ロシアのタス通信によりますと、2018年10月16日、キリスト教/東方正教会(とはほとんどまったく思われていない少数集団)のトルコ正教会が、コンスタンティノープルの全地総主教庁を提訴した模様です。
ロシア連邦とウクライナの戦争を誘発するような行動はローザンヌ条約違反=トルコの刑法に違反しているとのことです。
(英語)TASS: World – Turkish Orthodox Church urges criminal case against Ecumenical Patriarchate
率直な話、まだ存在していたことに驚きました。
今回の記事でスポークスウーマンとして名前の出てきているセウギ・エレネロル(Sevgi Erenerol)という人ですが、首座(世襲)の姉妹で、5年前に終身刑になったはずでは……。
なお、トルコ共和国大統領レジェップ・タイップ・エルドアン閣下(His Excellency Mr Recep Tayyip Erdoğan)はローザンヌ条約の見直しを求める発言をおこなっており、今回わざわざ条約名が出てきたことには、意味があるかもしれません。
追記:
「ΡΟΜΦΑΙΑ(Romfea.gr)」による今回の件の記事によりますと、トルコ正教会は、全地総主教庁側が自分たちのものだと認識している建物(?)をいくつか保有(?)していて、係争中の模様です。
(ギリシャ語)Το λεγόμενο Τουρκικό ''Ορθόδοξο Πατριαρχείο'' κατέθεσε μήνυση κατά του Φαναρίου
追記2:
記事へのリンクをひとつ追加。
(英語)Turkish Orthodox “Church” files lawsuit against Ecumenical Patriarchate / OrthoChristian.Com