イタリア訪問中のキリスト教/アルメニア使徒教会カトリコスのガレギン2世聖下が、アルメニア・アゼルバイジャン間の戦闘勃発のため、ローマ教皇フランシスコ聖下との会談の後に急遽帰国(2020年9月)

 2020年9月27日、キリスト教/オリエント正教会/アルメニア使徒教会/全アルメニア人のカトリコス・最高総主教ガレギン2世聖下(His Holiness Karekin IIGaregin II】, Supreme Patriarch and Catholicos of All Armenians)は、訪問先のイタリア共和国から急遽帰国の途についた模様。
 アルメニア共和国とアゼルバイジャン共和国との間での戦闘が勃発したためで、キリスト教/ローマ・カトリック教会の首座/ローマ教皇フランシスコ聖下(ローマ法王フランシスコ台下 : His Holiness Pope Francis)との会談がおこなわれたと報道されています(予定を早めておこなわれたのではないかと思いますが、未確認)。

 ガレギン2世聖下には、アルメニア使徒教会 聖エチミアジン母座の西欧・カトリックへの窓口役となっているハジャグ・バルサミャン大主教座下(His Eminence Archbishop Khajag Barsamian)が同行したようです。

 

 (英語)Catholicos of All Armenians meets with Pope Francis, Azerbaijan's military operations discussed
 (英語)Pope
 (英語)All-Armenian Catholicos meets with Pope Francis and discusses military operations of Azerbaijan

 

 (イタリア語)Papa Francesco incontra il Catholicos armeno Karekin II. “Abbiamo pregato per la pace”

ACI StampaさんはTwitterを使っています 「L'incontro tra #PapaFrancesco e Karekin II 🔈Intervista al Catholicos #Armenia https://t.co/MYXrnDDJb9」 / Twitter

 

Armenian Church(アルメニア使徒教会 聖エチミアジン母座 公式チャンネル):
Catholicos of All Armenians Met With His Holiness Pope Francis – YouTube

 

東方正教会シスマ2020:北マケドニア大統領ペンダロフスキ閣下が、キリスト教/コンスタンティノープルの全地総主教バルソロメオス聖下に対し、同国の教会法上合法でない“マケドニア正教会-オフリド大主教庁”を独立正教会として認めるよう要請したと報道(2020年9月)

 北マケドニア共和国大統領ステヴォ・ペンダロフスキ閣下(Stevo Pendarovski)が、キリスト教/東方正教会/コンスタンティノープル=新ローマ大主教・全地総主教バルソロメオス聖下(バーソロミュー1世世界総主教バルトロマイ1世ヴァルソロメオス1世 : His All-Holiness Bartholomew, Archbishop of Constantinople-New Rome and Ecumenical Patriarch)に対し、同国の教会法上合法でない集団“マケドニア正教会-オフリド大主教庁(Macedonian Orthodox Church – Ohrid Archdiocese : MOC-OA)”を独立正教会として認めるよう要請したという報道が出ています。

 

 (英語)Media: North Macedonia requests autocephaly for their "church" from Phanar – UOJ – the Union of Orthodox Journalists
 (英語)North Macedonia asks Constantinople for autocephaly for its schismatic church / OrthoChristian.Com
 (英語)North Macedonia asks for recognition of its Church from the Ecumenical Patriarch – Orthodox Times

 

 北マケドニア共和国(の領域)は、セルビア正教会の管轄権下であるとコンスタンティノープルは何度も何度も繰り返していますが、(彼らにとっては)彼らの気分次第でそんなものはいつどうにでも変えていいものだということが明らかになっているため、承認する可能性はあるでしょう(今回なくても常にありえます)。

 もし承認すれば、セルビア正教会側との衝突、というか教会分裂は避けられないものと思われますが……。
 しかし、もはや引くことができないのはどのプレイヤーも同じなので承認するかもしれません。

 ロシアとの友好関係を維持しつつ、欧州連合との接近やコソボとの関係改善をはかっているセルビア政府ですが、セルビア正教会ははっきりいってこの動き(コソボに関して)に反対しています。
 セルビア政府とセルビア正教会の足並みが乱れる可能性もあります。

 セルビア政府が教会と歩調を合わせる場合、ギリシャ政府とセルビア政府の間も緊張し、最近ギリシャへの配慮(?)を見せているロシア連邦の姿勢も再転換というか本音というかに戻るかもしれません。
 トルコ政府との対立のために味方を多く確保したいギリシャ政府ですが、北マケドニアやそれを支援するブルガリアなどとっくの昔からギリシャの経済的植民地であり、たいして役に立ちません(ブルガリアは親ロシア派を抱えていますし)。

 

キリスト教/東方正教会/アンティオキア総主教ヨウハンナ10世聖下が、爆発のあったベイルートを視察(2020年8月)

 キリスト教/東方正教会/アンティオキア・東方全土総主教ヨウハンナ10世聖下(His Beatitude Patriarch John X of Antioch and All the East)は、爆発のあったレバノン共和国ベイルートを視察しました。

 

Greek Orthodox Patriarchate of Antioch and all the East(東方正教会アンティオキア・東方全土総主教庁公式チャンネル):
الزيارة التفقديّة للبطريرك يوحنّا العاشر لبيروت – YouTube

 

 (英語)Inspection visit of Patriarch John X to Beirut – Ορθοδοξία News Agency

 

‫البطريرك يوحنا العاشر في زيارة تفقدية لبيروت | Facebook‬
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2557374511032913

 

キリスト教/ジョージア総主教【グルジア総主教】イリア2世聖下が、グルジンスキー系ジョージア王室【グルジア王室】当主/ジョージア皇太子ヌグザル殿下から叙勲を受ける(2020年8月)

※この記事は世界の王室ニュースと重複します。

 

 2020年8月2日、グルジンスキー系ジョージア王室【グルジア王室】当主/ジョージア皇太子ヌグザル殿下(His Royal Highness Crown Prince Nugzar of Georgia : ヌグザル・バグラチオン=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagration-Gruzinskyヌグザル・バグラチオニ=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagrationi-GruzinskiBatonishviliTsarevich)は、キリスト教/東方正教会/ジョージア正教会【グルジア正教会】の首座/全ジョージアのカトリコス=総主教イリア2世聖下(His Holiness Catholicos-Patriarch Ilia II of All Georgia)を、王立エレクレ2世騎士団に叙勲しました。

※この騎士団の詳細がわからないので、騎士に叙任したといっていいのかわかりませんが……。

 

The Royal House of Georgia საქართველოს სამეფო სახლი – ერეკლე მეორის სამეფო ორდენი | Facebook

On August 2nd, in the Cathedral of Sameba in the capital of Georgia, the Head of the Royal House of Georgia, HRH Crown Prince Nugzar Bagrationi-Gruzinski bestowed upon HH the Patriarch of all Georgia Ilia II the Royal Order of King Erekle II.

キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下が、ロシア連邦駐箚の日本国大使と会見(2020年2月)

 2020年2月16日、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会モスクワ総主教庁渉外局長ヴォロコラムスク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Volokolamsk, chairman of the Moscow Patriarchate’s Department for External Church Relations (DECR))は、ロシア連邦駐箚日本国特命全権大使上月豊久閣下(こうづき とよひさ : His Excellency Mr Toyohisa Kozuki)と会見しました。

 両者は、2020年8月に予定されている、キリスト教/東方正教会/ロシア正教会の首座/モスクワ・ロシア全土【ルーシ全土】総主教キリル聖下(キリール総主教 : His Holiness Kirill, Patriarch of Moscow and all Russia【Rus’】)の日本訪問の準備に関して協議したようです。

 また、同大使は、総主教から送られた即位に伴う祝意に対する、天皇陛下(徳仁なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)の謝意を伝えたようです。

 

 (英語:ロシア正教会 モスクワ総主教庁 公式サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Japan’s ambassador / News / Patriarchate.ru

 (英語:イラリオン府主教 サイト)Metropolitan Hilarion of Volokolamsk meets with Japan’s ambassador