれませんが、(たとえば)コンスタンティノープルとのコミュニオンを解除するという大ごとになっているロシア正教会が英国正教会の訴えに耳を貸す理由がまったく見えません。
 東方正教会もオリエント正教会も彼ら自身の問題が片付いておらず、離脱して総主教を称しはじめた変な少数集団の呼びかけに応じるどころか、この文章を読む理由すらあまりないのでは、と思わざるをえません。

 二つ目は、末尾の署名(というかなんというか文章を書いた人物名の表記)が「Abba Seraphim」となっています。英国総主教である「Mar Seraphim I」を使用するということ(というかそもそも昔そう決まったということ)になっていたはずですが、いまだにその該当記事以外では以前からの称号と同じもので表記(総主教とまったく書いていない)されており、これはいったいどういうことなのか。
 少数集団や少数派、あるいは訴えの正統性が非常に危ぶまれる人物が、身の丈に合わない称号の使用をぶちあげるケースは良くありますが、気が付くと使わなくなっていることも多いです。使わないのであれば、あんなことは書かないほうがよかったと思います。

 

 ともあれ、この英国正教会は、非常に妙な経緯をたどってきている少数集団ですが、今後もなにかあれば記事にします(もう出すネタがないだろうという気もしますが)。

 

キリスト教/シリア正教会アンティオキア総主教イグナティウス・アフレム2世聖下が、同教会の系列の南ケララ・シムハサナ教会府主教らと会見(2018年10月)

 キリスト教/オリエント正教会/シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran Mor Ignatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)は、同教会の中でインドにおいて自治的な権限を保有するヤコブ派シリア・キリスト教会の南ケララ・シムハサナ教会府主教“モル”・アタナシウス・ギーヴァルギース座下(His Eminence Mor Athanasius Geevarghese, Metropolitan of the Simhasana Churches in South Kerala and Abbot of Mor Ignatius Dayro)らシムハサナ教会の代表団と会見しました。
 シリア正教会アンティオキア総主教庁のインド教会関連担当総主教補佐“モル”・ティモセオス・マシュー座下(His Eminence Mor Timotheos Matthew, Patriarchal Secretary for Indian Affairs【the Church in India】)が同席しました。

※なお、シムハサナ教会はヤコブ派シリア・キリスト教会に含まれますが、管轄権自体はアンティオキア総主教庁直下ということになっているようです。(少なくとも)南ケララと北ケララの府主教が存在します。

 

 (英語:シリア正教会アンティオキア総主教庁公式サイト)Visit of a Delegation from the Simhasana Churches in India | Syrian Orthodox Patriarchate of Antioch

ܩܕܝܫܘܬܗ ܕܡܪܢ ܡܪܝ ܐܝܓܢܛܝܘܣ ܐܦܪܝܡ ܬܪܝܢܐ… – His Holiness Patriarch Mor Ignatius Aphrem II | Facebook