2024年5月13日、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教ポルフィリイェ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness kyrPorfirije, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)は、他の高位聖職者らと年次会合の開始のため、コソボのペーチ総主教修道院に向かったところ、コソボ側からコソボに入るのを拒否された模様です。
Preventing the Head of the Serbian Orthodox Church from going to the Patriarchate of Peć is like forbidding the Pope to go to the Vatican or the Head of the Church of England to go to Canterbury Cathedral.
2024年5月13日、キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下(His Holiness Pope Francis)は、インドのキリスト教/ローマ・カトリック教会/東方典礼カトリック教会/シリア・マラバル東方典礼カトリック教会(シロ=マラバル東方典礼カトリック教会)首座/エルナクラム=アンガマリー首位大司教“マル”・ラファエル・タッティル座下(His Beatitude Archbishop MarRaphael Thattil, Major Archbishop of Ernakulam-Angamaly)ら、同教会の聖職者らと会見しました。
– Bishop Bosco Puthur, emeritus of Saint Thomas of the Apostle of Melboure of the Syro-Malabars, Australia; apostolic administrator “sede plena” of the archeparchy of Ernakulam-Angamaly of the Syro-Malabars, India;
コプト正教会の首座/アレクサンドリア教皇タワドロス2世聖下(His Holiness Pope Tawadros II of Alexandria)、
シリア正教会の首座/アンティオキア・東方全土総主教“モラン”・“モル”・“イグナティウス”・アフレム2世聖下(His Holiness Moran MorIgnatius Aphrem II, the Patriarch of Antioch and All the East, the Supreme Head of the Universal Syriac Orthodox Church)
アルメニア使徒教会(アルメニア正教会)キリキア・カトリコスのアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia【Catholicos of the Holy See of Cilicia】)
の三者の会合がエジプトで開催。
コプト正教会より、
クサイア・ミール主教【アルクサヤ・ミール主教】“アンバ”・トマス座下(His Grace AnbaThomas, Bishop of Alqousaya and Meer)、
北シュブラ教会代主教“アンバ”・アンゲロス座下(His Grace AnbaAngelos, General Bishop of North Shoubra Churches)、
シリア正教会より、
ホムス・ハマ・タルトゥース及び近郊大主教“モル”・ティモセオス・マッタ・アル・クーリー座下(His Eminence MorTimotheos Matta Al-Khoury, Archbishop of Homs, Hama, Tartous and Environs)
ベイルート大主教“モル”・クレーミス・ダニエル・クーリエフ座下(His Eminence MorClemis Daniel Kourieh, Archbishop of Beirut)、
キリキア・カトリコス庁より、 ナレグ・アレメジャン大主教座下(His Eminence Archbishop Dr Nareg Alemezian, Ecumenical Officer)
シリア駐箚使徒座使節マガル・アシュカリャン主教座下(His Grace Bishop Magar Ashkarian, Pontifical Nuncio to the Prelacy of Syria)
らが同席。
前日の、5月9日、イグナティウス・アフレム2世とアラム1世がエジプトに到着しています。
コプト正教会側から、
クサイア・ミール主教【アルクサヤ・ミール主教】“アンバ”・トマス座下(His Grace AnbaThomas, Bishop of Alqousaya and Meer)、
北シュブラ教会代主教“アンバ”・アンゲロス座下(His Grace AnbaAngelos, General Bishop of North Shoubra Churches)、 エクリマンドス主教座下(His Grace Bishop Eklimandos, General Bishop of the churches of Almaza, Al Amal City and East Nasr City)
らが出迎え。
シリア正教会では、
ホムス・ハマ・タルトゥース及び近郊大主教“モル”・ティモセオス・マッタ・アル・クーリー座下(His Eminence MorTimotheos Matta Al-Khoury, Archbishop of Homs, Hama, Tartous and Environs)
ベイルート大主教“モル”・クレーミス・ダニエル・クーリエフ座下(His Eminence MorClemis Daniel Kourieh, Archbishop of Beirut)、
らがイグナティウス・アフレム2世を出迎え。
イグナティウス・アフレム2世には、“モル”・ウジーン・アル=クーリー・ネマト大主教座下(His Eminence Archbishop MorAugeen Al-Khoury Nemat, Patriarchal Secretary)が同行。
上記の出来事に関して、 Romfea.gr によると(あるいは他に同様な報道をしているところによると)、府主教個人のFacebook アカウント(ギリシャ語で検索しても見つかりませんでした)でのコメントらしいのですが、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープルのイコニウム府主教セオレプトス座下(リカオニア全土における首座代行 : His Eminence Metropolitan Theoleptos of Iconium, Exarch of All Lycaonia)が、この叙聖を屈辱と述べ、猛批判した、というような報道が出ています。
同・府主教は、バルソロメオス総主教や(次期総主教の有力候補である)エルピドフォロス大主教に近いと見られていますが、一方、以前の人事でコンスタンティノープルの中枢からは外されているとみる向きもあり、今回の私見がどの程度コンスタンティノープルを代表している感覚なのかはわかりません(そもそも該当アカウントを発見できていませんが……)。
2024年5月2日、キリスト教/東方正教会/アレクサンドリア総主教庁のジンバブエ・アンゴラ府主教セラフィム座下(His Eminence Metropolitan Seraphim【Serafim】 (Kykkotis) of Zimbabwe and Angola)は、エンジェリック・モレン(Angelic Molen)という女性を女性輔祭(Deaconess : 女性助祭)に叙聖したということです。
アレクサンドリア・全アフリカ総主教セオドロス2世聖下(His Beatitude Theodoros II, Pope and Patriarch of Alexandria and All Africa)と聖シノドの承認によるものですが、(例によって)他の東方正教会の教会との事前の調整は一切ありません。
おそらくですが、今回の件をスルーする教会、認める教会、場合によってはコミュニオンを解除する教会にわかれると思われます。
また、ロシア正教会がアフリカにおける総主教代理庁(Patriarchal Exarchate of Africa)を設置し、(コミュニオンを相互に切っている)アレクサンドリア総主教庁と対立していますが、今回のアレクサンドリア総主教庁の行動により、女性輔祭という存在を支持しない人々がロシア正教会(のアフリカにおける総主教代理庁)の支持に回ることも考えられます。