2018年10月25日、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会(アルメニア正教会)のキリキア・カトリコスアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia)は、スイス復古カトリック教会の聖ペトロ・聖パウロ聖堂(主教座)を訪問。
晩課に臨席し、礼拝後に教会間対話についてスピーチをおこないました。
スイス復古カトリック教会は、近代にローマ・カトリック教会から分離した復古カトリック教会に分類され、現在でもユニオン・オブ・ユトレヒトに加盟しています。
名称ですが、世界教会会議【WCC】は「Old-Catholic Church of Switzerland」という名称を使用し(Old-Catholic Church of Switzerland — World Council of Churches)、今回のアルメニア使徒教会キリキア・カトリコス庁系メディアの動画説明文にも「the old #Catholic #Church in #Bern, #Switzerland」と(#付きですが)されており、スイス復古カトリック教会でよさそうに思えますが、一方同教会の公式サイトでは、
「Christkatholische Kirche der Schweiz」(ドイツ語)となっています(他にフランス語・イタリア語表記も)。
英訳すれば「Christian Catholic Church of Switzerland」となり日本語訳すれば「スイス・キリスト・カトリック教会」(“復古”にあたる“old”がない)とでもなるような名称です。
彼らがそう称しているのであれば、そうなのでしょうが、一方で他者がまるでそれを尊重していないようにみえる状況は不思議です。
あるいは英語表記だけは復古カトリック教会の一派とわかるものを使用しているのかもしれませんが……。
2018年10月26日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁下でわずかな自治的な権限を保有するベラルーシ正教会【全ベラルーシにおける総主教代理区】首座/ミンスク・ザスラーヴリ府主教パーヴェル座下(His Eminence Metropolitan Paul【Pavel】of Minsk and Zaslavl, The Patriarchal Exarch of All Belarus)は、新任のベラルーシ共和国駐箚アルメニア共和国大使アルメン・ゲヴォンジャン閣下(His Excellency Mr Armen Ghevondyan)と会見しました。
大使からパーヴェル座下に、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会/全アルメニア人のカトリコス・最高総主教ガレギン2世聖下(His Holiness Karekin II【Garegin II】, Supreme Patriarch and Catholicos of All Armenians)からの書籍の贈り物が手渡され、パーヴェル座下からガレギン2世聖下へ返礼のイコンが贈られたようです。
2018年10月25日、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会(アルメニア正教会)のキリキア・カトリコスアラム1世聖下(His Holiness Aram I, Catholicos of the Great House of Cilicia)は、訪問先のスイス連邦ジュネーヴで、同じく同地を訪問中のアルメニア共和国大統領アルメン・サルグシャン閣下(サルキシャン元首相 : His Excellency Mr Armen Sargsyan【Sarkissian】)と会見しました。
そして、(なぜかはよくわかりませんが)キリスト教/東方正教会/エルサレム・全パレスチナ総主教セオフィロス3世聖下(His Beatitude Theophilos III, Patriarch of Jerusalem and All Palestine)が話し合いをお膳立てして、すべてはまるくおさまったと思っていた(教皇・談)が、2016年にコプト正教会側が修道院の修復作業をおこなおうとしたところ、イスラエル当局が拒否。
(注意:2016年において、どちらが修道院を占有していたのかいまいちわからないところですが……)
そして、その後、キリスト教/オリエント正教会/エチオピア正教会の首座/エチオピア総主教・カトリコス“アブネ”・マティアス1世聖下(His Holiness Abune Mathias I, Patriarch and Catholicos of Ethiopia)との対話もおこなわれたようです。